朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

宮川町 さか

2009-11-30 | 食べること、レストランなど
東京から来客があり、たまには変わった趣向もよかろうと、このお店を選びました。
 南座の南に位置する花街、宮川町にあります。

 所用があり、午後8時と日本的には遅い開始時刻となりました。
 この夜は小雨が降っていて、宮川筋にはだれも歩いている人もありません。

 芸者と旦那が人力車に乗って通りかかるような感覚に陥りました。



 料理はイタリアン。

 オープンキッチン式のカウンターもあるのですが、今回は二階の座敷で4人で座卓を囲みました。掘りごたつ式に座れました。



 着物を着た仲居さんが、料理や酒を運びます。

 上の写真は、酢牡蠣にもずくをからめた前菜。



 これは、藤九郎銀杏にチーズをかけてオーブンで焼いたもの。ぎんなんもブランドの時代ですね、岐阜県本瑞穂市で採れる大粒で味の深い名品でした。原木は600年もの老木だったようです。

 何種類も料理が一つずつ運ばれてきて、説明もしてくれたのですが、もうなかなか思い出せません。



 これは、2本目のワインをデキャンタしているところ。
 フランス・ボルドーのポムロールを注文しました。しっとりと香りの良い、ほどほどに重いワインでした。
Ch. Domaine de L'Eglise 1999年



 1本目は、フランス・ブルゴーニュのボーヌ産のものを選んだので。
Cote de Beaune 2001年


 ティラミス~ゥとイチゴのデセールも頂いて、至福の時間でした。

 会話に花が咲いて、つい長居となりました。帰るとき一階に降りると、オーナーシェフの坂登志夫さんが挨拶してくれました。カウンターの中のキッチンは、完全に掃除も終わっていてピカピカでした。われらは遅く始めて3時間も居たのですからね。

 宮川筋の夜景です。



 なかなか豪勢で大いに満足できるディナーでした。

宮川町 さか イタリアン / 祇園四条駅清水五条駅河原町駅

夜総合点★★★★ 4.0


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高野川 桜もみじ

2009-11-29 | 京都の文化(秋)
11月28日の土曜日、高野川の土手を散歩しました。ここ数日、歩数計を身に付けることを忘れていたこともあり、少し歩数を稼ぎたいとの気持ちもありました。

 この堤防の桜は葉が赤く染まっていて、とても美しい。



 風も無く気温も穏やかで、とても気持ちがいい散策となりました。



 疎水北白川分線の合流です。この上流は、「哲学の道」ですから、そこに生えている桜の落ち葉が沢山ながれていました。



 こんなに赤い葉っぱもあります。



この木は、高野団地の並木です。木の種類が良く分かりませんが、もしかすると、植物園にある、あの「フー」かもしれない。
 


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てんぷら と うどん

2009-11-28 | 食べること、レストランなど
また、食べ物&てんぷらの話題です。

 近所に手ごろで、美味しいこんな店を「発見」しました。



 いつも行列が出来ている非常に有名なラーメン屋のおとなりです。こちらは行列、全くありません。

まずは、天麩羅うどんです。
 温かいうどんとは、別に天麩羅が数種類お皿に盛ってはこばれてきました。

 ごま油の香ばしい香りがしました。サクサクと美味しい。



 ついでに、天麩羅そばは、これ。



 お店で使用している胡麻油も販売していました。



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てんぷら松

2009-11-27 | 食べること、レストランなど
桂川の左岸、嵐山渡月橋より下流1.5kmくらいのところに、一見、シャビィな飲食店があります。堤防の上にある交通量の多い車道に面していました。



渡月橋の周辺は、嵐山吉兆をはじめとする高級料亭が軒をならべています。
 ですがこの辺りまで来ると、もうまわりは住宅地です。

 ところが、この「てんぷら松」は、CP(コストパフォーマンス)のよい名店として知る人ぞ知るの店だそうです。
 玄関を入ると、オープンキッチン、客席カウンターがありました。



 我らは、奥の別室へ。2階にも部屋があるようです。

 まずは生ビールで乾きをいやし、待つことしばし。

 大きな蓮の葉に乗った前菜が出てきました。



 冷凍してキンキンに冷えた竹筒に入れた、地酒を頂きます。酒が凍っているわけではありません。



 ひものような、なんとかの揚げ物。



 秋も深まり、旬となった蟹が出てきました。
 ブランドの証明タグ、「津居山港」から出荷。最高級の品質のあかし。



なんと、刺身は、菊の生花の上に盛り付けてあります。



 蒸しもん。自家製からすみ。煮たこの濃い味が美味。



 特別な魚のだし、それを食べて欲しいので、季節はずれですが手彫り氷容器にいれた素麺がでてきました。



勘定をして、店を出ようとしたとき、店主のおっちゃんが顔をだして挨拶してくれました。



店構えや、調度品、サービスを競う店ではありませんが、こんな良い店はやはり繁盛しますね。

 追伸:きれいで美味しい料理が出てきて、材料など説明してくれるのですがメモを取っていないので、素材名などはほとんど覚えていません。上記の記事にも間違いあると思います。

 追記2:肝心のメインの天麩羅を掲載忘れました。





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松尾神社

2009-11-26 | 京都の文化(秋)
阪急の桂で乗り換えて、嵐山の一つ手前の駅は松尾です。

 七五三のお参り家族がちらほらと。



 なにかほほえましい風景でした。お母さんと散歩していた近所の小さな女の子が、赤い着物の子に「おめでとう」と声をかけました。



 ここの神様は、清酒の守り神ともなっているので、こもかぶりの奉納樽がずらりと並んでいる景色もありました。



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パナソニックのデジタル一眼カメラ

2009-11-25 | もろもろの事
新しいカメラを入手しました。

 Lumix GF1。レンズ交換ができる一眼カメラですが、フォーサーズというレンズの小型化規格を採用し、従来の一眼レフカメラには必須であった内部のミラーを排除したので奥行きが短縮されています。

 カメラとレンズ、撮影モードのテストをしてみました。レンズは、20mmの薄型パンケーキレンズ(F1.7 :これは相当明るいレンズです)、固定焦点。ですが、画素数の切り替えで光学2倍が可能、さらにデジタル処理で、その2倍、4倍と倍率を上げることがでます。
 焦点距離を変えられる「ズームレンズ」全盛の時代ですが、あえて単焦点にして、小型化と高性能(明るい)をねらったコンセプトも頼もしい。ズームレンズは構造が複雑となり、F値は大きく(暗く)なります。

 夕刻の花壇です。「花」撮影モードにして、後方をぼかしました。





 河川敷の草野球広場です。少年のチームの試合が終わって、一斉に自転車で帰宅。
 動きのある被写体です。周辺は薄暗くなっていましたが、どうにか写っています。レンズが明るいので助かっています。
 もう2、3メートル近づけていたら、もっと少年たちのスピードが表現できたのでしょうが、被写体に気がつくのが数秒遅かった。


 
 夕焼けモードで、愛宕山を眺めました。



 嵐山の渡月橋、右岸からの風景。もうかなり暗かったのですが、手持ちでの撮影です。レンズが明るい(光を多く集めている)ので、見た目よりも明るく写っています。



 下流から、渡月橋を写しました。



 いままでの、メモ代わりキャノンのコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)と違った撮影が楽しめそうです。

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京都一  うまい!

2009-11-24 | 食べること、レストランなど
世界一、日本一とか。スポーツならば試合で勝負できますが。

 食べ物の場合、どうやって順番を決めるのでしょうか。

「京一 うまい店」に行きました。





そう、店の名前が京一でした。なるほどのネーミングですね。

 中華そばを頂きました。
 いわゆる「京都ラーメン」とは違って、伝統的な中華そばです。ですが関東風とは少し違いました。出汁がややにごり、トンコツ味も少し混じっている感じです。





 町の大衆食堂さんでの話題です。(大宮四条、「京一」)

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高雄から清滝へ、ハイキング

2009-11-23 | 京都の文化(秋)
神護寺本堂の前の紅葉を、下から日の光で透かして眺めるととても色とりどりでした。



清滝川のほとりまで下山してきたのですが、もう少し歩きたい気分でした。麓の案内図を見ると、この渓流に沿って清滝の集落までハイキング道があって、約4キロメートルとのこと。そこまで行けばバス停があります。
 まだ時間もあるので、歩くことにしました。



 川向こうに営業している料亭があって、橋が架かっています。

ハイキング道のルートはこのようになっています。南西の方角に歩いて行きました。



川床が岩となっているところが多く、水は深い青緑色に見えました。



北山杉の若木の幹を根元にところで切ると、脇から枝が生えてきてこれを3、4本真上に伸ばします。こんな人工的な北山杉が、庭木として珍重されています。
 「台杉」というそうです。調べてみると、昔は優良な北山杉を、同じ株から何十年にも亘って育成して、上部だけを伐採する栽培方法でした。それが鑑賞用の庭木となったとの事です。
 その杉を育てていました。



沈下橋を渡ります。このあたりの紅葉は、ほとんど散っていて木の枝ばかりが残っていました。



道のほとんどの場所は平坦ですが、所々、多少の岩場もありました。



ゆっくり歩いて、1時間と少しで清滝に到着。先日、愛宕山に登山するために来た場所です。この集落には、飲食店も売店、みやげ物店も開いていませんでした。



 橋の袂にには、2、3軒の大きな2階建ての建物があり、元料亭旅館だったのでしょうが、もう廃墟となっていました。

 市民の娯楽の形態が変化し、かつては流行だった「紅葉で一杯」「雪見酒」「桜で一杯」などの団体宴会旅行が無くなってしまったせいだと思います。日本がまだ貧しい時代から高度経済成長の頃までは、職場旅行や町内会、頼母子講など、大勢で飲んで楽しむことが、数少ないリクレーションでした。



 嗚呼、昭和は遠くなりにけり。


~~~~

(追記)
 上の大きな元料亭(多分)の一軒となりです。屋根が傾きかけていて、シートをかぶせてありました。


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高雄

2009-11-22 | 京都の文化(秋)
今年も高雄の神護寺に紅葉見物に出かけました。

 バス停から、清滝川のほとりまで坂道を降りていきます。その途中にある茶店の一角で、おばちゃんが「紅葉のてんぷら」を揚げていました。



2、3日前に雨が降って風も吹いて、かなりのカエデの紅葉はあっという間に散ってしまったと茶店のおばちゃんがお客さんに話していました。

 急な石段を石段を登りつめて到着した神護寺の山門の前は、こんな様子です。例年ならば、門の直ぐ前の紅葉が両側から覆いかぶさっているのですが。



 ほとんど散ってしまった枝の先っぽに鮮やかな赤い葉が残っていて、陽の光に透けてきれいでした。



 本堂前の広場から下を眺めると、こんな感じでした。



本堂の右手の高台に多宝塔があります。この中に、秘仏でめったにはご開帳しない五大虚空菩薩坐像が収められています。拝観できなくて残念でした。



 緑の苔の上に散った紅葉葉も風情があります。



 「厄除け かわらけ投げ」があります。その場所から、清滝川が目の下に。川に沿ってハイキング道が見えていて、胡麻のような人が数人歩いていました。

 子供が、「ねえねえ、『ヤクヨケ』って、どんな意味?」と親に尋ねていました。
 親は面倒なのか、答えていませんでした。・・ま、簡単には説明しにくいよね。



昨年の高雄の記事は、 ここ ここです。
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真如堂

2009-11-21 | 京都の文化(秋)
このお寺も紅葉の名所です。
 毎年11月15日は「お十夜」という行事がとり行われます。11月5日から10日間連続して僧侶が念仏を唱え、それが結願する日です。盛装した僧侶や稚児の行列があったのですが、あいにくそれには間に合いませんでした。



 秘仏ご本尊の阿弥陀如来の開帳があり、そのお手につながる太い紐が境内の中央まで伸ばされていました。





境内のテントでは、信者さんたちとその子供たちがが十夜粥をふるまったり、櫛団子を焼いて販売したりしていました。



硬い木の実が、本堂の前にある背の高い木に沢山成っていました。これは菩提樹の実です。

 菩提樹の花の写真はここにあります。

 このお寺のウェブに書いてある説明によれば、「実のご利益はいろいろ言われていて、以前は「財布に入れるとお金が貯まる」だったのが、最近は「良縁」や「子宝に恵まれる」だの、「お十夜の結願の朝、誰にも見られないように拾うと子が授かる」など様々。寺の預かり知らないところでささやかれています」との由。

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