朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

公共の貸し自転車(まちのり)

2012-06-30 | 京都の文化(夏)
金沢でとても感心したことの一つはこの「まちのり」、公共レンタサイクルです。



こんな無人のサイクルポートで、借りて、好きなサイクルポートで返却、乗り捨てします。観光場所を見学している間は、駐輪場としても使えます。もっとも誰かが乗って行って自転車がなくなると次の人が駐車するまで待たねばなりません。

市内の18ヶ所に、サイクルポートが設置されています。


 (引用:公式パンフレット)

1日200円(ただし1回30分までで以降は追加料金200円/30分)、1ヶ月1000円、1年9000円と設定されているので、通勤通学にも使えます。



京都にはありません。駅前やバス停周辺の違法自転車駐車を減らすためにも実施してほしいと思います。

国際観光都市パリには、2009年の時点で実施されていました:
パリ市が提供する貸し自転車ヴェリブ
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主計町(かずえまち)に泊まる

2012-06-29 | 国内各地の風物


浅野川(金沢市)のほとりに主計町茶屋街が残っています。川の反対側には「ひがし茶屋街」があってそちらのほうが広くて有名ですが、こちらは訪問者が少なく静かで気持ちのよい雰囲気でした。

この中の路地を入ったところにある二階建ての町家をまるごと借りることができました。小さな子供連れであったこと、家族に加えて友人もいれて総勢7人。



和室でゆっくりとくつろぐことができました。



坪庭もあります。



2階にも、和室が3室ありました。
浴室、洗面室、トイレは現代の最新機器が取り付けてありました。川の対面には伝統的スタイルの銭湯もあり、歩いて3分くらい。



キッチンには基本的な食器や器具が揃っているので、自炊も可能。コーヒーマシンも最新型でした。



朝食は、料亭からの仕出しでこんな和風のご馳走が並びます。野菜や米、魚など地元の材料を使っています。棒茶の茶粥が、すこし渋くてとても美味でした。

キャンペーンとして、1泊料金で2泊できるので、かなり節約することができました。(菊乃や 株式会社町家金沢にて)

※題名、主計町のふりがなを訂正しました(かずえちょう->かずえまち)2012-06-30
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ひがし茶屋街

2012-06-28 | 国内各地の風物
花街の街並みが保存されています。



情緒ある地域なので多くの観光客が来ています。多くは喫茶や食事、おみやげ物、和菓子屋として営業しています。



ここ近くに宿泊したので、土曜日の夜間と翌早朝に散歩しましたが歌舞音曲は漏れ聞こえて来ませんでした。もう料亭遊びをするお客は激減しているのでしょう。



昼間、散策の途中に買食いした生麸まんじゅう、あっさりした甘みでおいしかった。
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金沢21世紀美術館

2012-06-27 | 国内各地の風物


「スイミング・プール」レアンドロ・エルリッヒのトリック美術が有名です。



地上から眺めると、こんな風景です。

水の中に人が歩いているのが不思議ですね。



最初の写真にあるトンネルをくぐって行くと、プールの底はこうなっています。

透明な天井板の上に10cmくらいの水が張ってあり、わざとポンプでさざ波を立てていました。
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兼六園

2012-06-26 | 国内各地の風物
金沢伝統の名庭園、兼六園を散策しました。



日本庭園に噴水は、面白い。滝はよくありますが、吹き上げる意匠は当時としてたいへん大きな工夫だったと思います。電気モーターがない時代に川の上流から水を引いてきて、サイホンの原理で水の圧力を作って噴水を作っています。



[徽軫灯籠](ことじとうろう)
霞ヶ池の北岸に配された兼六園を代表する景観です。徽軫灯籠は足が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いたと言われています。(引用:兼六園公式web)



[雁行橋]
(がんこうばし)(かりがねばし)
11枚の赤戸室石を使用し、雁が夕空に列をなして飛んでいく様をかたどった「雁行橋」。石の一枚一枚が亀の甲の形をしていることから「亀甲橋」とも言われ、この橋を渡ると長生きするとされてきましたが、現在は石の磨耗が著しいため、通行できなくなっています。(引用:同上)



桂坂口につながる茶店通りです。
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金沢散策

2012-06-25 | 国内各地の風物
成巽閣(せいそんかく)、金沢、を見学しました。



兼六園に隣接する場所に、この伝統建築があります。加賀藩十三代藩主の母・眞龍院の隠居所として作られました。

建物の造作は非常に凝ったものでした。特に二階にある「群青の間」の天井は、鉱物質の濃い青のと木の天井板が現代的なデザインでした。

特別展として、御所人形のコレクションが展示されていてすばらしい工芸品を鑑賞しました。

いずれも撮影禁止のため画像はなし。

�葺(こけらぶき)の伝統は維持更新されていました。



外の庭には、こんな青梅の実がなっていました。







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真如堂の庭園

2012-06-24 | 京都の文化(夏)
鈴聲山真正極楽寺真如堂が正式の名称です。



このお寺には四季折々何度も参詣しているのですが、初めて本堂の内部と庭園を拝観させていただきました。
上記は「涅槃の庭」。釈迦の涅槃を石組みで表現しています。左手のやや大きな石がブッダの頭部であり右に並ぶ石が身体。
周囲に置かれた石は涅槃を悲しむ弟子や動物たち。北を頭部に置く「北枕」となっています。

庭の借景は、大文字山と東山の緩やかな山並みです。作られたのは案外に新しくて1988年。



こちらは、三井家の位拝殿の前庭です。
さすがに三井ともなると剛毅なものです。(意味違うかな)

重森三玲(著名な造園家)の孫、重森千青の設計だそうです。2010年造成。まだ石や土が新しいので、感心できる風景にはなっていないと感じました。血脈は芸術的才能にて引き継がれるのかどうか・・。
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新幹線の改札

2012-06-23 | もろもろの事
東海道新幹線で京都と東京を往復するたびに、いつも思うことがあります。



なぜ、何度もチケットの検査をするのでしょうか?
もちろん自動改札機の検査を含めてのことです。

ネット等で調べると、自動改札機は1台で数百万円もする高価なシステムのようです。初期投資がその価格だとすると通常年間10~20%の減価償却費と維持管理の費用が必要となります。こんな高価な機械が改札や乗り換えゲートにずらりと並びます。

それに加えて、車掌の検札が必ずやってきます。(東海道新幹線では)
座席指定車両では、車掌には座席ごとの乗客のデータをリアルタイムで受信させることは現代のICTで十分に可能。検札は自由席だけやればよい。サンプリング検査として、時たまに検札することはやってもいいし、違反者には数十倍のペナルティ料金を課すればよいでしょう。

近鉄特急などでは、車内検札は普通はありません。東北新幹線では車内検札はないと聞きました。


 「ソウル駅のKTX専用乗り場入り口。奥がホームとなる」
 引用:廉 宗淳 「韓国はなぜ電子政府世界一なのか」ダイヤモンド・オンラインhttp://diamond.jp/articles/-/1921/




韓国だけでなく、欧米の鉄道のほとんどでは厳密な改札はなく、乗車時刻の証明のための入場刻印(ヴァリデーション)だけが乗客の意図で実行されています。刻印を怠ると罰金が大きい制度となっています。
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両足院でお茶

2012-06-22 | 京都の文化(夏)
半夏生(はんげしょう)の庭を拝見して、庭の向こうにある茶室に向いました。



そして、お庭を眺めながらお茶を頂きました。・・・多少の追加料金。



軽やかな風が流れてとても風流。



作法では、まず、お菓子をいただきます。

この饅頭は、外側に金星と三日月。

モダンな意匠です。京都の和菓子店で限定製作。
あんは、薄緑でした。これはハンゲショウを愛でて、とか。



で、お茶を頂きます。 ..美味。



これは床の間の生花。 日本文化の極みですね。

※お寺の「公式Twitter」でも、発信していて、現代的メディアです。
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半夏生

2012-06-21 | 京都の文化(夏)
不思議な「花」、葉? この季節に咲きます。

”半夏生とは、七十二候の一つ「半夏生」(はんげしょうず)から作られた暦日で、かつては夏至から数えて11日目としていたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。毎年7月2日頃にあたる。”(引用:Wikipedia ) [2012年は7月1日]



京都の祇園、建仁寺の塔頭(現代的には支店とか社宅かな)、 両足院です。



龍の天井絵で有名な建仁寺をパスして、境内を南に歩いて2分でここに至ります。



普段は非公開のお寺なので、特別公開でも受付などは素朴でした。



予想以上に落ち着いたそして美しい日本庭園を堪能しました。
 (つづく)
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