朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

インターネットの始まり

2008-04-29 | 社会貢献(仕事)
日本国際賞のサーフ博士とカーン博士。
 貢献は確かに大きいのですが、他の自然科学とは異なり、ネットワークやシステムでのイノベーション(社会や文明を変革するような画期的な実用技術)は、1,2の個人の創意だけでは達成できないのです、特に現代では。
 インターネットの情報伝送と交換の原理は、彼ら以前に、ポール・バランが「パケット」方式として提案していた。特徴は、集中的な管理が不要で、受け取った交換機が自分が持っている経路情報で「適切に」リレーしていくことを原理とする。
 これが、当時1960年代70年代の米ソ冷戦、核戦争危機での軍事ネットワークのデータ伝送=コンピュータ間通信に、妥当な方法として採用されたのです。爆撃で多数の伝送路が破壊されてもどうにか目的地に到達する可能性がある通信システムとして。
 これを実用的なレベルで、コンピュータ間の制御信号の規則にまとめたのが、サーフ博士。その注文を、米軍研究費で受注したのがカーン博士の属していたBBN社。
 その後、大学のコンピュータ大規模化が進展。性能が大幅に向上、価格はむしろ低下。大学間の共同研究が活発化。冷戦が終結し、軍事研究の公開。当時の研究用コンピュータのデファクト標準OSであったUNIXバークレー版のUUCP(データ伝送プロトコル)に彼らの方式が採用。コンピュータ産業が米国の基幹に。
 彼らの「リーダーシップ」の旗の下に、全米と世界中のコンピュータ科学の研究者が集まる。
 慶応大学の村井純先生も、このタイミングで米国に留学。これを持ち帰り、エバンジェリストとして日本でこの分野の研究者の啓蒙に活躍。
 と、全てが好回転して、今回の受賞となりました。村井先生(日本のInterntの父)にも会場でお会いしました。
 

 
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日本国際賞2008年

2008-04-26 | 社会貢献(仕事)
日本発のノーベル賞を意図して、24年前からこの表彰が始まりました。
 松下幸之助氏の寄付が基になっています。
 今年の授賞式と講演会があったので、22日と23日東京に出かけました。
 受賞者は、インターネット技術の創案者(Cerf氏とKahn氏)そして遺伝医学ゲノミクス創始者(McKusick氏)でした。
 ハゲのおじさんがサーフさんです。1976年に米国の軍事研究の一環として大学間のコンピュータをつなぎました。ARPANETと呼ばれたのです。もうこのときから、無線パケット自動車の実験をしています。
 インターネットは、その後、米国防省の技術解禁を経て、外国と民間に広がり、1995年のマイクロソフトのWindows95に「おまけ」として接続プログラムが搭載されて全世界に広がりました。
 
 
  
 最後の写真、真ん中のおじさんは、例のケンタッキー鳥屋KFCのサンダースさん。サーフさんの長年の友人とのことでした。
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春のおばんざい料理

2008-04-20 | 食べること、レストランなど
錦市場の真ん中あたりに、いけまさ亭があります。
 料亭に野菜を卸している八百屋さんが、しっかりとした料理を作って食べさせてくれます。八百屋の事務所のような室内で15人も入れば一杯。
 家族経営らしく、やや年配のお父さん、30歳くらいの息子、すこし若い娘、多分お母さんが料理担当でしょうか。
 前菜の野菜料理には、夜は、6種類あって少しずつ選べました。3種盛りで500円。焼たけのこ、木の芽味噌かけ、若鮎のてんぷら、鯛の白子照焼など、堪能しました。
 昼は1種類の定食だけのようですが、夜は料理の種類も増えます。ほとんどのお店が戸を下ろした暗い錦通りをドンドン奥に進みます。こんなところに、本当に店が有るのだろうか、というドキドキ感もいいものでした。
 


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ハナミズキ

2008-04-19 | 国内各地の風物
桜のつぎは、花みずきです。
 近所の公園や住宅の庭で一斉に咲きだしました。
 なぜか、英語では、Dogwood(犬の木)という名前です。北米ではそれほどありふれた、親しみのある木ということでしょうか。
 相当以前になりますが、米国に滞在していたとき、ペンシルバニア州の大きな公園に、この花を集めた名所があました。4月後半から5月になると、森中でこの花が咲き強烈な明るい色彩にいろどられていたのを思い出します。長い冬が明けて、急速に夏が近づくとき、Dogwoodが春のシンボルとして人気があるのだろうと思います。
 その公園の近くに、ハーシーチョコレート会社の「チョコレートタウンUSA」があって、見学用工場の中をトロッコ電車に乗って見物しました。出口には、確か、試食と売店がありましたね。テーマパークの原型だと思いました。
 




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トゥーン城(スイス)

2008-04-18 | 油彩水彩画、雑誌の表紙
ベルンからインターラーケンに向かう途中にトゥーン湖がある。
 このお城は12世紀に湖水が流れ出るアーレ川岸の丘に建てられた。城下には古い町並みが残っている。狭い道路の両側に二階建ての歩道を付けた建物があり、屋根が道につき出た特異な景観を見ることができる。
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嵐山

2008-04-17 | 京都の文化(春)
12日に嵐山に行ってきました。
 土曜日ということで、たくさんの人が春の保津川を楽しんでいました。
 両側の山に咲く自然の桜もうす緑や黄色の木々中にぽっと浮き上がっていて、のどかな休日でした。

 
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夜桜

2008-04-11 | 京都の文化(春)
八坂神社から入って、夜店の並んだ参道をぬけて、その奥の丸山公園に行ってきました。
 しだれ桜の大木が光に照らされてとても立派でした。
 奥の池に映った姿も、少し神秘的でした。
 木の下での宴会も盛んでした。(4月9日夜撮影)
 
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近所の食堂

2008-04-10 | 食べること、レストランなど
当面、仮住まいで金閣寺のお隣の安アパートに居ます。
 このあたり、昼間は観光のお客さんで一杯ですが、夜になると普通の(高級)住宅地。
 なので、飲食店がとても少ない。広いバス通りに面した「イタリアン」「魚介類」の店に入ってみました。表の看板や店の名前は、おもいきっりItalianですが、中はゆったりとした居酒屋さんでした。
 そこで、鯛のカルパッチオ、炭焼きの大アサリ、ムール貝チーズのせ、イカげそ等と頼んで、一人宴会をしました。美味でした。
 
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植物園

2008-04-09 | 京都の文化(春)
昼休みに、府立植物園を散歩しました。
 なんせ本職の場所なので、色々な桜がありました。もう散ってしまったのも。桜だけでなく、椿、チューリップなどなどたくさんの花が咲いていました。
 (シニアは入園料無料というのも嬉しい)
 
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Neo SAKURA

2008-04-07 | 国内各地の風物
岐阜の山奥に「薄墨さくら」があります。地名は根尾。
 伝説によれば、1500年くらいの古い桜です。
 これまで何度も、枯死の危機があったとのことを、この桜の公園にある記念館で知りました。そのたびに、強力に助けてくれる人物が現れて再生、例えば昭和40年代では宇野千代さん。まさに満開でした。
 
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