朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

株主総会

2018-06-28 | もろもろの事

確か、二昔前であれば、6月月末平日の最終日1日前が上場企業の株主総会の集中日でした。(今日)

時代がかわって「総会屋」なる職業が衰退し、しかしコンプライアンスや内部通報制度、IR情報公開が進展して、暴力的言動あるいは議事妨害をする(それを回避する対価目的)風景はほとんど見なくなりました。

ただし、東電など電力会社には一株株主(一株は単位株)多数が事前に株主提案書を提出して出席していると報道されています。株主総会の決定規則は参加人数の過半数ではなくて株式保有数に比例した決定(法定重要事項は過半数より大)です。

数字だけからいえば、総会に集合してくる一般株主は全部集めても誤差範囲程度の株数でしょう。

久しぶりに、大会社の経営陣の「緊張した雰囲気」を味合うために、この会社の総会に出席しました。(受付番号1870!)



もはや数少ない関西に本社をおく会社です。

社長は、創業家(100年前)の御曹司で52歳。総会資料の「大株主」リストをみると、創業家の株式保持会社が12%超、母上らしき個人が2%強、社員株主会らしき組織が6.5%、公益法人(創業家ゆかり?)が2.8%となっています。

総会の議事進行は社長が弁舌さわやかに淡々と仕切っていきました。事業報告もよくまとめられていてスライドを活用してわかりやすい説明でした。久しぶりに、「経営用語」を駆使する事業報告を楽しく拝聴しました。

参加者の多くは中高年でしたが、女性が意外に多く2割弱はいたようです(着席周辺のサンプリング値)。

質疑応答になると、2000人収容のホテル大宴会場の各所に控えた女性社員たちが、さっと(アルファベットを記した)プラカードを掲げました。議長の社長はその記号を見ながら、手を上げた人を指名します。最初の人は、いかにも社員株主ではないかと思われる質問。

その後は、淡々と、一般株主の質問が続きました。多くは「消費者」としての質問で、こんな商品がほしいとか、こんな行事にスポンサーしてほしい、テレビコマーシャルへの希望など。ポディアム(壇上)の役員はすべて50代以上の男性。そこで、質問があり「女性の幹部育成」をどう考えているかと。社長の答弁は(多分、想定質問あり)、「弊社は総合職の女性新卒採用の拡大が遅れた(20年も前の話、先代の責任)、そのため役員候補となる部長クラスに女性がいない、しかし課長職に41名いる。また、本日も皆さんからは見えないとおもうが、後ろの低いところに登壇者をサポートする社員として数人が座っているがそのうち3名が女性。現在の新卒採用では総合職の男女比は同数」でした。

質問者がいなくなるまで、十数人の質問に答えました。決議事項の採決は「賛成者の拍手、賛成多数」で議長が決定を宣言。(えぇ!)

10時から始まった総会は11時半ころ終了。

十数年前に、とある大手企業の総会に何度か社員株主あるいはサポート要員で参加しました。社員株主は受付30分前から並び最初に入場して最前列の数列に座りました。いざとなったら社長に突進する特殊株主の進路を塞ぐため体格の良い人が選ばれた(かも)?。ポディアムの下のよく見える席に顧問弁護士数人が陣取って、議事妨害への答弁拒否に備えました。リハーサルも1,2度。当時の社長等がそこまで「総会屋」や過激な野党支持者などを恐れてたのです。

こんなお土産を頂きました。



まあ、数百円くらいのものですが、まあ嬉しい。

交通費の補助程度は、法令でも許容されているのでしょう。

午前中の総会だったので、帰路、ランチのため電車から京橋で降りて(総会会場のホテルは中之島なのでレストランなどは超セレブ、年金生活には高値の花)、大阪名物「お好み焼き」を
探したのですが、見当たらなくて、ここ、珉珉で餃子定食ランチにしました。うまかった。

 

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夕焼け

2018-06-25 | 京都の文化(夏)

6月24日(日)の夕方、19:26頃の愛宕山方面の夕暮れ空です。(左京区から西の空を望む)



梅雨の雲が低いところに停滞していたせいか、地平線の先に落ちた太陽からの赤紫の光線だけが投影されていました。

翌日の天気予報では、晴れ、最高気温は35度の猛暑日になるようです。

 

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地震の自衛対策(一部)

2018-06-22 | もろもろの事
大阪北部地震が発生したので、京都市でも震度4、びっくりするほど突き上げの揺れがありました。



直後や翌日は近所のスーパーやドラッグストアの水ペットボトルが売り切れました。

今日になると 水ペットボトルはダンボールで積み上げて売っていました。

懐中電灯、ハンドライトが今の住宅にはないことがわかったので、買ってきました。単3が一つのLED ライト、結構明るい、24時間の光源持続が可能と書いてあります。電池も買いました。(実はいずれも百均)

写真のLEDランタンは東日本震災の時に買ったもの。ペット水はローリング入れ替えで保存しているもの。

合わせて、スマホの外部バッテリーの大型(LEDライト付き)も通販で注文しました。


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みな月

2018-06-16 | 食べること、レストランなど

京都には和菓子の伝統文化が庶民にも根付いているようです。



「みな月」、水無月つまり旧暦で六月のことです。月の名前が伝統的なお菓子の名称になっています。

この和菓子屋で買ったものではないのですが。

お菓子の本体はういろうのような味がします。

さて、梅雨の時期なのになぜ「水がない月」なのか?

まずは陰暦なので太陽暦では5月頃に相当すること。

次に、「神無月」(旧暦十月)と同様に無という字は「の」という意味の連体助詞だとか。つまり、「水の月」、田んぼに水を引く頃です。

**

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「出町ろろろ」で友人と十数年ぶりに再会

2018-06-15 | もろもろの事

昭和の風情がまるごと残る「枡形商店街」を歩いていきました。


七夕の飾りつけがアーケードを飾ります。

この右手の和菓子屋さん、美味しそうな和菓子を並べています。・・が、この商店街の入り口から河原町通りを下がったところにある「ふたば」にはかないません。ふたばには数十人の行列ができていました。(豆餅が名物)



さてこの店が、予約の場所。

友人が少し早くきていて、顔姿ですぐに分かりました。しばらく前に、FBにて、おお、彼だとFBコンピュータが教えてくれました。

彼とは十数年前に当時の業務上の対立する議論のために何十回も某委員会でライバル関係でした。彼のボスは、いまをときめく某S会社の孫社長でした。私は大手の通信会社から脱サラして第2の人生をかけて「戦って」いました。週1回の会議では朝10時開始、昼は1時間休戦、夜は6時終了予定が、いつも8時過ぎまで延長戦で、大阪の会社の委員が新幹線に乗れなくなるので、休会して次週となりました。件の社長は毎回出席して、途中秘書がメモを差し入れても首を振って退出しません。その時に常に彼の隣に座って知恵をつける人が今日の友人です。




その論争は幾多の経緯を経て、霞が関の委員会(強制力がある)にて審議されて、再び当該委員会に差し戻し。そのときには私が大学に転職していたので公正中立と認識されて、委員長に擁立されました。で、その後何回かの会議の結果、関係者の合意に至りました。



転職したT工業大学で、社会的に有名になりつつあったS社長に大学講堂での講演をお願いしたところ、快諾を頂きました。会場は満員になりました。成功した(つつあった)ベンチャー起業の社長が何を語るか、当時の学生にも大きな興味をひいいたと思います。



ということで、食事の2時間+はあっという間に終わりました。

お土産に頂いた、iPhoneケースです。

彼はその社長の覚えもめでたかったのですが、2005年に執行役員から退職し新婚の奥様と世界周遊旅行を1年間楽しんだそうです。

その後、インドネシアのバリ島がお気に入りになって、6年間滞在。

奥様の特技であるデザインと工芸品製作を現地のスタッフに教えて、製品化にも成功されたようです。その製品の一つが上記のケースです。生地は本物の英国リバティプリントです。

工房をバリに立ち上げて、ネット販売、amazonでも購入できるそうです。

http://www.shokomiyamoto.com/link

https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Daps&field-keywords=shokomiyamoto

 

10年少しという年月には、人生色々な分かれ道があったようです。

まだまだ、長生きしなくては。

 

 

 

 

 

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LINE 京都に開発拠点 を開設

2018-06-14 | 京都の文化(夏)

 やはり、京都がこれから日本のシリコンバレーになるようだ。

 文字通り比叡山・東山と愛宕山に挟まれて鴨川・桂川が流れるValleyだし。京都にはニンテンドー、京都アニメ、ノーベル賞大学、多くの芸術大がある。パナソも中京区に家電研究拠点を作った。

 〜 優秀な人材をリクルートするには、場所の魅力が重要だと欧州の米国企業に聞いた。スイスのジュネーブは物価も土地も高いが人材募集に最適だそうだ。モンサント化学会社や米国タバコ会社(現、日本タバコ)の欧州本部がそこにある。


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シンガポールにてはじめての米朝首脳会談

2018-06-12 | 外国の風物

いよいよ本日、シンガポールでこの会談が始められるようです。



前日の夜、突然キム委員長がホテルから出て2時間くらい市内観光したようです。

頂上にプールを乗せたマリーナベイサンズホテルや、植物園を見学して、湾をまたぎマーライオン噴水を眺めることのできる吊橋の上で、シンガポール外務省と並んで自撮りしたとか。


しかし現実では、まさにテロリスト国家の独裁者であり、人類の最悪武器核兵器を各国を騙し続けて「完成」させました。

国際関係、国際交渉では、「力が正義」を示しています。国連の仕組みも無力です。




現地時間で午前9時(日本時間10時)から始まるのですが、どうなることやら。・・・

(TV映像はABCテレビ画像より)

 

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真如堂

2018-06-09 | 京都の文化(夏)

 

吉田山の東南側にこのお寺があります。

観光客の数は、銀閣寺、哲学の道や金戒光明寺に比べてぐっと少ないので静かです。

紅葉や桜の木々もおおいのですが、この時期は紫陽花がたくさん咲き誇っています。



本堂と境内。

手水には紫陽花と青もみじが・・

青もみじと寺提灯。

 本堂の右手に菩提樹があって、花盛りでした。秋になると、黒く硬い実がなります。

 

 

左手には、沙羅双樹の木。2輪が咲いていますが、蕾が沢山。あと数日すると見頃でしょう。

本堂の裏に紫陽花庭園があります。






赤い一輪がすくっと立っていました。



歩道の両側からはみ出して咲き誇っています。

 

 

木々の間から、大文字の山が眺望できました。

 

本堂に戻って、山門に向かう途中に、

 

一重のクチナシが咲いていました。咲き終わった花が黄色く下をむいて下がります。

 

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映画「ピーターラビット」

2018-06-08 | もろもろの事

こんな映画を見ました。

ビアトリクス・ポターの可愛くて素敵な絵本の主人公うさぎの「ピーターラビット」が英国の湖水地方で生活する物語は世界中の子供達の人気者です。

ところが、この映画は、最初から意表を突くトンデモいない活躍ぶりが画面いっぱいに広がります。(画像引用:http://www.peterrabbit-movie.jp/

かなり昔、欧州に駐在していた時、休暇で湖水地方ウインダミアを旅したことがあります。静かでクラシックな小ささなホテルに泊まり、自然保護されたフットパスを歩いてポターの家「ヒルトップ」美術館も見学しました。

さて、映画の感想、このうさぎはとんでもないいたずら者(人間から見て)、まさに害獣でした。ただ一人の理解者は画家のビアだけ。特に、強敵は野菜を大切に育てている頑固な老人マグレガー。ピーターの味方、仲間たちは、同族のうさぎたちだけでなく、近くの森に住む動物たち。ビアは「もともとは動物たちの住む場所に「人間」が侵入して来たのだから、動物たちを排除するのは間違い」と考えています。・・・

あとは、ネタバレになるので、興味を持った人は映画を見に行ってください。

技術面で驚いたのは、うさぎたちや多数の野生動物は当然CGですが(VX?)、ヒロインや助演俳優たちは実写、背景の野菜畑、家屋、室内などは実物(と思うので)、どうやってシームレスに合成したのだろう、そして俳優はカメラの前でまだ存在しないラビットとどうやって演技したりハグしたりしたのだろうかと。

驚きでした。

** 

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梅雨入り

2018-06-07 | 京都の文化(春)

昨日(6月6日)関西、東海、関東甲信が梅雨入りしたと報道されました。また、昨日は芒種(ぼうしゅ)でもありました。昔の季節感では「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」。次の節気は「夏至」、今年は6月21日になります。

夕方、買い物に出たついでに近所を歩いてみました。



近くの小川。

東山の一つの地域から湧き出して、地下水や雨水を取り込んで流れてきます。田畑が減少する一方で、近年の住宅や建物の増加で急な大雨では地面に浸透することが減り、川への流入量が増えると氾濫する可能性が高まりました。幸い、近隣住民の要望が聞き入れられて、京都市の工事で隣接する大きな児童公園の地下に貯水プールが建設されました。これで百年に一度くらいの大雨には耐えられるでしょう。

小雨の天候には、やはりあじさいがよく似合います。



ヤマボウシ。



ガクあじさいの一種、墨田の花火かな。

グランドカバーの草も水を得て、光っていました。

 

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