朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

「旅に出よう」 近藤雄生 著

2010-05-31 | もろもろの事
近年は、日本の大学生が米国に留学することが少なくなっていると新聞記事にありました。

 2004年をピークとして、4割減少です。その反面アジア諸国への留学が増加しているが、全体では減少傾向だとか。

 京都大学でも海外一流大学との交換留学の枠が埋まらない。

 中国、韓国の人たちの米国留学数は増加しており、特に学部よりも大学院への留学が多いようです。それらの国にとっては人材流失ともとらえることができますが、何割かは将来的に帰国して技術やビジネスを持ち帰るし、また米国ビジネスと故国の橋渡しの役割をはたすことでしょう。

 アジアも大切な隣人ではありますが、なんといっても世界の政治経済、文化、技術、消費を牽引する米国への日本人留学生の減少は、残念なことです。

 そんな状況ですが、元気な若者が最近、上梓したこんな本があります。



 岩波ジュニア新書です。

 著者は日本で大学院修了後、西オーストラリアでのイルカボランティアを出発点にして、東南アジア、中国、中央アジア、欧州、アフリカを5年にわたって、時には現地で仕事をしながら、新婚の奥さんと二人で「遊牧」しました。

 そのドキュメンタリーです。

 好奇心と合理的な慎重さがあれば、多少の治安不安定や衛生状態の悪い場所でも行くことができるし、そのような所ほど珍しい体験ができる。普通の観光資料にはない素晴らしい風景にめぐりあえる。そしてなにより、現実の実物大の現地の人々と交流ができると書いています。

 英語、そしてその土地土地の言葉も必要に迫られれば上達します。努力は必要だけれど。

 外国の各地で、勇気、知恵と工夫によってしっかり職業を持ち生活している日本人の人たちの姿も紹介されていて、なかなか感動的です。

 若い日本の人たちにぜひ読んでほしい書物です。安定志向の父母たちには禁書と映るかもしれません。
 著者名に自分の名が記載された最初のご本だそうです。関連の著書も近刊とか。


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花丸銀平

2010-05-30 | 京都の文化(春)
南座で観劇しました。歌舞伎以外にも、松竹が演劇を公演しています、ま、あたりまえか。



 「花丸銀平」は、ジェームス三木の原作・脚本、風間杜夫、竹下景子、村田雄浩たち豪華キャストが活躍する喜劇でした。

 近鉄の広告にいつも登場する竹下景子さん、ポスターの写真よりもスリムで若々しい舞台でした。



 戦前、昭和10年代前半の東京の小さな商店街の人情話です。観客には、隠された事情が先に提示されている中、ふとん屋の跡取り息子、村田雄浩さんの図抜けたお人よしさ、最後は事情を知った上での劇中演技と、大変好演でした。

 映画もいいですが、伝統ある名劇場で演劇を実際に見ることは、すばらしい感動を与えてくれました。
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豚まん

2010-05-29 | 食べること、レストランなど
先日、京都の外に出かけていて帰宅が遅くなりました。

 デパ地下の閉店直前に駆け込み、値引きされた食品を購入したのですが、この中にこんな愉快な豚まんを見つけました。(JR伊勢丹)



 食べちゃうのが、かわいそうでしたが、でも食べました。
 
 味も美味しかった。(「551蓬莱」店ではありません)

豚さんは、成長が早く、良質な食肉の飼育効率が大変良いので、人類への蛋白質供給に大いに役立っています。

 ところが、今回の宮崎県口蹄疫では、牛から豚へ感染してしまい、その途端に牛よりも豚が千倍もウイルスを発散させてしまう生物的性質があったとのこと。

 インフルエンザでも、トリのウイルスが豚に感染し、そこで変異したため「ブタインフルエンザ」と当初は呼称されました。

 生物学的にも従順な動物で、ちょっと気の毒な存在です。

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ごーやちゃんぷる

2010-05-28 | 食べること、レストランなど
あちこちの話題に飛びます。

那覇で、国際通り、公設市場などを散策した日にやはり純沖縄の庶民の料理を食べることにしました。



 商店街をどんどんと奥に入っていき、看板が魅力的に感じた庶民的な店に入りました。



 壁に貼ってあるメニューとその説明がすごい。

 カロリーまでしっかりと記述してありました。那覇市が推進する「健康なは21」運動に協賛しているとか。



 まずは、「オリオンビール」、沖縄だけで生産している準大手ビール会社です。



 ゴーヤチャンプルをしっかり頂きました。ご飯は、黒いお米の自然食でした。なにかとても健康になった気持ちです。実際、沖縄県は日本一の長寿な県ですかから。

太栄食堂 (居酒屋 / 牧志、安里、美栄橋)★★★☆☆ 3.5



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洗浄式

2010-05-27 | 外国の風物
日本で普及しているのに、外国ではほとんど見かけないもの。

 洗浄式トイレットです。

 以前、米国の学生・教員たちの日本での研修旅行に同行しました。日本の大学生も参加していたので、懇親を深めるためパーティで「スキット」(コミカルな寸劇)を即興でやることがありました。
 米国学生の一つのチームが選んだテーマは「インテリジェント・トイレット」でした。



 彼ら彼女らは、実際、日本のホテルに泊まって驚いたのは、お湯が噴出すトイレでした。

 それをヒントに、とてもユーモラスなコントを演じてくれました。

 その割りには、欧米、アジアで、この洗浄式トイレは普及しませんね。清潔さと快適さを知らないのか、メーカーのマーケッティング不足なのか。

 さて、こんなことを思っていたので、外国に出かけるときに、とうとう「携帯式ウオシュレット」を買いました。

 電池で動くポンプと温水を入れる小型水筒がセットされています。まずまず便利に使用することができます。

~~ 

バンコクに行ったときも、持参したのですが。

 なんと宿泊した中級ビジネスホテルには、この設備がありました。



 トイレに小型のシャワーです。もともと暑い国なので水道水も30度前後ですから、水道水が温水。これで洗浄すればOK。

 ・・・

 実は、東南アジアの諸国では、紙の代わりに水で洗って済ますことが良くありますね。紙がもったいないことと、水洗トイレでも下水パイプが詰まりやすいので、もし紙を使った場合は横にあるバケツの中に紙を捨てます。

 使用後の紙をバケツに捨てる、前の人の紙が残っていたことも。

 これは初めのうちはちっとカルチャーショックでした。でも、考えてみればこちらのほうが、省資源かもしれません。(下水で溶かしてその後分離処理はエネルギーが沢山必要かな)


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那覇 公設市場

2010-05-26 | 国内各地の風物
那覇の国際通りを散策しました。大変に蒸し暑い日になりました。

 日差し燦々。



 修学旅行生のグループが目立ちます。本土の人にとって、本格的な夏にはまだ早い中途半端な時期ですから。旅行業界や著名な観光地にとって、修学旅行生さまさまです。

 中国人、多分台湾、からのお客さんもちらほら。再建された首里城はあるけれど、ピカピカで国営テーマパークのミニ版だし。電気製品や薬品などのショッピング以外には魅力はなさそう。

 安い衣料は、日本人むけ。



 公設市場には、食材の店が多数。ぶた肉は、沖縄の人の大好物ですね。豚の顔の皮がアッピールのアイコンです。



 亜熱帯の魚、えび、かにの店も沢山あります。本土からのお客は持って帰らないから、ここで買って、二階にある食堂で調理してすぐ食べることができます。

 調理の価格は、500円/人(ただし3皿以内)だそうです。魚屋さんと食堂の連携で、とても良い考えです。



 なかなか楽しい町。

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人災ではないか。 宮崎県口蹄疫事件。

2010-05-25 | もろもろの事
今回の宮崎県口蹄疫事件は、自然災害ではなく、経営努力と危機管理準備を怠った畜産事業家とその事業団体の怠慢が招いた「人災」だと思います。

1.口蹄疫は100年以上も前に病原体が発見されています。それ以降何度も世界的に流行してきた家畜の流行性疫病で、一旦発生すると畜産業に致命的な衝撃となります。
 しかし、その病気に関する知見や予防方法等について過去の事例は多数蓄積されており、畜産専門家がそれを認識していないはずがない。もしその準備をしていないとすれば、事業をおこなう資格がないでしょう。

 未知の病原、未知の病状である新型トリインフルエンザ等の事例とは、次元が違う話です。まして「パンデミック」という用語を、連想的に使用するマスコミ報道は不勉強で、不安だけを煽る存在と思います。




2.予防ワクチンも開発されていて、日本にもすでに備蓄が50万頭分があるとのこと。それを使用しない理由は経済上のことらしい。一旦使用すると、病気終焉後も3ヶ月は汚染地域とみなされる等。製品の価格低下の期間が長引くから。

3.今年の2月、4月に韓国、香港で発生したそうです(文末の新聞記事参照)。つまり、飛行機で人ものの移動が当然な時代ですから、いつ進入があるかもしれないと警戒を怠りなくするのが「専門家」の義務。また宮崎でも10年前に発生。

4.「大変貴重な」種牛数頭を同一の施設内で飼育していたのは、この疫病の発生とそのインパクトを軽視していた証拠です。ほかの業界では、事業継続性確保のため、致命的に重要な経営資源はコピー等を複数の場所に分離して保管するのが基本的な常識です。地震や台風、火事、落雷、ミサイルなどの災害対応。彼らはそのような「事業経営の基本」すら承知していない人たちです。

5.日本の肉牛飼育事業は、ほとんど工業生産に近いと思います。英国など欧米に多い牛や羊が草を食む牧場で飼育するわけではなくて、ブロイラー鶏飼育場と同様に、きっちりと仕切った檻の中に牛をいれ、運動は最小限にして、輸入飼料を中心にした調整食料を与える。できるだけ短期間に、つまり少ない飼料で、市場価値の高い太った大きな牛を作り出すこと。その資質のDNAを持つのが優秀な種牛です。経済原理が適用される純然たる「事業」でしょう。
 自然保護とか、動物愛護とは無関係の世界。

6.今回の初期感染のルートはまだ解明されてはいないけれど、上記3.のようにすぐ隣国まで来ていたのに、あっさりと進入を許してしまいました。
 今回の騒動以前に、飼育場の入り口にどのような殺菌設備がありどう実施されていたのでしょうか。そんなレポート報道はありません。

7.初期の診察をし結果的に感染を見落とした獣医が悪者にされていますが、すぐ近隣国にまで感染が迫っていたのに、検体を東京に送らないと精密検査すらできないなど、この病気の重大さを認識していない(軽視した)のは、この県の畜産業界自体でしょう。そんな検査機械と人材は多少の投資で整備できると思います。

 ルパン3世の漫画、宝石を盗むことを予告されていたのに、あっさりそれを実行された宝石店の社長みたいなもの。

 まだ、青森のりんご農家の台風被害のほうが、防ぎようのない天災で同情の余地があると思います。

 工業的な事業、例えば、自動車製造業でエンジン工場が落雷で丸焼けになりました、半年間生産ができません、工員ともども食いはぐれます。天災なので国家補償してください、と主張したらどうなるでしょうか。

 畜産事業の専門家としての反省や恥じらいはないのですか。

 先ほどのテレビ報道では、畜産事業者は、処分する牛1頭あたり50万円の公的補償を要求しているそうです。宮崎の特等牛肉を口にすることもない多くの国民の税金から補填すべき事案だとは思えません。

 口蹄疫の拡散を軽視しているわけではありません。宮崎の地場産業を蔑視しているわけでもない。発生した疫病の拡大を防止することは公共の役割ですから、そこに税金を投入することは了解できます。

 しかし、畜産という専門事業の基本的経営管理を怠った危機管理能力のない経営者は、退場させるのが自由経済主義の原則だと思います。

 余談ですが、奈良の鹿も口蹄類なので感染が心配ならば、この鹿にはワクチンを接種すればいいですね。奈良の鹿は食肉として流通するわけでないので、経済問題はありません。


参考資料:
=2010/05/08付 西日本新聞朝刊= (抜粋)

 農水省は、4月に牛から採取した分離ウイルスを英国家畜衛生研究所などで分析した結果、香港で2月に、韓国で4月に、それぞれ確認された口蹄疫ウイルスと遺伝子配列が似ていることが分かったと発表。動物衛生課は「ウイルスが韓国から持ち込まれた可能性もある」として、宮崎県で感染経路を究明している疫学調査チームの報告を待つ構えだ。

 一方、感染源や感染経路については「可能性は指摘できても特定するのは困難」との声が強い。2000年に宮崎県と北海道で口蹄疫が発生した際も、中国産の麦わらによる感染が指摘されたが、感染ルートは特定できなかったからだ。同課は「可能性だけでも分かれば、対策は取れる」と被害拡大の防止策を探る。

 全国有数の畜産県での「非常事態」に政府も懸命。平野官房長官は7日の会見で、防疫措置の徹底、農家の経営維持・再建対策、自治体の財政支援策に重点的に取り組む考えを強調し「大事なのは感染を拡大させないこと。踏み込んだ対策が必要かも検討させている」と述べた。

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なぜそんなに騒ぐの?

2010-05-24 | もろもろの事
口蹄疫が大きなニュースになっています。人間が病気になったり死んだりすることのない「事件」。日本の食糧危機というレベルではないと思います。

 宮崎牛、あるいはその子牛を飼育したブランド牛肉も贅沢食品だから、純粋に農産物の「経済」問題ではないのでしょうか。

 (Wikipedia画像引用)


 マスコミ的には、牛がかわいそうとか、もとコメディアンの知事が涙の記者会見をした、超エリート種牛が処分とか、雑学的話題と同情を掻き立てているだけ。鳥インフルエンザの場合は、医学的に人間に感染する可能性があったから大きく報道する価値がありました。

 今回は、例えば、天候不順による広範囲で米の不作や台風による東北地方でりんご全滅、みたいなレベルの事案であり、そのような行政の対応と支援が妥当でしょう。家畜への伝染性があるので強制的な措置は必要ですが、それほど大騒ぎすることないと思います。単に農産物の経済問題だ、と合理的に発言するジャーナリスト、評論家はいないのでしょうか。。過剰な対策で税金の無駄使いをしないよいうに希望します。

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沖縄 那覇の居酒屋

2010-05-23 | 食べること、レストランなど
仕事で那覇に行きました。

 到着が遅くなったので、機内でもらった無料観光ガイド冊子にクーポンがあった店のなかから、ホテルの近い居酒屋さんに入りました。(「けん家」)

まずは、海ぶどう。
あっさりと酢しょうゆで、ぷりぷりした感触をたのしみました。
海草です。



 黒板に「本まぐろ」とあったので板前さんに質問すると、この時期だけは沖縄で本マグロが捕れるのだそうです。で、さっそく注文。
 赤みで、脂肪分はありませんが、しっかりとした味わいがありました。



 次は「あぐーの豚串」。「あぐー」とは、当地のブランドぶた※とのこと。

 こちらは、しっかり脂が乗っていて美味でした。

※「アグー」とは沖縄で飼われていた在来の豚の呼称であるが、その名の由来は明らかではない。十年位前から、飼育と流通の復活にチャレンジしているとのこと。黒毛和牛、地鶏など地元ブランド成功の例に倣いたい。




 その内に、若い女の子がばらばらに店に入ってきて、カウンターの端っこに座って、おばちゃん店員と話をしていました。

 だれなんだろう、この子達は。

 3人がそろったところで、ローソクを刺した大きなケーキと、大きな箱を取り出して、ハピーバスデーの歌が始まりました。

 このお店の大将の50回目の誕生日でした。かつて、ここでアルバイトしたことのある人たちがお祝いに駆けつけたのでした。



 記念写真のシャッター押しをお願いされたので、ついでにこちらのカメラでも1枚ぱちり。
 きっとお手伝いの人たちにも家庭的で楽しい職場なんでしょうね。



 ビールジョッキに、お祝いのメッセージが彫りこんでありました。中身は、黄色と白のタオルでした。

味まかせ けん家 (沖縄料理 / 県庁前、美栄橋、旭橋)



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バンコクのプロテスト

2010-05-22 | 外国の風物
現政権に対する抗議のためバンコク中心部を占拠していた赤シャツ団体が、とうとう強制排除され、死者まで発生しました。

 開発途上国に民主主義が定着し、政治が安定するために多くの国が経験する「レッスン」かもしれませんが、悲惨です。人間の命が簡単に失われていきます。




 4月17日の新聞記事にある地図を見ると、このあたりが占拠の中心でした。



 3月下旬に、歩道橋から撮影した写真です。左手が伊勢丹デパートやショッピングセンターが入っている巨大なビルです。

  昨日のテレビニュースの騒乱後の映像を見ると、このビルも放火され商店の物品が略奪された模様です。

 交差点の角には「エラワン寺院」があります。この地区にビルを建設する際、事業の安全を願って工事業者が建立しました。その願いどうり事業は無事故で完成しました。それ以来、信仰者が増えていつも花束、線香などを奉納する人たちが絶えません。



 なんと、舞踊も奉納することができます。いつも舞踊団の人たちが待機しているので、お布施を払うと、5分間くらいのダンスを披露してくれます。

 とてもいい考えです。舞踊団の仕事ができて収入を得て、伝統芸能を維持していくことができますから。観光客もおすそ分け、無料できれいなダンスを見ることができるので、観光名所にもなっています。



 赤い鳥かごには、野鳥の小鳥が入っています。

 お金を払うと、小鳥を放してくれます。生物あわれみ、仏教の功徳をほどこす習慣のようですが、見ている間にはお金を出したひとはいませんでした。..そもそも、野鳥を捕まえる不届き者がいるわけで、払うお金はその悪人に渡るわけなので。



 途上国で騒乱や内戦が起こると、簡単に多くの兵士、警官、一般人が死亡します。以前、パキスタンの地位ある役人と徴兵制のことを社交的な話題にしたことを思い出しました。

 南アジアの国では、「人口が多い、命が安い」。いくらでも兵士になりたい人はいる、兵士や警官になれば確率的に死者がでるのはしょうがない、それが仕事だと。

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