朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

縄文遺跡

2014-08-31 | 国内各地の風物
長野県富士見町に、縄文時代の人が住んでいた井戸尻遺跡があります。



7000年もの昔、八ヶ岳の南斜面で日当たりがよく湧き水が豊かなここに、縄文時代の日本人が住んでいました。

その小屋を復元して屋外に展示しています。



これが内部。土の地面に囲炉裏を作って火を利用していました。



遺跡指定の石碑。



南には南アルプスが遠望できる場所です。この水車も復元したものですが、縄文時代にはなかったでしょう。

水田の稲作や畑作を始めるのは弥生時代です。

この時代では狩猟採取で食料を得て、火や石器は使っていました。


(引用:井戸尻考古館web

文字はまだ持っていなかったのですが、すでに芸術的感覚は優れたものを獲得しています。

今から13000年くらい前に、その祖先はアフリカ東部から出発してユーラシア大陸を経て、メソポタミア、中央アジア、中国、朝鮮半島と渡ってきたのでしょうか。それとも、インド、インドネシア、フィリピン、沖縄と島伝いに移動してきたのでしょうか。

遺跡の場所は公園になっていて、ヤマモモの実が赤く実っていました。





焼酎につけると、ヤマモモ酒になります。



トチの実も落ちていました。



公園の池に、睡蓮やコウホネ、蓮が咲いていました。







吾亦紅が黒い花をつけていました。



猫じゃらしが光っていました。(別の場所で、朝の陽の光にて)



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国宝 松本城

2014-08-30 | 国内各地の風物
400年余の風雪に耐えて、、、



五重天守として日本最古だそうです。



8月最後の週末なので、混雑しています。

内部には急な階段の連続です。まるで立体ダンジョンのようです。大人も子供も迷路的な登り降りを楽しんでいます。



最上階の天井に祀られている二十六夜神です。





西の方角には、常念岳や槍ヶ岳が見える写真が掲示していますが、、



残念、雲に隠れています。



上は、城からの素晴らしい景観です。

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花子とアン 山梨編

2014-08-29 | 国内各地の風物
テレビのない山の小屋にこもって3週間ほどになるので、朝ドラのスジは不詳です。



ドラマでは花子は子供時代に山梨で育ったことから、当地では町おこしに利用しています。



信玄餅の花子バージョン。



ついでに、腹心の友、白蓮にもハイライトして彼女の句碑が案内されていました。



「原作」"アンのゆりかご"を読むと、花子は小さい子供の時に東京に移転している。女学校卒業後に山梨の東洋英和女学校に教師として数年勤務したようです。

まあNHKらしく、町おこしの宣伝のため大幅に山梨の出番を増やしていますね。


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ぶどうの食べ方

2014-08-28 | 食べること、レストランなど
ぼくも、あるいはほとんどの日本人は、ぶどうを食べる時、皮と種(もしあれば)をもぐもぐと口から出して指で掴んで捨てると思います。



ところが、ぼくの経験では、米国と欧州の人たちは、葡萄の実を取って口に入れると、もぐもぐして全部を飲みこんでしまいます。



多分、人前で一旦口に入れたものを手で外につかみ出すのは行儀悪いので、子供の時から全部食べるような習慣になったのではないかしら。



葡萄の皮に、ポリフェノールという有益な物質が多く含まれていると聞いたので今は皮ごと食べています。

でも、日本は品種改良に異常に熱心な国なので、こんな新品種が店頭に並びました。

種も無く、皮も柔らかくて美味しい葡萄でした。ナガノパープル。

、、種なし葡萄が普通になったけれど、ぼくの記憶では、花に受粉後、薬品で種なし処理しているはず。大豆や小麦の遺伝子組み替えにあれだけ拒否反応が多いのに葡萄には無関心なことに不思議な気がします。

コメント (2)
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諏訪大社

2014-08-27 | 国内各地の風物
諏訪大社には四つの神社があります。

まず上社本宮に参詣しました。



温泉の町らしく、手水に温泉が流れていました。



大欅、樹齢1000年(推定)だそうです。

その左側に立っているつるりとした大きな柱は「御柱」。



7年に一度の御柱祭には、太い柱を切り出してきて急坂から引き落とします。その際に、柱の端に取り付けてバランスを取る支柱です。この両端に人が乗って指揮をとるそうです!

上社前宮はパスして、下社のある湖の北側へ行きました。

公衆トイレの手洗いにも温泉が流れていました。



諏訪大社下社秋宮には鉄の鳥居があります。



寝入杉。



真夜中にこの杉がいびきをかいて寝ることから、葉をいただいて枕に入れると安眠できます。夜泣きする子供にも効き目あります。笑



御神体は一位の木。拝殿の奥に生えている大きな木です。



下社の神様は年2回、春宮と秋宮交互にお移りになります。8月1日、春宮から秋宮への遷座祭「お舟祭」には柴舟が曳かれて盛大におこなわれます。

春宮は中山道(なかせんどう)を北西に1キロくらい行った場所でした。



この御神体も生きている杉の木です。

春宮の左側を数分行くと「万治の石仏」があります。

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国立天文台 野辺山2

2014-08-25 | 国内各地の風物


45m電波望遠鏡の観測により、銀河NGC4258の中心部に秒速1000km(時速ではない)で運動するガスを発見しました。これは巨大な「ブラックホール」であることが分かり、実に太陽の3900万倍もの質量を持つそうです。太陽の数千万個分の「重さ」など、想像できません。



ここに飲み込まれると、そのあとはどうなるのでしょうか。ま、このブラックホールは2400万光年も遠いところにあるので、心配ないですが。



この天文台では、太陽の観測もおこなっています。

ディープスペース(太陽系の外)の研究は興味深いですが、我々の日々の生活には、太陽の影響が大きいですから。小型のアンテナを84台並べた「電波ヘリオグラフ」、すこし大きいパラボラアンテナ8台を並べた「太陽電波強度偏波計」が、毎日継続して観測しています。

国立天文台の本部、三鷹キャンパス(旧東大天文台)に初めて作られた「電波望遠鏡」が、スクラップになって廃棄される直前、救出されてここに復元されていました。



ヘリカルアンテナという螺線形の導体です。


ALMA(アルマ:アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)という名称の国際天文学プロジェクトが、チリの高山、標高5,000mの砂漠で国立天文台も参加して実施中です。その巨大で高性能な電波望遠鏡の説明がありました。



30年くらい前に計画が始まり、2011年に初期運用が開始され、2014年から本格的観測が始まっているそうです。

アンテナは、合計で66台、これを組み合わせることで直径18.5kmのアンテナをもつ望遠鏡に相当する観測ができるようです。



ミリ波、サブミリ波(ミリ波よりさらに短い波長)は、雨や霧、雲に弱いのですが、このチリの高山は霧も雲もほとんど発生せず、大気圏の水蒸気も非常に薄い場所で、この装置に適しています。

光学式望遠鏡には、地球上には「すばる望遠鏡」(ハワイ島)が有名ですがそれよりも10倍解像度が高い。大気圏外に周回しているハッブル宇宙望遠鏡は、空気の影響は避けられますが、レンズや反射鏡の大きさに限りがあります。ミリ波干渉計では、多数のアンテナを広く分散して配置することで、大口径の望遠鏡として機能するので地球上に設備するのに適した装置です。

事前に公表されていた講演は、参加者多数で入場券(無料)が無くなっていたのですが、別の建物の小部屋で開かれたALMAを使う研究計画のお話がとても良かったです。現役の若い研究者がスライドを使ってていねいに説明してくれました。

研究目的は、太陽系以外に「生命」(の基本要素である有機分子や蛋白質)が存在するかどうかを、ALMAの高性能な分析力で実証することだそうです。

すでに「グリコールアルデヒド分子」(糖類)が、へびつかい座ロー星領域の惑星で発見されています。




「生命」の本質とは、なにか?

敷地内の各拠点を周遊するスタンプラリーをやっていたので、参加して5か所をまわり記念のメモ帳を頂きました。



これは、ALMAのコースター。

子供向けに、団扇作り、折り紙、さらに電気工作までイベントしていました。

親に連れてきてもらい、星や無線、電気工作が好きになってくれたら素晴らしい。

こんな見学会に、親やジジババは子供を連れてきてくださるよう希望します。


この日は長野県ゆるキャラ「アルクマ」も現れて、子どもたちと遊んでいました。



国立天文台のwebはここhttp://www.nao.ac.jp/

本ブログのポストで、野辺山から見た八ヶ岳のスケッチは、ここ(ITUジャーナル2013年2月表紙絵)
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国立天文台 野辺山

2014-08-24 | 国内各地の風物
8月23日に毎年恒例の特別公開があったので見学してきました。



電波天文台のアンテナがずらり並んでいました。正しくは「ミリ波干渉計」。宇宙の星は、目に見える光と同様、電波を発生して送っています。



例えば、1600光年という遠くにあるオリオン大星雲からの電波を受信して分析すると、その星雲にある分子構成がわかります!

ミリ波は、携帯電話やWi-Fiの電波の数十倍高い周波数です。



これは45m電波望遠鏡。近くにいる人の大きさと比べてみてください。ミリ波望遠鏡として、世界一の大口径。

アンテナの直径が45m、重量700トン。鏡面誤差0.1mm。気温や重力で伸び縮みする反射鏡を補正するため、数十cm四方のパネルに分割してその四隅にサーボモーターをつけて調整しているそうです。(つづく)
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上諏訪の温泉、片倉館

2014-08-23 | 国内各地の風物

大正から昭和初期の時代、日本の輸出産業は養蚕と絹織物でした。現代ではとても想像できないことですが。

私の祖父は養蚕技師であったと聞きました。長生きしなかったので会った記憶はありませんが。



諏訪地方では、シルク産業が大きく発展して、その片倉家当主はシルクエンペラーと呼ばれました。

二代目片倉氏が欧州視察をしたところ、彼の地では地域貢献や工員の慰労、文化発展のための施設が作られていました。

諏訪湖畔に湧き出す温泉を使って、大きくモダンな温浴場を建設したのがこの建物です。

千人風呂とよばれる大浴場があり、今でも入浴できます。浴槽は深く、底には黒い玉石が敷き詰めてありました。

二階には大広間があり、休憩することができます。



同じ片倉氏は講堂も作り、地域文化活動の拠点としました。

温泉館では、話題の映画「テルマエ・ロマエ」のロケがおこなわれました。



成功した企業家は、大いに地域貢献して名を残してほしいですね。

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北杜市稲絵アートフェスティバル

2014-08-22 | 国内各地の風物
小海線、小淵沢ハーフループ線の内側にある水田にこんな絵が現れています。





周囲の市町村が合併して、10周年の記念だとか。



小海線の乗客にはよく見えるのですが、



あぜ道からは全体が見えません。





でも楽しいイベントです。


(パノラマ画像:クリックで拡大)

今日も晴天。暑くなりそうです。--ここは別天地ですがーーorz


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萩、ススキ、、

2014-08-21 | 国内各地の風物
今日も日中の関東関西の平地は35度の予報です。



高原の朝は17度、1時間ほど散歩してきました。



小海線、始発列車1両が小淵沢のハーフループ線を走って行きました。



野生の萩が咲いています。



富士には月見草がよく似合う、と太宰治が言った(かな)。


(昨日夕方の風景)



標高900mくらいの水田には、稲が実っています。寒冷地だと思うのですが、やはり米作が有利なのでしょうね。


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