朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

東本願寺 阿弥陀堂修復見学

2015-01-31 | 京都の文化(冬)
関係者への見学会があり、貴重な機会を作って頂きました。



すでに修復が終わっている御影堂の裏に工事用の仮設建物がありました。そこに集合して、エレベータにてまず三階に案内してもらいました。



南側にある阿弥陀堂の工事現場まで専用の通路ができています。



外側に京都タワーが見えています。



普段は地面からお堂を眺めるのでこの金物装飾の大きさがわかりませんが、間近から見ると巨大さを実感できました。



ここから仮設階段で地面に降り、さらに床下をくぐって、お堂の正面に到着しました。



蟇股の装飾彫刻が三つ取り外して、清浄しています。



ウルシの匂いが漂っています。金箔を押して貼り付けるために、ウルシが使用されています。それを電熱器で温めて溶かし専用容器にいれて現場に運びます。



本尊を安置するお堂の中心空間「内陣本間」の真下に到着。天井に近い作業空間まで仮設階段で登りました。非常に狭いので、ときどきヘルメットにコツンと何かが当たりました。

天井空間では、装飾保護のためヘルメットを外しました。この部分はほぼ修復が完成しています。



天井から柱まで金箔が押され黄金色に光り輝いていました。

阿弥陀堂は江戸時代に何度も火災に見舞われたのですが、修復前のお堂は1895(明治28)年に再建されました。その際に押された金箔はウルシの経年変化により、触るとポロポロと落剥する状態だったとの説明がありました。本来ウルシはもっと耐久性があるとの事です。



金メッキされた金具は、梅酢で洗って取り付けています。普通は見ることのできない細かい唐草模様の細工が丁寧にされています。



本尊の前で線香やろうそくを燃やすと煙や煤が発生するので、それを抜くためのベンチレーションの隙間が作られています。



素晴らしい巨大な日本建築であることが実感できました。


プロの素晴らしい写真は、この京都新聞記事にて。
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堂本印象美術館

2015-01-30 | 京都の文化(冬)
京都が誇る近年の画家の一人、堂本印象画伯の美術館が衣笠山の麓にあります。



こんな特徴ある建物が立命館大学の正門前にあります。金閣寺から竜安寺に行くバスの窓からも見えるので見覚えがある方も多いかもしれません。私も気になっていたのですが、入館したことはありませんでした。



先日、智積院の特別公開で堂本画伯の襖絵を見て、改めてこの美術館を訪問しました。



没後40年の名品展を開催しています。

西陣織の図案描きの仕事を出発点として、日本画で地位を確立し、洋画、彫刻、焼き物と幅広く活躍しました。仏教の画題からキリスト教会の絵も描いています。


(引用:絵葉書(パリ留学時のスケッチ))

この美術館は、自分の作品を展示するため画伯が自らデザインしたものです。当初の色彩は金色などを多く用いて近隣からは非難をあびたようです。

没後、所蔵作品、美術館土地建物、自宅などは財団の所有となっていたのですが、1991年に京都府に多額の運営資金とともに寄贈され京都府立堂本印象美術館となりました。相当な経済価値がある資産を寄付されたことは賞賛に値します。

更に詳しい画伯作品の記事はここにあります。

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お好み焼き

2015-01-29 | 食べること、レストランなど
京都駅の南にあるビルに、お好み焼き屋があることを発見。市内移動の時、昼にさしかかったので入ってみました。



ランチサービスセットで。豚イカ玉を注文しました。目の前の鉄板で調理してくれました。



他のテーブル席での注文は、ここで焼いて出来上がってものを運びます。

牡蠣をゴロゴロいれたお好み焼きが調理されていて、とても美味しそうです。



店先には、おおきな写真でアピールしています。外国人観光客も多いのでわかりやすくしています。


(引用:http://www.chibo.com/kodawari/)

ネット時代なので、しっかりとウェブを作成しています。大阪難波千日前を出発点にして全国とハワイに展開しています。

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春のいぶき

2015-01-28 | 京都の文化(冬)
植物園2です。



スノードロップ。雪の日にきたらもっと雰囲気があったかな。



キズイセン。



ロウバイ。

白梅のつぼみは、ここではまだ固かった。



ミノムシのようにも見えますが、じつは実なのです。



満開でした。



ソシンロウバイ。花びらが丸くて、色がもっと黄色です。

近寄ると、とてもいい香りがしました。
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ハンギングバスケット展

2015-01-27 | 京都の文化(冬)
天気の良い土曜日、京都府立植物園を散歩しました。



垂直に花籠をかけてかざすハンギングバスケットの展示会を開催していました。


(引用:http://www.pref.kyoto.jp/plant/documents/2015hanamode.pdf

この季節に咲く自然の花は少ないので、葉牡丹を使った装飾が多いようです。



多くの愛好者がいます。





花だけでなくその背景に趣向をこらした作品もあります。



門松風の作品。



もっと度々散歩に来るため、年間パスポートを購入しました。
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蕎麦屋

2015-01-26 | 食べること、レストランなど
近所に名物の蕎麦屋があります。



ところが、3年ほど前にラーメン屋が隣に開店して、そちらのほうが更にネットで有名になっています。
土日ともなると、この写真の左側の行列のように数十人の若者が集まってきます。

行列ができることで、さらに評判を呼び人気が高くなるようです。



蕎麦屋には、幸いすぐに入れましたが、その後にきた人は外で待たされていました。

石臼が電気モーターで回っていて、そばの実を引いています。



この分量で一人前です。普通の店の倍くらいです。おいしくいただきました。

(店名:蕎麦切塩釜)
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京都工芸繊維大学の桜

2015-01-25 | 京都の文化(冬)
昨日は好天気で気温も上がったので、少し遠くまで散歩に行きました。

近所の蕎麦屋でお昼を頂いたあと、高野川をわたってこの国立大学のキャンパスを通り抜けました。



食堂の前に不断桜が咲いています。



その南側のひだまりには、



マユミの花と実が鮮やかなオレンジ色を広げていました。



マユミは秋に美しい実と紅葉を見せてくれる落葉樹ですが、この場所では温かいせいかこんなに大きな木になっていて真冬でも鮮やかでした。

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「貝ひも」から真珠が!

2015-01-24 | 食べること、レストランなど
食品に混入した異物が話題になっています。



帆立貝の貝柱を抜いた残りの「貝ヒモ」を加工した食品が販売されています。



安くて噛みごたえがあるので、自動車運転の際の眠気覚ましに愛用しています。

その貝ひもに、なんと「真珠」が発見されることがあるそうです。例えば、ここ

貝殻成分を分泌する外套膜に偶然、砂などが入り込むと真珠状の貝殻物質ができます。

たしかに、この商品の袋には説明と注意が書いてありました。



健康被害がなく、怪我をしないようなものであれば、おおらかに考えて、その発見をむしろ楽しみたいです。

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智積院 ~長谷川等伯と堂本印象の華麗な障壁画~

2015-01-23 | 京都の文化(冬)
「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」があったので、友人たちと拝観してきました。



一輪の紅梅が咲いています。



長谷川等伯の国宝障壁画は、右手の防火構造の宝物庫にていつも見ることができます。ただし年月を経て色彩は薄まり、消えてしまった場所もあります。



等伯の襖絵は再現されたレプリカが作られていて、拝見することができます。

今回の特別公開は、堂本印象のモダンな絵画の襖です。


(引用:https://www.kyokanko.or.jp/huyu2014/huyutabi14_01.html#05

驚くほど鮮やかで新しい感覚で描かれています。



池は現在、治水調査のため水が抜かれていました。



本殿の軒下には、幕の反射光があたって色がついていました。


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実光院2

2015-01-21 | 京都の文化(冬)
庭園を拝見しました。



不断桜の花が咲いています。秋から開花し春まで咲く桜で、このお寺の名物となっています。大きな木です。



難を転ずることから、縁起の良いナンテン。



鹿威し(ししおどし)が、時折コーンと音を響かせます。



梅のつぼみはまだ固い。

実光院を出て、



三千院を通過し、



門前の土産店の奥にある蕎麦屋で、にしんそばを頂きました。

煮たニシンを汁そばに乗せて食べる方法は京都特有かもしれません。


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