朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

大宰府天満宮

2009-11-16 | 国内各地の風物
天神(福岡)から西鉄電車に乗って、途中で一度乗り換え、約30分で大宰府駅に着きました。

 駅前から直ぐに、石畳の参道がつながり両側には門前町の色々な商店が軒を並べています。

 「梅ヶ枝餅」といって、餡餅を焼いている店が何軒もあります。梅の味がするわけではありません。餅の表に五弁の梅の模様が焼印されます。名称の由来を知りたい方は、ここ

 この写真のように、半分自動のもち焼き器もあれば、一個づつ手で開閉してガス火であぶる焼き方の店もありました。




 軽めの昼食として、焼きたてを2個、梅茶とともに頂きました。
 香ばしくて、薄甘のあんこ餅がふんわりと口の中に広がりました。



 


境内に入ると、大きな池があり太鼓橋が連続して池の上に架かっています。池の周りには巨大な楠が数本。




つわぶきも、濃い黄色の花を咲かせています。



本殿前には、巨大な手水盤がありました。
 明治時代に近隣の富豪が奉納したもので、熊本県の大きな御影石をくりぬいて作られています。清水がコンコンと注がれていました。



この神社に祭られているのは、菅原道真。平安時代の文官で右大臣まで昇進したが権力闘争に敗れて、九州の役所に左遷されました。
 彼はその恨みを和歌に託して、怨念を残したままこの地で逝去しました。

 その後、都であった京都に天変地異が連続したので道真の祟りだと恐れられ、天満宮を造り魂を慰撫したのです。京都には北野天満宮があります。

 後の時代になると、彼の和歌などの才能が再評価されて、「学問の神様」となって尊敬されることになりました。




境内では、菊花展が開催されていて、とても立派な大輪の菊や盆栽のような渋い菊など、何十種類もの菊の花が展示されていました。



土産店には、こんな駄洒落の蛸ぬいぐるみも。
 「おくとぱす」(部屋に「置い」ておくだけで、受験に「パス」する)

 通りがかりの高校生は、友達に「これで合格するんだったら、だれも受験勉強なんかせえへん」と言いながら眺めていました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする