朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

塔の見える風景

2009-09-30 | 外国の風物
パリ市内の色々な場所から見えます。

 この塔を遮るような高層ビルは規制されていて、デファンス地区とモンパルナスタワーくらいしかありません。(モンパルナスタワーが許可されたのが不思議です。多分、それまでは景観保護のコンセンサスがなかった、モンパルナスで大騒ぎになった。ちょうど京都ホテルの建替えの騒ぎのように、かな)









タワーの鉄骨の下、遠くに見える四角い黒い建物は、モンパルナスタワーです。2kmくらいしか離れていません。
 鉄骨のアーチ、一番下のところに作られている花を表現したような華麗なデザイン。
 さすがフランスのエスプリ(精神)ですね。経済性と文化を調和させること。




コンコルド広場からも見えます。




セーヌ河の遊覧船からの眺めです。







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生の牡蠣

2009-09-29 | 外国の風物
秋になると、牡蠣のシーズンです。

 まずは、ムフタール街で魚介類の専門レストランを探したのですが、見つかりません。 
 店頭のメニューを見て歩き、このお店にしました。
 "Le Mouff'tot' Mouff'tard'"
 


  肉から魚まで各種料理が、カルテには並んでいましたが・・・



 牡蠣とエビの幸盛り合わせ、エスカルゴ、ムール貝白ワイン蒸しとずらりと注文しました。ワインは、シャブリです。




 おいしくいただきました。

さて翌日、今度は本格的な牡蠣の店を探して歩きました。
 
 二階建て観光バスで市内を走ったときに見当をつけておきました。
 牡蠣を専門とするレストランは、店の外に台を置いて牡蠣や貝類、エビカニを並べています。注文があると、その場で、つまり店頭の路上で殻をむいて氷片を張った銀皿に並べています。

 モンパルナス地区、Vavin地下鉄駅、モンパルナス通りとラスペイユ通りの角にある、"Le bar a huitres".








フルーイ・ド・メール(海の果物)です(一人前)。
 牡蠣の種類はたくさんあったのですが、控えめにしました。

 我々がこれを食べていると、後から入って来て隣のテーブルについた夫婦が「それはカルテのどの料理か」と聞いてきました。オーストラリアのパースから来たそうです。結局、彼らはこれ一人前だけ注文して、後は白ワインのミュスカデ(私の選択と同じ!)を取っていました。この後、別の店でメインを食べるのかしら。



 これは我々のメイン。海の幸パスタ。
 イカや海老は、オリーブオイルの味付けにもよく合いました。
 この夜も満腹でした。
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東京タワー

2009-09-28 | 国内各地の風物
こちらは、我らが東京タワー。

 完成は1958年。昭和33年、映画「三丁目の夕日」の背景にもなりました。

 比較の数値
 エッフェル塔:1889年完成、高さ324m
 東京タワー: 1958年完成、高さ332m




スリムなところが、good。



上の写真は、赤羽根橋交差点から。
 右手奥には、六本木ヒルズが見えました。
 と思ったけれど、おかしいな。ここからだと、左の道を上ると狸穴のロシア大使館だし、この交差点の左手の道を行って麻布十番だから、「ヒルズ」は左の視界外でした。




タワーの下部を、資料写真で見てみると、やはりエッフェル塔よりも大幅に鋼材が少ない構造になっています。70年近い工業技術の進歩がうかがわれます。
 
新東京タワー「東京スカイツリー」は、既に2008年7月に着工されています。浅草の近くにて建設中です。テレビ放送の地上波デジタル化「地デジ」にともなう電波送信の目的です。

 高さ610メートル、完成は2011年12月の予定。

 設計図によれば、タワーの裾野はほとんど広がっておらず、シャープな三角錐の上に円筒形の鉄塔が建つ構造ですね。

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エッフェル塔

2009-09-27 | 外国の風物
なんといってもパリのランドマークです。

 建設されたのが1889年、もう120年経っています。
 フランス革命100年記念の第4回万国博覧会のために作られました。古都の風景にはそぐわないと強く非難されたそうです。万博終了後は取り壊す予定でしたが、結局生き残り、現在ではなくてはならないパリのシンボルとなっています。

 当時の鉄塔設計技術と金属加工の条件からか、塔の基礎部分が大きく拡がっていて優雅なフォルムを形作っています。もし現代の設計と鉄材ならば、こんなに裾野を広げないで、鋼鉄の量を節約して建設することが出来るでしょう。






凱旋門からも見えます。




ロダン美術館の庭から。






デファンスにある高層ビル街、新凱旋門の屋上から。
 エッフェル塔の背後に、高層のモンパルナスタワーが重なって見えました。




パレドトーキョーの近所から。



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ムール貝

2009-09-26 | 食べること、レストランなど
秋から冬にかけて、貝類が美味しくなります。
 パリでも、ムール貝を出しているお店を見つけたので入ってみました。

 シャンゼリゼの広い歩道に堂々とテーブルを張り出していました。




 レオン・ド・ブラッセルという有名なベルギーのレストランです。
 ちなみにベルギーは、フランスの北東に接していて北海に面しているので魚介類が豊富。文化的には、ほぼフランスです。フランス、オランダ、ドイツに囲まれた小国ですが、首都のブラッセルを境にして、北側はフラミッシュ語(オランダ語に近い)を話す言語圏でかつては国内で政治的にしばしば対立していました。

 注文したのは、ムール貝のスープ蒸しと魚介類のフライ。そして、ベルギービール。



 ムール貝は、大きな鍋に入れてでてきました。直径30cm、深さ10cmの鍋です、半端な量ではありません。これで一人前。

 手で、貝殻を箸の代わりにして、身をつまみ出して食べます。
 ああ、おいしかった。
 貝のうまさが凝縮しています。
 あっさりしたスープで蒸しているので爽やかでした。



 10年以上前になりますが、少し住んでいたジュネーブでは、秋になると「ムール有ります」との張り紙がレストランの窓に張り出されて、「秋来たり」と感じたのです。
 11月中旬になると、同様に「ボジョレヌヴォー・エタリヴェ」と新酒ワインの到着も知らせていました。




 満腹になったのですが、またデセールのカルテが渡されて眺めていて、このワッフルが欲しくなりました。
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デュフィ

2009-09-25 | 外国の風物
パリ市立近代美術館に行きました。

 パリ16区、セーヌ河の右岸に面してエッフェル塔の直ぐ近くです。パレ・ド・トーキョーという建物の東半分を使っています。
 この建物が接する河岸道路は、かつて「トーキョー通り」と名づけられていたので「トーキョー宮」と命名されました。道路の名称は第二次大戦中に「ニューヨーク通り」と変ったのですが、建物の名前は変更しませんでした。さすがにフランスです。

 この美術館の常設展示フロアーは、なんと入場無料です。入り口は「ウイルソン大統領通り」から。



 近代美術の大家、マチスの部屋があって大作を見ることができます。
 フジタの作品もありました。これらの常設展示は地下階です。河岸の斜面に立つ建築なので、実際、河からみると地上です。



さて、ここに行った目的は、デュフィの「電気の精」を鑑賞するためです。
 2階正面に、大きな部屋がありました。



 ラウル・デュフィは、20世紀前半に活躍した「野獣派」(フォーヴィスム)の一人です。若くて生活に苦労していた時期には、シルク装飾業者のデザイナーとして仕事を請け負っていました。その装飾美術の経験が鮮やかな色彩と華やかなデザインとなって後世の作品に反映しているようです。
 
 「電気の精」は1937年、パリ万国博覧会の際、フランスの電力会社の依頼により制作し「電気館」に掲げられた壁画です。長さ60メートル、高さ10メートルの大きな絵で、縦2m、横1.2mのパネル250枚で構成されています。





圧巻でした。

 やや暗いU字型の広い部屋に展示されていますが、その色彩の新鮮さと、人物やその名前の線画が明確です。絵画の正面と両脇の上部には、電気の物理現象である雷や積乱雲、変電所や造船所、鉄道などがさりげなく、でも堂々と描き込まれています。
 110名の科学者の中には、「ファラディ」「モールス」「エディソン」「レントゲン」「ボルト」「アンペア」「マックスウェル」などなじみある学者の名前が多くありました。

 描かれたのが1937年ですから、コンピュータやテレビ、原子力関係の科学者は現れませんね。

帰国してから京都新聞を見ていたら、なんと美術館「えき」京都にて「デュフィ展」開催中であることを知り、行ってきました。
 パリの美術館よりたくさんの作品が展示されていて、特に水彩画には大変に良い絵が来ていました。本物の水彩画の色調は、印刷やビデオでは表現できません。

今回、パリの美術館で気がついたのですが、展示作品を個人的にカメラで写す事は禁止されていません。ただしフラッシュは使ってはいけません。
 シャッター音が大きいと他の鑑賞者の迷惑ではありますが、カメラ撮影自体は作品にダメージを与えるわけではありません。光学的に受動の処理ですから。 
 日本では、ほとんどの美術館、神社仏閣の室内や作品は撮影禁止です。
 個人的な楽しみ、記録、記憶保持、教育のためにも、もう少し柔軟であって欲しいと思います。著作権のことは別の問題ですが、素人写真に商業的価値が生ずるとは思えませんし。




美術館のテラスはカフェになっていて、セーヌ河やエッフェル塔が見える特等席です。人々がお茶や軽食を楽しんでいました。

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パリ、おのぼりさん推奨コース

2009-09-24 | 外国の風物
この日は、好天でした。

 天井が開いている二階建てバスで観光することにしました。2つの会社が運行しています。
 パリの中心部を巡回しています。要所要所にバスストップがあり、乗り降り自由。イアフォンで観光案内が放送されます。日本語など8ヶ国語。
 異なる地区を回る4つの周回コースがあって、接続地点で乗換えができます。
 予約不要、バス停で運転手からチケットを買います。1日券(29EU)と2日券(32EU)があり、2日券はかなり割安。ただし終バスは18時頃なので夜景は楽しめない。




さて、上の写真は、アンヴァリッドから、アレクサンドル三世橋に向かうところです。

 橋を渡るとシャンゼリゼ通り。右折して、コンコルド広場へ。オベリスク、エジプトからプレゼントされた遺物、が正面に見えました。この広場は、フランス革命の時には処刑場となって多くの血が流れた場所です。






ナポレオン三世が精力を注いで建設したオペラ座を背にして、ルーヴル広場に向かいます。



 この狭いアーケードを、大型バスが慎重にくぐると、左手にルーヴル美術館の入り口となるガラスのピラミッドがありました。

 お客の乗降があって、その先、セーヌ河の右岸に出て、ポンヌフ橋を渡ります。遠くにエッフェル塔が見えました。



シテ島のノートルダム寺院の周りを一周して、セーヌの左岸道路をゆっくりと走ります。
 フランス学士院、オルセー美術館などを通過して、また橋を渡ってシャンゼリゼに戻りました。正面に、凱旋門です。 



左手には、ルイヴィトン本社の堂々たるビル。三色の社旗がへんぽんとはためいていました。




途中は省略して、これはマドレーヌ寺院。コリント式の柱がみごとです。



ここで、昼食のため下車しました。
 バスの外観は、こんな様子です。もう一社の観光周回バスは、ロンドンの二階バスのような赤いバスでした。



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閑話休題

2009-09-23 | 国内各地の風物
帰国してから、東京で用事があったので新幹線に乗ってでかけました。



 もう、秋です。稲刈りが進んでいます。

 台風被害を避けることや、兼業農業が多いため週末や「シルバーウイーク」(9月下旬新連休をそうよぶのでしょうか)に農作業をするためか、田んぼによって実りの具合が異なっています。収穫時期を意図的にずらして作業日程を分散するため、品種を変えたりや苗の植えるタイミングを調整しているようです。

 上の写真でも、刈り取りが完全に終わった田んぼ、まだのところ、そして休耕田も見えます。



国内の列車の旅では、駅弁の楽しみがあります。
 実に色々なおかずが少しずつきれいに並んでいました。値段は、コンビニより高めですが。
 こんな「ランチボックス」は、諸外国にはありませんねえ。



 上の写真は、パリのコンファレンスで貰ったランチボックスです。クレープで包んだチキンサラダ、クスクス※(アフリカ料理、小麦の粉を粒状にした食品)とバナナが入っていました。そしてコーラー(または水)です。
 ※小さく刻んだトマトやキュウリ、パセリなどの生野菜と蒸したクスクスをレモン汁、オリーブオイル、塩、胡椒であえたサラダ仕立てのタブレ(taboulé)

都心に近い大手ホテルに宿泊しました。最近はエコノミーなビジネスホテルがドンドン新設されていて、大手のシティホテルは苦戦しています。

 今回もインターネットで探して、大手ですが古いので、かなり安価に予約できました。広くて快適、静かな部屋でした。建物は古くても内装や設備は改装されていて全く問題なし。ホテル内にコンビニストアまでありました。(室内冷蔵庫には飲料類の備蓄はなし。飲料精算の合理化です。ホテル内コンビでは缶ビール370円、やむなし) 






 シングル 8,000円で予約したのですが、チェックイン時にアップグレードしてくれたようで、9階端っこのツインルームになりました。かなり広い。


部屋の机の上に、こんな用紙が置いてありました。
 6ヶ国語で書かれたインフルエンザの調査表です。
 でも、これで発熱ありと申告されたら、ホテルはどうするのでしょうか。

 サーズやH1N5強毒性鳥インフルエンザとは今のインフルエンザは異なるので、強制的な閉じ込めはできないでしょう。医療機関の紹介を積極的に勧めてあげるのかな。



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パリ地下鉄の切符

2009-09-22 | 外国の風物
自動販売機など、機械の操作も初めてだとドキドキします。特にお金が絡む機械は。

 これは地下鉄の切符販売機です。



なんせ、フランスはEU(欧州連合)統合の積極的な推進者ですから、機械に「言語」選択のボタンはあります。それで「英語」に。(日本語はなし)

 ですが、その後がむずかしい。

 パリの中心地域は、均一料金で、10回券の「カルネ」(回数券)を買いたいのです。機械に表示されている絵から、現金(もちろんユーロのみ)とカードが使えることは理解できました。
 左下の方に、小さなデスプレイがあります。ですが、この「メニュー」を選択するには、すっかり、タッチパネルの方法だと思い込んでいました。
 でも、いくら画面を触っても、下になぞっても変化なし。
 しょうがないので、諦めました。まだ現金は入れていませんから。

 それで、窓口に行って切符を買おうとしたら、女性係員は「マシーン~」と指差すのみ。(大きい駅では、有人の切符販売窓口はあります。この駅では、有人窓口には「インフォメーション」とのみ表示されていたので、職務は案内と苦情受付だけの案内係り。現金収受は許されていないのでしょう)

 偶然、隣の機械で切符を買っている人がいたので、しっかり観察しました。

 なんと、デスプレイの表示項目のスクロールは、画面下にある大きな「ロール」(銀色横長の鼓形)を手で回すと、上下に画面でカーソルがシフトするのでした。そして「決定」は、その右にある緑のボタンです。「否定」の場合は左の赤いボタン。

 いや~、まあ、分かればなんということないですが、この種の操作方法を「ヒューマン・マシン・インターフェース」と専門的には言うのですが。
 なかなか。

 その時はあせっていて、この機械めと蹴飛ばしましたが(していません)、写真でみるとなかなかオシャレなデザインです。


  
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フェアトレード・コーヒー

2009-09-21 | もろもろの事
カルフール(パリ)の売り場で見つけたコーヒーです。


 
 飲んでみると、まあ普通に美味しいコーヒーです。
 ホンジュラス、エクアドル。いずれも中南米です。

 開発途上国の産物を、公正取引によって先進国にて販売し、途上国での生産活動の維持と労働者の生活向上を目指す運動です。

 先進国大企業あるいは大地主による植民地的プランテーションが、現地労働者を搾取しているとの認識から、この運動が始まりました。

 以前、知人が衣料品やアクセサリー、手工芸品のフェアトレードの販売店に半ばボランティアとして仕事を手伝うといっていたことを思い出しました。

 調べてみると、大手スーパーのイオンが、フェアトレードのコーヒーをPB(プライベートブランド)で、2004年から商品化していることを知りました。

 
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