それでも、昨年よりも7月は涼しいようでした。
夕焼け。
今朝(2019-07-27)の放送場面では、東京新宿から帯広に帰ってきた雪次郎が天陽のアトリエを訪ねるシーンがありました。
引用:NHKテレビ
上のシーンの右側が、馬小屋。
帯広市内、真鍋庭園に移設された姿がこれです。まだ外側などの装飾が工事中のようです。
雪次郎が来訪した場面。左側に馬の絵が立ててあります。
この時代(昭和30年ごろ)、十勝で飼育していた馬はおそらく農耕馬、道産子だと思われ、絵の馬は足が細くて背が高いサラブレッドのようです。競馬用の馬の飼育も始まっていたのでしょうか?
神田日勝の馬の遺作で、前足の描写はそうではないようです。
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雪次郎が実家菓子店に帰ってきたシーンで、壁には天陽が描いた牧場と農家が描かれていました。
この柴田牧場のセットとロケ地はどこか?
陸別町、あるいは新得町ではないかという記事がネットに書かれています?!
主人公なつが少女時代を過ごし、じいちゃんが開拓して作り上げた柴田牧場のロケ地には諸説があるようです。いずれも私有地なので観光公害を避けるために公表されていません。
そのうちの一つ、十勝牧場を見学しました。もとは国営の牧場でしたが、現在は「独立行政法人 家畜改良センター十勝牧場」となっていて、・・
入り口の白樺並木と、丘の上にある展望台への道路など一部が公開されています。
最近の報道でも、豚コレラ、鳥インフルなど家畜の伝染病の発生が畜産業に大きな被害をもたらすので関係者以外の立ち入りを厳しく制限しています。
今では珍しい土の道路をがたがたと走って、小高い丘の上にある展望台に行きました。
こんな広い草原で放牧されていたのは競馬で見るサラブレッドではなく、伝統的な農業用の馬、道産子でした。
胴体が太く、足は短くて太い姿です。
白くてきれいな馬もいました。
草原で食べる草はいくらでもあるせいか、ほとんどの馬がじーいと静かに立っていて動きません。
隣接する区画には牛がいました。
牛たちは、せわしなく動き回っていました。
北海道の牛は、乳牛が多く、牛乳やバター、チーズを生産しています。乳牛の飼育には穀物が多い配合飼料を使って牛舎で育てられるので、放牧しているのは珍しい。
この牛は、黒いですから、もしかすると「黒毛和牛」かもしれませんね。
ここは公営の研究研修センターなので、繁殖や改良のために放牧して飼育しているのかもしれません。
許可されている道路を通って、羊の放牧地にも行ってみました。
この羊は顔や四肢の黒い品種です。全体が白い羊はよく見ることがありますが、これは珍しい。
もしかすると「ひつじのショーン」かもしれません。
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7月になると京都市内は、祇園祭の雰囲気がいたるところに広がります。
地元新聞の記事、折り込み広告など。
スーパーに行くと、どこからともなくテープでコンチキチーンのお囃子が流れます。
この壁画は近くの中学校の生徒が学校の外壁に描いた祇園祭の巡行の図。
季節の風景です。
昔々富士山の女神と八ヶ岳の男神が背比べをするため両方の山頂に樋をかけて水を入れたとさ。すると水は富士山の方に流れた。怒った富士山神は八ヶ岳神を蹴とばした。それで八の峰々に分かれてしまったとの民話が残る。
最高峰の赤岳には山小屋もあり急な山道ではあるが手軽に登山を楽しむことができる。(ITUジャーナル jul.2019)