朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

spam -- 迷惑eメール

2009-02-28 | もろもろの事
無差別に了解なく送りつけてくる電子メールを "spam" と言います。
 実は、その「語源」がこの写真の缶詰です。
 理由はいろいろな説があるようです。
 今ほどには広くemailが普及していない時代、コンピュータ研究者を中心としたグループでemailが使われ始めました。1980年代でしょうか。

 このランチョンミートの缶詰は、ホーメル社の昔からのヒット商品です。保存食として普及し、一般家庭の食事や、米軍の携行食・給食にも採用されました。
 そこで、ありきたりのどこにでもある品物、そんなニュアンスでむしろユーモアを込めて、無意味な冗談eメールをこのように呼んだようです。

 現代では、全世界で莫大な数量のspamが飛び交っています。ある推論によれば、全米のemailの数十パーセントを占めるとか。
 emailの発信通信料が実質的「無料」であるので、郵便のDMとは異なり百万通であっても費用はなしです。
 emailという便利で安価な道具の思わぬ影の部分です。

 ハワイに行くと、「Spamむすび」、Spamミートを薄切りにしてフライパンで焼いて一口サイズのごはんに乗せ、ベルト状に海苔で巻いたおにぎりです。
 ミートの塩味とハム味が、ご飯とうまくマッチしてなかなか美味しかった。

 沖縄でもSpam缶詰の人気が高いそうです。
 も一つの、米国食文化でしょうか。

※ホーメル社では、自社商品には「Spam」(ブランド表示はSPAM)、迷惑メールは「spam」と小文字(=普通名詞)で表記することを提案しています。
 
 
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ブログのアクセスデータ

2009-02-27 | もろもろの事
CGM(素人投稿サイト:Consumer Generated Media)は、投稿者の意欲を高めるためにアクセス数ランキングを数字で示し、競争心に訴える方法がとられています。
 しかしこのブログは、元々自分の能力活性化の一つとして始めたので、他人様の関心は本来検討対象外です。
 ですが、副産物として親しい友人や知人などへの情報告知の手段として有用なことも理解できるので、その機能は活用することにしました。

 ブログは、意図すればだれでもが読める公開メディアなので、書き手にはそれなりの「緊張感」があります。それが文章記述のモラル維持力になっていると思います。

 ブログには、そのプロバイダによってプログラミング機能に様々な違いがあります。
 たとえば、Yahoo!Blog等には、アクセス数累計のカウンタが訪問者に見える画面に表示されます。すると、おやもう1,000人見に来てくれたか、おやなんと1万人だとか、本人の励みになり、訪問者へも活動度合いを表示することができます。

 このgooブログにはその累積カウンタはありません。
 
 ボクは当初から自己研鑽目的と極て身近の人向け情報発信としているので、アクセス数コンテストへの不参加を指定しています。また、外部からの検索機能にも拒否をしています。(その拒否機能がどの程度有効かは不詳)

 アフィリエイトといって、クリック広告を副収入とする投稿者はアクセスを増やすことに懸命です。そのために「SEO」(サーチエンジン最適化)という手法もあります。

 ですがご参考までに、このブログプロバイダが持つアクセス分析ツールを下記画像にて掲載してみます。



 この数字の読み方は、以下の通りです。
 まず左上のサムネイル画像の数字(クリックで拡大):
 PVは、ページ・ヴューのこと、延べ何ページを読者は見たか。1ページには数回分の記事が掲載されています。「前ページ」「前月」を繰ったページの分も数えています。
 IP数とは、アクセスしてきたIPアドレスの数、すなわちコンピュータの数(そのPCには読者がいますから、読者数です)。

 同様に下記の表で、「閲覧数」は閲覧したページの数、「訪問者数」はアクセスしたコンピュータ数(複数回アクセスしても1つのPCとしてカウント)です。
 ランキングには参加していませんので、分子はー、分母は7桁の数字だけれどここでは関係ない。でも分母はGooブログのエントリー数で、膨大な数字ですね、1千数百万件。(アクティブなのは数パーセントでしょうが)

 このデータを見ると、毎日20人前後の友人知人が訪問していて、日によって15~30人くらいの変動があると分かります。訪問された方は、ついでに、過去の分2~3ページくらいを見ていかれるようです。平均、2~4日に1回来られるとして、30~80人くらいの友人がアクセスしてくれているということでしょうか。
 読者は時々入れ替わるから、まあ妥当な数字でしょう。
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投稿 500回 達成

2009-02-27 | もろもろの事
2日前で、このブログの記事としての500件目に達しました。
 つまりこの記事が502番目となるわけです。
 ちなみに、写真投稿の累計は、1094枚です。

 自動的に回数通知されるわけではないのですが、ふと気がついて調べてみると、そんな数字になっていました。
 当初は文章の練習や写真記録の整理、暇つぶしとして、始めたのですがどうにかそれなりに続いてきました。

 今では、多少、現職の職業的な興味もあります。いわゆるCGM(コンシューマ・投稿・メディア)ですね。
 ほぼ毎日、話題を探すこと、何か多少は気の利いたショットを撮るべく身の回りに注意を払うことなど、脳の活性化に有効だと思います。
 このblogは、予約投稿(将来日時で投稿)できる機能が少し前に追加されたので、書き溜めすることができ、活用しています。ですから、投稿日時時刻は、索引の目安という意味だけです。真剣に捉えないようにご承知ください。(だれもそんなこと気にしてないヨ、ですね。失礼)

 では次は 1,000回を目指すことにしましょう。


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直木賞、芥川賞

2009-02-26 | もろもろの事
先ごろ発表されたこの二つの文芸賞に関してです。
 まず、直木賞の山本兼一さんは、京都出身で同志社大学卒業。現在、京都市北区に在住とのこと。
 そこで、地元書店では写真のような横断幕を掲げて、山本さんの著書を山積みにし販売しています。

 文藝春秋3月号(2月10日発売)には、芥川賞津村さんの作品が全文掲載されています。


 
 直木賞受賞作「利休にたずねよ」は大変面白かった。

 これは、文藝春秋誌には掲載されていないので単行本で買わねばなりません。
[訂正:「オール読物」誌3月号に掲載されており単行本よりは安く講読できるとのことです。gorillaさん情報ありがとうございます]

 京都の地名が沢山でてきます。

 京都市北区紫野、大徳寺山門におかれた利休像を出発点として、エピソードが過去に遡るという構成です。
 刑事コロンボ風に結末を先に提示してその理由を次々に推察させる「時代小説」です。当時、太閤秀吉が権力を強めていく状況、商業都市、海外貿易にて繁栄している港町「堺」。その町の大商人たちと、茶の湯の流行。信長と秀吉、多くの戦国武将たち。
 NHKの日曜夜の歴史ドラマよりも面白い。

 津村記久子さんの「ポトスライムの舟」も読みました。
 工場で派遣工員として働いてる30歳代の独身女性ナガセは、実家の古家に母と二人で暮らしている。そこに大学時代の女友達が子連れで流れ込んでくる。友人たちとの葛藤、職場の女性上司、そんな身の回りにおこる出来事を淡々と綴る。

 まあ、どうということの無い、へーそんな人たちもいるのだろうなとの読後感想です。

 ストーリが痛快、変態なわけでもなく、極端に現代的な精神構造の持ち主を主人公にしたわけでもない。以前の受賞作にそんなのもあったような記憶が、もうあまり思い出せませんが。
 おばさんたちの世間話の詳細版、あるいは井戸端会議(もうこんな言葉も死語でしょうね。ボクが中学生の時は長屋に住んでいて、裏に共同の井戸があった。水道も来ていたけれど)のストリーを多少整理して提示した程度でしょうか。

 主人公の住む実家が奈良です。といって奈良の風景人情が文学的に描写されることもでもない。工場派遣労働だと手取り年収が163万円程度が相場か、それでも実家にいて節約生活で過ごせば、余暇時間の喫茶店アルバイト収入だけでも生きていけるのだ。この辺のことは、世間常識として、多少興味ありました。(少しネタバレになるけれど、工場給料を丸ごと貯金することを「目標」として生きてみる)

 津村さんの出身大学は、やはり京都市北区にあります。

 石原慎太郎が選評に書いているが、他に候補がいないという自民党総裁選みたいな理由で当選したようです。むしろ、
「日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で」水村美苗 (著) の話題が、気になる今日この頃です。

 *上記月刊誌に同級生交歓なる長寿グラビア記事があります。今回その一つに友人が掲載されていて驚きました。
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城南宮のしだれ梅

2009-02-25 | 京都の文化(春)
2月15日の記事に、この神社の梅を掲載しました。
 あの時は、まだ1分咲きだったのです。
 満開になるとどんな風になるのかな、と気になって、その1週間後2月19日に再度見物に行きました。
 このお宮さんの由来などは先の記事をご覧頂くとしてして、今回は写真を沢山載せてみます。









 ここより南に2,3km行くと伏見があり、酒造で名を成しています。

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釘抜地蔵

2009-02-24 | 京都の文化(春)
西陣の古い町並みを散歩していたら、こんな風変わりなお寺に出くわしました。
 東京には、「おばあちゃんの原宿」といって有名な巣鴨「とげぬき地蔵」がありますが。
 千本通に面しています。上立売上ル。
 間口の狭い門があって、ずーと中に入っていくと、お堂がありました。
 釘抜きと大きいクギを合わせた「絵馬」がお堂の壁一面に奉納してあります。
 いわれによると、「昔、有数の大商人紀伊国屋道林がその両手の痛みに苦しみ治療のはかばかしくなく、この地蔵尊に願を掛けたところ、夢のお告げでその商人は前世にて呪いの八寸クギを打ったことがありその祟りとのお告げがあった。翌朝、このお寺に行ってみると、釘抜きと2本の血染めの八寸クギがあったそうな」
 それで、お礼として釘抜きと釘の絵馬が奉納されるようになったそうです。

 参拝した時、お堂の周りを何度も回りながらお祈りしていた若い男性がいました。お堂の横に細い竹の棒が収めてある箱がありました。
 「参拝者は、この箱の中の竹の棒を歳の数だけ手に持ち、地蔵堂を一周する毎に一本ずつ箱の中へ棒を納めていく」
 お百度参りの一つの形なんでしょうか。






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狂言の会

2009-02-23 | 伝統芸能
茂山一家が出演した狂言を鑑賞してきました。
 主催は京都市上京区の福祉団体、会場は同志社大学の寒梅館でした。
 85歳の茂山千之丞さんが冒頭の演目解説をしたあと、なんと第2番目狂言の主演もされました。 

演目1.
 「濯ぎ川」(すすぎがわ)
  現代ものです。といっても1952年に飯沢匡の作。原典はフランス劇。恐妻とその母(姑)が、養子の夫をいたぶるお話しでした。
 夫:佐々木千吉、女房:茂山童司、姑:茂山あきら

演目2.
 「素袍落」(すおうおとし)
 これは古典。太郎冠者の主人が伊勢参りを思いつく。それを伯父に伝えに行くことを指示される。主人には伊勢帰り土産の心配があるので、使用人の太郎冠者が同行することを内緒にしろと命じる。しかし伯父宅では、太郎冠者にお祝い酒もふるまわれ、その言いつけを守れない。餞別に素袍(礼式衣装)を頂くが隠さねばならない。それを、酔っ払って、主人の前でつい取り落とす。
 主人:茂山童司、太郎冠者:茂山千之丞、伯父:綱谷正美

 いつもながら、とても楽しい伝統芸能を鑑賞しました。
 公演はチャリティでした。
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ねこの日

2009-02-22 | もろもろの事
本日は「猫の日」だそうです。
 222、つまり、にゃんにゃんにゃん。

ついでに、このブログの投稿時刻も合わせてみました。


(Wikipedia-English, Copyright-free picture)

 ※ちなみに、「犬の日」は11月1日だそうです。(ワンワンワン)
  この駄洒落、外国語では通じないだろうな。
  ところで、外国には「何々の日」というはあるのだろうか。聖人の日とか記念日以外にです。
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「京の朝市」

2009-02-22 | 京都の文化(春)
掲題の行事が、例年2月下旬の週末に平安神宮の門前、岡崎公園で開かれています。
 新聞の情報でこれを知ったので、この日は少し寒いけれど晴れてきたので、岡崎まででかけました。
 紅白の特設テントが並び、京都特産の京野菜(もう、九条ねぎ以外は売り切れていた)、西陣のネクタイ、焼物、イノダコーヒ、和菓子、などなどが展示販売していました。
 あわせて、「小京都」連合の各地からのテントもありました。
 踊りなども。







 太秦の東映映画村から、宣伝を兼ねて、「バナナの叩き売り」実演などのイベントもやっていました。なんせ、バナナの大きな房に京野菜のカブやねぎをつけて、100円とか200円、あるいはタダで「売る」のだから、子供も多く4重5重に人が集まっていました。平和なお祭りでしたね。

「南京玉すだれ」の大道芸


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梅園茶屋

2009-02-21 | 京都の文化(春)
いよいよ梅の花の季節になりました。梅といえば、なんといっても「天神さん」。以前のブログに、この神社の梅干(大福梅)を記事にしました(2009-01-02)。さて、

 本殿におまいりした後、入場料600円を払い梅園に入りました。
 有料ということでも有り、園内の茶店で茶菓が出ます。
 この梅園では、近隣の老舗和菓子屋さんが茶店を出していました。



 お菓子と梅茶を「老松」が提供しています。天満宮の東側に位置する花街、上七軒に本店があります。

 「(名物)七軒だんご」「抹茶」「あまざけ」「北野あかつきうどん(鶏団子入り)」なども、その茶屋で供せられていました。

 「 東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて春を忘るな 」
 この和歌を詠まれ、平安朝の文化人菅原道真公は、殊のほか梅を愛された。北野天満宮は全国各地に菅公をお祀りする天満宮・天神社の宗祀であり、約2万坪の境内に50種約2,000本の梅があるそうです。

 ほのかな梅の香りに包まれて、紅梅白梅を見物し大変に楽しい行楽になりました。
 
 秋には、御土居(国指定史蹟)とその中を流れる小川に沿ってすばらしい紅葉が鑑賞できます。その時期にもこの老松の茶屋が開かれました。(2008-11-28記事)



 老松本店はこんな外観です。


 参道には「なで牛」がいくつか並んでいます。このかわいい牛は最近、奉納されたもの。昨年、悪い人に壊された牛に変わって、さっそくこの牛が置かれました。立派なガウンを羽織っていました。

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