朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

ペンタゴン・ペーパーズ(映画)

2018-05-31 | もろもろの事

昨年、12月も押し詰まった時期に、我が家から電車で10分+徒歩10分の出町桝形商店街の真ん中に「出町座」なる小さいな映画館(とカフェ、書店)が開店しました。

映画館はスクリーンが2つ、座席数は各々50席弱です。

一般映画館で割と最近まで上映されていたのですが、いつの間にか終わってしまった映画がここにかかったので、早速見に行きました。



多少の脚色もあるのでしょうが、実話に基づいた物語であると記載されていました。

1971年、ベトナム戦争が泥沼化しアメリカ国内には反戦の機運が高まっていました。

国防総省(ペンタゴン)はベトナム戦争の始まりから、この文書を「後世に残す研究教育資料」として詳細に数千ページも作成していました。そのコピーが「ランド研究所」(カリフォルニア州シリコンバレー)にトップシークレットとして厳重に保管されていました。

米国テレビドラマの法廷ものにように、あるいは刑事もの映画のように映像は時間を追って展開していきます。 字幕なので、英語でのセリフも同時に聞こえて、口語英語や法律語の勉強にもなりました。

ボクが大学生のときに、ベトナム戦争反対「ベ平連」などの政治運動が日本でも起こっていました。米国UCバークレーでも大学構内デモに警官隊が突入したりする場面がスティーブ・ジョブズとビル・ゲイツ大学生時代の映画に現れます。

ペンタゴンには、実は、米国軍人に一人だけ友人がいて30年くらい前に建物の中まで見せてもらったことがあります。たまたまその当時ペンタゴンに勤務していました。空軍将校で毎朝3時に出勤して全世界からの情報を整理し幹部への要約を作成する仕事だったようです。

新聞社、具体的には「ワシントン・ポスト」の女性オーナーと編集長(トム・ハンクス)の二人の主人公に焦点をあてます。当時、ベトナム戦争で米国兵士が次々と戦死(当時は徴兵制)している状況でした。そこに義憤に駆られた一人の人物がその書類(極めて大部)を持ち出して複写をつくり、NYタイムズに持ち込みます。で、報道ライバルのポスト紙はどう対抗したか。このような国家機密(特に戦争状況にある軍事機密を含む情報)は法律により厳しく規制(致命的罰則あり)されていました。・・・

この戦争は、初期の時点で「ベトナム共産党(ホーチミン指導)ゲリラの士気が極めて高い」「南ベトナムの政権(米国支援)は腐敗して国民の支持がない」そのため、紛争で勝てる見込みはない、と米国指導部は分析していました。それを続ける理由の7割は「米国は無敵であり、戦いに負けたことがない」ことを維持するためでした。その論理として考案されたのが「ドミノ理論」、つまり共産主義が南アジア諸国へ次々に将棋倒しのごとく伝染するので、ベトナムでなんとしてもくいとめる(マクナマラ戦略)でした。ケネディーなどの民主党から共和党への政権交代があったのですが、この戦略は変更されません。

結果的には、この報道暴露合戦によって「ベトナム戦争が終結」したわけではありません。

米軍が北ベトナムゲリラに追い詰められて、サイゴンから命からがら撤収して終結した(1975年4月)のが歴史的事実です。いわゆるボートピープルが多数発生しました。そこに至るまでにこんな息を呑む物語があったことを知りました。

ちなみに、この映画での悪役「ニクソン大統領」は、ウォターゲート事件で追い詰められて1974年8月、記者会見を開き辞任を表明します。

たまたまそのタイミングで、ボクは米国にいてコロラド州ボルダーにあるコロラド大学寮の集会所でテレビ放送を見ていました。・・懐かしい思い出です。 

 

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植物園の散策

2018-05-29 | 京都の文化(春)
定例の府立植物園散歩です。



センダン。



特に香りはありません。




















薔薇、たくさん。



遠くに、比叡山。







(^^)

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早朝の散歩

2018-05-27 | 京都の文化(春)

新緑、早朝は気持ちのいい気温です。すこし早く目が覚めたので自宅周辺を歩いてきました。(5月24日)



近くの児童公園の前にある個人宅のヤマボウシ。ピンク色が鮮やかです。



別のお宅の玄関前に咲く、カシワバアジサイ。



テッセン、クレマチスかな?

前夜の雨のしずくが残っていました。



どくだみ。群生しています。薬草でもあるそうですが、繁殖力は抜群。



一乗寺下り松。宮本武蔵が決闘した場所。

現在の松は、もう何代目かで何度も植え替えているようです。



蜘蛛の巣。朝日に照らされて光っていました。



詩仙堂。



白い小花のヤマボウシが満開。



狸谷山不動院の自動車お祓い所。ここまででも相当に坂道を登ってきました。

さらにキツイ坂道と石段を15分くらい登れば本堂に参詣できますが、この朝は失敬。

降りてくる地元中年女性グループの方々から挨拶の言葉をかけていただきました。



手前の木々に遮られて眺望はよくありません。



坂道を下ります。左側の朱塗りの柵は、八大神社です。宮本武蔵ゆかりのものが展示されています。いわゆる村の鎮守さんですね。

児童公園の青いあじさいが咲いていました。



自宅の前を流れる小川の狭い堤防に咲く、色とりどりの小花。名前は?



自宅の立体長屋の玄関脇にあるシンボルツリーのヒメシャラ。

花の形や色は、小さなナツツバキにそっくり。

約1時間、良い運動になりました。

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黄砂

2018-05-26 | 京都の文化(春)

今日(5月25日)は天気が良くて気温も30度を超えたようです。

ですが、近くの東側の山を眺めるとやや煙ってみえました。そこで、外のマンション廊下にでて西の山並を眺望してみたところ西日の逆光もあり、こんなことになっていました。

正面の黒い山陰は左大文字がある小山で、その後ろの高い山が愛宕山。

相当に煙って見えました。

気象庁の黄砂情報webをみると、

 

やはり、黄砂の影響があると思います。

時々話題になるPM2.5より、黄砂は全体的に2倍以上大きな砂(自然物)で主に中国奥地の砂漠から舞い上がって偏西風に乗って飛来します。

一方で、PM2.5の多くは工業廃棄物であり化学的に毒性を持つものや、肺に吸い込むと人体に悪影響を及ぼします。 情報サイト:第1回  PM2.5、黄砂はなぜ体に悪いのか (NHK)

まあ、黄砂だけなら平安時代の日本にも流れてきていた記録があるので、それなりに耐性があるでしょうが、現代ではその黄砂に中国の微小工業廃棄物が相乗りして飛来することもあるようです。心配です。

洗濯物は早めに取り込んで、外でしっかり叩いてチリを落としました。効果あるかどうか知りませんが。

 

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ラム(羊肉)山椒焼

2018-05-25 | 食べること、レストランなど

京大での学会講演会を聞き終わったあと、友人と京都観光繁華街にくりだしました。



ポント町(漢字では先斗町)、語源には諸説あり。



四条大橋から右岸を眺めると「かわゆか(川床)」が作られて並んでいます。5月から9月の期間だけ設営することができる川床。そこで川と東山、そして歩く人々を眺めて飲食することは季節の京都風景ですね。ちなみに、鴨川など、川沿いの桟敷席を「かわゆか」、貴船などの川を覆うように床を渡したものを「かわどこ」と称します。

一方で堤防に腰掛けている人々、一定間隔で座る現象を「鴨川等間隔の法則」と呼んでいます。昔、大学の多いこの街での学生カップル(昔の表現ではアベック)定番のデート場所であったのですが、今や外来の観光客が多くて(人数バラバラ)、地元学生はもっと静かな場所に移動したことでしょう。



先斗町の細い道を歩く人々の半数以上は外国人のようです。アジア人が多数、コーケジアンがパラパラ。



木屋町三条にあるこの店に来ることが目的でした。

さっそく、ラム山椒焼きを注文して、しばらくするとこの皿が運ばれてきました。



骨付きラムが2本。とても美味しく期待どおりでした。

実は、十数年前に京都でたまたま便利な場所にあって価格的にも入りやすいここで何度か飲食しました。しかしその時はこのラム料理に気が付きませんでした、なんせここは和食店なので。

今回、別の友人からこの店でのラムを食べたことをコメントを読んで、食べてみたくなったのてす。



手前カウンターに料理の素材、中間財が並びます。この緑は「万願寺あまとう」。



山椒に刺激されて、さらに麻婆豆腐などを注文。いずれも結構、けっこう、でした。



万願寺あまとう(またの名は万願寺とうがらし)の焼いたん。これも美味。

さて、店を出て、市バスで帰宅するために河原町に出てくると、なんとこの行列。ほとんど全部が外国人です。歩道にはみ出していて、とても迷惑。

先頭にある店は、回転寿司でした。京都駅の八条口の商店街にある回転寿司店と同じチェーン店でした。 ・・・もう一人の京都市民としては観光客の勧誘、プロモーションは不要だと思います。むしろ迷惑税として今の宿泊税を何倍にも値上げして、市民生活インフラ整備にあてていただきたい。

 

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わらび

2018-05-24 | 食べること、レストランなど

大原の「里の駅」野菜売り場で入手した、わらびを調理しました。



例のクックパッドで検索して、まずはアク抜き。

広口の鍋に熱湯を沸かして、火を止めておく。蕨は洗って根元の硬いところを切り捨て、鍋に並べて重曹を少々ふりかけました。軽く撹拌して、割り箸数本をのせ重しとして水を入れたボールを上にのせ、数時間おいておくと、鍋の水が黒緑に変わり、それを捨てます。





きれいな緑色のわらびの素材が出来上がりました。

さて、まずは半分を油揚げとちくわに出汁を入れて軽く煮て、煮物の完成。



晩春の薫り高い美味しい一品となりました。

 

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魚山 大原寺 実光院

2018-05-21 | 京都の文化(春)

 



「さかなやま おおはらじ」ではありません。「ぎょざん たいげんじ」と読むそうです。魚山声明(ぎょざんしょうみょう)といって天台宗の法要儀式に用いられる仏教声楽のことで、この地で伝承されてきました。魚山とは中国山東省に所在する声明の聖地だそうです。



大原で最も著名な三千院には非常に多くの参詣客が集まりますが、そこを通り過ぎてさらに奥まで進む人は多くなくてぐっと静かになります。勝林院(魚山大原寺の本堂)、宝泉院があり、三千院すぐの近くがこの実光院で、勝林院の僧房の一つです。



抹茶をいただきながら、お庭、契心園を眺めました。

あまり広くは無いけれども、手入れされた庭園には四季折々の花が咲きます。



カキツバタ。



コウホネ。いつもの年より、早く咲いたと聞きました。



柿の花。



シラン。



隣地を流れる律川から水を引いています。呂川とうい渓流もあって・・・

ろれつが回らない語源・由来】 「呂律」は、もともと中国から伝わった雅楽の言葉「りょりつ」。 「りょりつ」は「言葉の調子」を意味し、「呂(りょ)」と「律(りつ)」という音階が合わないことを「呂律が回らない」と言ったことから、一般にも広まり「言葉がはっきりしないこと」を意味するようになった。
  gogen-allguide.com/ro/roretsu.html

と、いうことです。



コアジサイ。日本固有種です。



青もみじ。

根回りが3~4mもある古木が数本あります。秋には見事な紅葉となります。

客殿の欄間には「三十六歌仙」の色紙が掲げられています。江戸時代中期に狩野派の絵師によって描かれたものです。(一乗寺にある詩仙堂の三十六歌仙色紙は撮影禁止ですが、ここは許容されています)



アップ・・・



石灯籠と台杉。



さて、この花は、何でしょうか?

室内の花瓶に飾られていました。

案内の人にうかがうと、

オオヤマレンゲだとか。

奈良県吉野郡天川村に自生地があるとか。ただし本格的な登山となりますね。

玄関を出て、門までの庭に、こんな花木がありました。

カラタネオガタマという木で、バナナのような甘い香りが漂っていました。 



^^^クラウドの雲^^^

 

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あさぼらけ

2018-05-20 | 京都の文化(夏)
今朝 午前5時を少し過ぎた頃の空。



比叡山の右肩から日が昇るようになってきました。

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アルツハイマー、治療できるし、予防可能・・・

2018-05-19 | もろもろの事

アメリカの医師がエビデンスに基づいて書いた本、その和訳です。

表紙が、大きな文字ばかりでなにか怪しげなトンデモ本にみえますが、そうではありません。



この監修者の白澤卓二医師とは、私的な勉強会で何度かお会いしていてその席でこの本を上梓したことを知りました。

米国の医師、デール・ブレデセンの著作です。

ガンと並ぶ老年期の重大な疾病で、私の知識では予防方法はない、治療方法もないと思っていました。

白澤先生は温厚、しっかりと合理的な発言をされる医師です。今年還暦、勉強会の会合でバースデイケーキでお祝いしました。

米国人のアルツハイマー原因の一定比率は「遺伝子」が原因で、その医学的に証明があるそうです。幸い日本人の場合は遺伝子存在のデータはそれよりかなり低い。(でもあることはある。遺伝子DNA検査をすればわかる)

米国でアルツハイマー治療薬、治療方法、予防方法を開発できると、とても大きな医学的功績になる。と同時に、巨額の報酬(リターン)が製薬会社、医学界、ケア業界に見込めることから、米国のNIH(連邦健康研究機構、=公的研究資金提供組織)が何年も前から研究助成資金をつぎ込んできたそうです。ところがほとんど何の成果も出ていません。

「アミロイドβ」という物質が認知症の原因物質であると信じて、この物質をターゲットとして薬品や治療法を研究してきた。NIHの研究リーダーは、それ以外の研究には研究助成金を支給していない。

プレデセン医師によると、アルツハイマ病の原因は一つではなくて36もの要因があるといいます。

この本の著者のプレデセン医師はこの全てを塞がなくても、重要ないくつかの穴を防げばかなりの効果がある。実際に、彼のクリニックで治療を受けている患者の相当数は回復しているそうです。

彼のチームの医学論文は、かつてはなかなか論文誌に掲載がされない時期が有りましたが、ようやく最近は権威ある医学論文誌に何編か掲載され始めたとのこと。

予防、そして治療の、基本は薬剤治療ではなくて、食事や運動などの生活習慣だとのことです。

食べるべき食材、避けるべき食材・飲食、好ましい生活習慣などは、この本に書かれています「リコード法」。(ちらっと紹介:夕食から朝食/昼食の間を12時間開ける、コーヒーはOK、お酒は赤いワインOK、etc・・白澤先生のクリニック(東京御茶ノ水)でもすでに実践されているそうです。

白澤先生は「この本は一般の人が読むと難しい」(医学用語やデータが多い)、そこでこの本の解説と日本人向け食事法などの著書を執筆していると話しておられましたが、まだ出版できていないようです。例えば、米国人は大豆食材をほとんど使わない、でも日本には大豆からできるよい素材が多い、野菜、魚介類の米国と日本では種類が異なるなど。

ボクは宣伝目的ではないので全くこの本の購読を勧めたり、白澤クリニック受診を推奨しているわけではありませんので、もし興味があればお読みになってください。

 

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さくらんぼ @ 錦天満宮

2018-05-17 | 京都の文化(春)

京都、喧騒の中心地である錦小路と新京極通りの交わる場所に、この天神さんのお社があります。




この広くはない境内の奥に、こんな木の実が美しく色づいていました。(5月7日)



周りの木々。



鳥の落とし物から生えたのか、神社の関係者が意図して植栽しているのか、・・でも珍しくて知る人ぞ知る季節のスポットです。



その近くには、こんな「木の実」実っています??

なんでしょうか。

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大願梅だそうです。いわゆる、変形絵馬です。

この一帯は特に外国人の姿が大半でした。

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錦小路は、かつては京都市内住民や料亭の野菜や魚、乾物などの市場でしたが、もはや観光客がほとんどで、それも「食べ歩き」客が多数。食材店としては、素材状態では買ってもらえませんから営業的にはやむなし・・・地元の人の足は益々遠のくことになります。

地元民向けの商店駐車場はなく、徒歩圏の古くからの住民は減少。都心回帰で新築マンションは増えていますが、近くの高級食材の食品スーパーやデパ地下が品揃えやサービスを拡充してえいるので、わざわざ錦小路には日常的には来ないようになっていると思います。

伝統的商業地の「動態保存」の難しさでしょうか。

 

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