3ヶ月に一回会合が持たれるR社のOB会に出席。前会長がご病気のため急遽指名されあとを引き継いだI氏が実務派らしく堅実に運営されている。
今回は岡崎工場の現状の稼動内容をレポートをされた。この工場は以前は信管、計器などの専門工場だったが、今やそれらはほとんど制作されておらず、信管が1割程度。複写機の部品は殆どゼロで、主力は自動車部品らしい。日産、三菱、デンソーなどに納入しているが、自動車メーカーに直接取引ではなく、一次部品メーカーへの納入となっている。
精密部品製造で培った技術を活かし、最近では自動運転分野にも進出しているとのこと。親会社のR社が不調な中、気を吐いているとのことであった。私達の居た時代の主力商品の時計は、貯蔵してある部品を使ってほそぼそと作っているらしい。退社してから50年近く経っているので思い入れは少ないが、それでも消滅してしまう危機もあったと聞くのは何か寂しい。
恒例の社員の消息情報にはほとんど関心はなかったが、会長のお陰で会社の最新情報に接せられたのは嬉しかった。