遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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冠雪の頃

2016-11-07 00:00:28 | 雑感
   阿弥陀岳はまだ殆ど雪がないが、赤岳には冠雪が
    天狗岳には薄っすらと
   横岳にはしっかり雪が付いていた
   富士山は薄っすらと浮かぶが雪の状況は判らず

めっきり寒くなってきた。もうじき最低気温が零度を下回るだろう。周りの山々の頂きには雪が降りてくる季節になってきた。よく晴れた今日、冠雪が舞い降りた八ヶ岳を展望してみた。

まず主峰赤岳と手前の阿弥陀岳はなぜか片方だけに雪が降りている。標高差は100mもないのにこの差は何なのだろう?赤岳に続く横岳にはしっかり雪がついている。その横の天狗岳には薄っすらと雪を被っていた。

そうなれば、富士山はどこまで雪に覆われているのだろうと思うのが人情である。それではと富士見町方面迄車を駆ってみにいったが、あいにく富士山は靄に包まれはっきり見えなかった。残念。

しかしこれから徐々に雪が濃くなってゆくのだろう。秋が深まりやがて冬になって行くのだなあと実感した山の頂の姿である。

社友会(2)

2016-11-06 01:23:36 | 友人・知人
   蒲郡クラッシクホテル
   三河湾と竹島
   結婚式を終えてミゼットへ

社友会の食事は蒲郡クラシックホテルであった。昔の蒲郡プリンスホテルである。さすがに高台にあり、緑に包まれた建物は堂々としている。ここはそもそもはタキヒョーの別邸であったらしい。

散策をしていると、笙・篳篥や祝詞の声が聞こえ、折しも結婚式が邸内で行われていた。近くに行ってみると新郎新婦が手を取り合って出てくるところであった。参列者を置いてきぼりにして、二人だけで何故かミゼットに乗り込み披露宴会場へと向かう。

昼食は六角亭という別館。ちょっと高級な鉄板焼を頂く。なかなか美味しい。今回、全体は倹約をしてはいるが、ワンポイントこうした豪華なところがあるのは中々良いものである。ゆっくりと食事と会話を楽しみ、芝生の庭で記念撮影をして帰路についた。

今までにはない、ちょっと小洒落た会合であった。

   六角亭
    鉄板焼き



社友会

2016-11-05 00:13:02 | 友人・知人

   蒲郡駅前のエリカ号 ここが母港だったのか

年に一度の社友会の行事が今回は蒲郡で日帰りで行われた。しかも蒲郡駅集合、解散という節約行程である。この駅で降りるのは何十年ぶりであろうか。駅舎は当然新しくなっており、駅前に単独世界一周を成し遂げた、エリカ号が飾ってある。

駅前の生命の海科学館へ入る。つい前日報道された、新種の鯨だと認定されたインカクジラの化石が入口に展示されている。ペルーから購入したクジラの化石が様々な研究、検証の結果、新種ということになったらしい。その他大木が珪化木になっているものや、化石の展示などがあり、日常とは違った物に触れ新鮮であった。

何時もと違った社友会のこういう試みも新鮮味があって良いものである。

   新種の鯨だと認定されたインカクジラの化石

   恐竜の足のレプリカ

   首長恐竜の復元模型

気楽な同窓会

2016-11-04 09:44:51 | 友人・知人


年に2,3回ほど顔を合わせ気楽に話をするJC時代の仲間がいる。JC時代、副理事長として支えてくれた仲間だ。残念ながら専務理事は若くして他界してしまったが、4人の副理事長は健在である。しかし近年あちこちにひずみが出てきた。

今回は急な召集ではあったが、一人が転んで腰を打ったということで欠席だった。ちょっと気になる。

それはさておき、近所の居酒屋での集まりは、肩に力が入らず、うまい日本酒で話はいつものようにはずんだ。同じ経営者という立場で、企業繁栄と、加えて社会正義を追求してきたのが共通の方向なのだから、気持ちが悪かろうはずがない。

つい酒も進んで、6時半から4時間近くの宴となった。命の洗濯と言うのは、こんなひと時のことを言うのだろう。

現代社会の優れた警告書

2016-11-01 06:40:46 | 


相場英雄「ガラパゴス」上下 小学館 2016年刊

久々に面白い小説に出会った。64(ロクヨン)をさらに進化させたような警察小説。本当にフィクションなのか?と思うほどリアルな設定と描写である。

派遣と呼ばれる非正規労働者が正社員になるためにあがく仕組みが形成され、不条理な事件を引き起こす。グローバル企業が、世界的な競争の中で壮絶なコストダウン手段を取る。そのしわ寄せが派遣にも来る。最底辺の派遣労働者、それを差配する人材派遣業、それを利用する大企業、そこに取り入る警察、政治家など様々な人間がうごめく。いろいろな問題解決の手法がいかにもありそうなやり口である。

同時にアベノミクスと称する経済の最前線の実態が生々しく描かれている。働き方革命などという美辞麗句の陰で実態は年収200万の低賃金労働者が続々と生み出されている。「世界で一番企業が活躍しやすい国」とは「世界で一番労働者がこき使われる国」である。と帯に書いてあるが、まさにそのとおりである。この小説は社会学書ではないので、そのあたりを声高に叫んではいないが、実態描写はリアルである。

アベノミクスと称して、資本の論理を推し進めるならば必ずこの小説に書いてあるようになる。ホセ・ムヒカの主張のように、新しい価値観を導入しなければ、資本主義は行き詰まるのではないかということを感じた。現代社会の警告書として十分機能する。一読を強くお薦めしたい一冊である。