遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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御柱祭ー一丸となって

2016-04-04 13:59:12 | 行ってきました
    まず地区旗が先頭に立つ

    大勢の人が曳き綱を引く
    喇叭隊、太鼓、木遣り鯛などが続く
    次第に綱は太くなり
    そして本隊がおんばしらを曳行する

御柱祭は7年に一度ということもあるが、その他にも盛り上がる仕組みが色々凝らされている。まず諏訪大社各宮4本ずつの柱を担当する地区が割り振られる。(2月中旬に抽選式が行われる)市町村各地域が担当を決められ、その地区旗が先頭に立って進む。

一行は1,000人とも800人とも言われ、祭り当日はこぞって住人が参加するので、警察は空き巣パトロールを出すほどである。この柱を曳く太綱その先の細綱に各人が手許綱を付け柱を曳行する。この祭りはこうして担当地区別の曳行が中心であるが、法被を着ているものは誰でも参加できる。法被とおんべ(はたきの房が長いようなもの)加えて手許綱を装備すれば祭りへの参加は万全である。

また役割分担が細かく別れており、総指揮、本部役員、世話係、綱係、梃子係、後方支援、救護係、などメドデコに乗る若者の他、木遣り、太鼓、喇叭、などの音楽隊も腕章をつけ、揃いの法被で盛り上げる。とにかく細かく役割が割り振られ道中ひっきりなしに伝令が総指揮の元へと駆けつけて指示を仰いでいる。

    沿道の組み立て式の桟敷
    店先での振る舞い
    お酒の他にも振る舞われる
    ここでもお酒を振る舞う

また街道沿いには、鉄パイプで桟敷席が設けられそこに上がって祭りを見ながら一杯やる人、婦人方が愛想よくお酒や甘酒ツマミなどを曳き手や観光客に振舞っている。商工会もあれば、仏壇屋、畳屋などの事務所前で行われているが「良ければ上がってゆきなさい」と勧められてしまう。さすがに上がることはしなかったが私も3軒ばかり立ち寄ってお酒を頂いた。

    後方支援隊が荷物を運ぶ
    すぐ脇は畑である

こうして各地区、祭り参加者、沿道の人々が一体となって祭りを盛り上げているが、実は沿道外の畑でもこの日ばかりは祭り一色で、ブルーシートを敷き詰め畑中でも宴会が始まっていた。こうして御柱祭は地域一体となって盛り上がっていた。(続く)

御柱祭ー穴山の大曲

2016-04-03 08:48:41 | 行ってきました
    御柱の華メドデコに乗る若衆
    メドデコの上からオンベを振り掛け声をかける若者たち
    田んぼの中の道を進む御柱行列

御柱街道は田んぼの中の道である。茅野、原村の境にある綱置き場を出発した御柱は、木遣り、喇叭、太鼓に「ヨイサッ」の掛け声を合わせて進む。その中心はやっぱりメドデコが中心である。そして上社「山だし」一日目のの最大の見せ場は「穴山の大曲り」へ向かう。

    先頭の地区旗群が来た。
    待ち受ける大曲り
    差し掛かる一群    メドデコが見えた!
    目の前を通り過ぎる
    大曲りを無事通過する

穴山の大曲りでは道脇には規制線が張られ警官が出て整理をしていた。ウロウロしていたら「金沢地区の方ですか?」と聞かれ、いいえと答えたら、では「規制線の外から見学してください」とかなりやわらかに指示される。祭りに対する姿勢が垣間見えて気分が和む。いよいよ盛大な音響とともに前宮2の一団が通りかかる。メドデコを左右に微妙に振りながら、電柱や看板を避けてゆく。最近は道幅が多少広くなったのだろうか。無事事故もなく通過していった。(続く)

いよいよ開幕

2016-04-02 18:47:08 | 行ってきました
    遠くに掛け声が聞こえてくる
    先頭の旗の一団が見えてきた

7年に一度の大祭、御柱祭がいよいよ開幕した。本日から3日間上社本宮、前宮の8本の御柱が綱置き場から引き出され、人力で御柱街道を曳行し木落し、川越しを経て3日めにはすべて御柱屋敷へと納められる。

朝7時30分に一斉の神事「綱渡り」を終え、出発をするというのだが、我々は10時位に見当をつけた曳行場所にでかけた。ここら辺りは農道が広く車を止めるには支障がない。交通規制の手前に車を置いて少し歩いて街道に向かう。

ラッパの音や木遣の声太鼓の響きが聞こえてきた。自然に足取りが早くなってくる。街道には大勢の観客が一行を待ち受ける。

   掛け声とともに本隊がやってきた
   喇叭(らっぱ)隊
   太鼓隊も続く
   木遣隊は独特のおんべだ
   メドデコが来た!

「おいさー」「オイサー」の掛け声に連れて、景気の良いラッパの響き、太鼓の鼓動、木遣の歌声畑の中を走る御柱街道は人、人、人、で埋め尽くされた。メドデコで飾られた柱が曳行されてくると一段と掛け声が大きくなってくる。

    メドデコは御柱祭の華だ
   街道沿いには桟敷が組み立てられ旗が設置される

街道の脇には鉄パイプで桟敷が組み立てられ、色とりどりの地区名を記した旗が立てられている。そこでは振る舞いが行われ酒やツマミなどが通りがかりのお客に振る舞われる。勿論祭りの参加者にも振る舞われる。
いかにもお祭りらしい。そういえば刈谷の万灯祭りの際も同じようにした覚えがある。(続く) 

いよいよ開幕

2016-04-01 17:09:40 | 雑感
御柱街道沿いに置かれた「御柱出発の地」の幟がはためく
    明日の出発を待つ本宮一の柱

七年に一度の大祭、諏訪御柱祭がいよいよ明日から開幕する。まずは上社本宮、前宮の山出しからである。一日目は穴山の大曲を経て、木落し坂前まで、この巨木を車輪無しで人力のみで曳行する。その担当は諏訪地区、茅野地区、原村などそれぞれが受け持つ。2日目は木落し、川越しを5本行い、3日目は残りの3本を行う。

無事曳行が終われば暫くは御柱屋敷に安置され、里曳きを待つ。里曳きではそれぞれ本宮、前宮に向かい、建御柱を行う。昨年はこの建御柱で事故が起きたらしい。下社でのことかもしれないが、18m,10トンになんなんとする樅の木を、木の皮を剥いて垂直に立ててゆく。命綱なしで木上で見得を切る若衆はここが見せ場とばかり危険を承知で張り切る。

    曳行の準備作業 これも既にお祭りの一部だ

準備の状況を見に、出発地点に下見に行ってみた。もうそこは大勢の人が集まっていた、準備を終えブルーシートに包まれた御柱を守る監視員や、それを見に来る観光客。また上社御柱の特長である「メドデコ」と呼ばれる角に取り付くための綱を整備する作業をする人が最後の仕上げをやっていた。

人出に備え臨時の仮設トイレもいくつも設置され準備は万端整えられている。

    前宮三の御柱
    コメントが付いた幕が張られている
    メドデコのツナ整備作業
    御柱全景
    臨時トイレの一部

今年は6年前の時より人出が多いと予想されている。しかも外人さんが増えているそうだ。国際化の波はここまで来ている。
こんな準備状況を見ていると明日の開幕がいよいよ楽しみになってきた。