昔から好きだった。刈谷駅近くの中華料理店の餃子だが、ここの店は餃子だけ美味しくて他の料理ははさほどでもない。小ぶりの餃子が春雨を真ん中にでてきて、にんにくの香りとともにジワーっと旨味が広がってくる。何か麻薬でも入っているのかと思うほど、癖になる味であった。
ところが区画整理か駅前再開発か知らないが、この店が立ち退いてしまい刈谷では食べられなくなってしまった。所用で久しぶりに名古屋にでたので栄にある本店を訪れた。夜遅めではあったが、煌々と電燈は灯り、大衆食堂の面目躍如だ。
早速ハイボールと餃子のセットを注文する。でてきた、出てきた。3年以上もお預けを食らってた幻の餃子だ。皿の中央の春雨を取り囲む小ぶりのやつ、口に入れるとあの懐かしい味がじわ~っと出て来る。これこれ、やっぱり癖になる味だ。思わず追加注文してお腹一杯になってしまった。
他の料理には目もくれなかったけど、懐かしい味に浸り、満足して店を後にした。
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