元の職場で一緒だったT君の紹介のうなぎ屋である。T君の紹介のお店はどこも庶民的で気さくなところが多い。
鰻が絶滅危惧種入をしてからというもの、とんとお目にかかっていない。やせ我慢をして言うわけではないが、若い頃の経験から、鰻をそんなに極上視する習慣がない私には、どうでもいい話である。
しかし、居酒屋としてのうなぎ屋となれば話は別である。店内には張り紙が残っていて、6月より値上げしますと書いてある。まずは焼き鳥、お新香、生ビールで喉を潤し、うな重に取り掛かる。甘めのふっくらとした焼き上がりで、三河の関西風のパリッとした焼き上がりに慣れた私には物足りないが、コレはこれで東京の老舗の味なのだろう。
ちなみにこの店は、明治40年創業の105年目を迎える老舗である。しかも勘定をして驚いた。誠にリーズナブルで、値上がり前かと訝る程であった。Tくんいい店の紹介ありがとう。
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