遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

手で考える

2008-05-22 11:03:32 | 雑感


 ISOの統合審査で「会社の入り口に草が生えている。そのままにしているようだ」と指摘されたことを
そのままにしないように、早速少しづつ本社の敷地内の草取りを始めた。
 多分、この指摘は「品質管理は3S(整理・整頓・清掃)から」と言う審査員の数多くの体験からの
ことなのだろう。

そんな眼で見たら確かに敷地内に草がいたるところに生えている。いっぺんには無理かなと思い、
毎日就業前に少しづつ取り始めた。
 やってみると案外気持ちがいい。確かに気持ちが整理されてくるようだ。いろんなことにも気付く。
「履物をそろえると心がそろう」と藤本師が言われるがまさにその通りだと思った。イエローハットの
鍵山相談役は30年トイレ掃除を続けておられる。気持ちがしゃんとするそうである。しかも素手で、ビールがのめる
くらいまで便器を磨き上げられると言う。

 理論や見通しは、必要だが手や身体を動かして、感じる事は的を得ていることが多いのではないか。
考えるのは頭だけでなく、手でも考えているのではないだろうか。私達はもっと手で考えてみるべきである。
我が社のメンタルヘルストレーナーの今井先生は、「身体を動かしている現場の人たちには、
うつ病になる人は少ない」とおっしゃっていた。健康面でも良いことが多いと思われる。

 そういえば、亡くなった生産部長が当時の製版部の人たちに、「一時間毎に手を洗え」
「汚い手では、いい仕事は出来ない」と指導していた事を思い出した。
体験から出た指導だと思うが、実際的を突いた指摘だと思う。

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