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インド紀行(17)-発展途上国

2018-01-13 05:40:29 | 行ってきました

ラクシュミ・ナラヤン寺院



一般家庭でチャイを頂く

デリーでの昼食の後はヒンズー寺院へ。教徒であるアンバルさんは何故かそそくさと説明を急ぐ。自身は沢山祀られている神の前で合掌し、敬虔な教徒であると思われるが、我々のような無神論者には、説明しても無駄だと思ったのだろうか。

しかしこの寺院は立派である。財閥ビルラー財団が立てたものだが、都市の中にあり建物も壮大だ。この後は一般家庭でチャイ(インドの紅茶)の経験。日本人学校の教師宅でチャイの入れ方から、現地事情なども聴きながら茶飲み話を伺う。

宝石店、繊維店(テーブルクロス、パシュミナ、絨毯など)紅茶の店、などショッピング案内をされる。つい勢いで絨毯を買ってしまう。記念と言うには少し値が張った。インド人は商売がうまい。紅茶店は何年か前ブータンに行ったとき立ち寄ったところと同じのような気がした。


紅茶専門店

カーンマーケット

その後「インドの銀座」と呼ばれるカーンマーケットで時間を潰し、夕食は水炊きの日本料理店で摂った。ここでメンバーの一人が「お世話になったアンバルさんにお礼をしよう」と言い出し、同行の元自衛隊幹部の発案で、一家族千円程度のチップを集めて、席上手渡した。アンバルさんは痛く感激し、空港で最後まで手を振り見送ってくれた。

デリー空港は深夜便にも拘らず混み合っており、ビジネスラウンジで休憩をとるもあんまり休めなかった。


夕食の水炊き

デリー空港

ヒンズー国なのに、クリスマスの飾り付け?

ビジネスラウンジ

こうして、インドの旅は終わったが、この国はとにかく人が多いという印象だ。店も道路も人で溢れている。しかも皆上昇志向が強い。その意味でこの国は後進国ではなく、間違いなく発展途上国である。

街中の露店の傍や道端でぼーっと立ったり、座ったりしている人もいるが、概ね働いている。そのエネルギー、バイタリティは大したものである。中国のように面従腹背ではなく、ストレートである。人口増大を見込み、これから中国といい勝負をしてゆくのではないかと思われる。

但し衛生面と食事のバラエティは改善の余地がありそうだ。

蛇足ながら、街を走っている車は圧倒的にスズキ車が多い。続いてはトヨタ車、ホンダ車がこれに続く。その後をヒュンダイが肉薄、ヨーロッパ車、アメ車はその次くらいに見られた。またカースト制度の名残は、外部から見る限りあんまり感ぜられなかった。日本の民問題と同じで、少しずつ解消してゆく過程にあるのだろう。

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