大型バスに15人
本日のお宿
ロビーラウンジ
宴会の始まり
男の厄年、数えの40歳の時に発足した同年会がいまだに続いているという話は以前にもした記憶があるが、つい先日そのメイン行事一泊旅行を行ってきた。
最盛期には、花見、植樹、奥様プレゼント、隣町同年会との親睦会、総会と旅行の他にも色々やってきたが、今は総会とこの一泊旅行だけとなった。39歳のときの会員は55名いたのだが、今やそれも18名となり、この旅行の参加者は15名である。
大型バスで出掛けるも空き席が目立ち、後ろのサロンで飲む人間も激減。積み込んだアルコールも最盛期の1/10くらいしか消費されない。その意味では寂しいが、皆気持ちは元気で意気軒昂、鼻っ柱は強い人間が残っている。
今回は群馬県四万温泉でゆっくり湯に浸かろうと朝7:30出発。ひたすら走り続け上信越高原国立公園内にある四万温泉到着。渓流沿いにあるちょっと格式を感じさせる旅館であった。到着は4:30過ぎ、9時間に及ぶ長旅であった。
早速温泉に浸かったが、源泉が熱いらしく、ぬるめと熱めの二つの浴槽が用意され気分よく入浴。疲れを落として宴会へ。しかし宴席でも相変わらず酒は進まず、以前と比べればおとなしい限り。カラオケも一人だけが頑張って歌うが他の人は知らん顔、盛り上がりにはやや欠けた。
この宿では名物女将が紙芝居を披露するとのことで、宴会が終わったら皆ロビーへ。確かに紙芝居のセットがしつらえてある。程なく開演。朗読はもちろん女将。題名は知っていたが読んだことのない宮沢賢治の物語で、朗読もうまくそれなりに聞けた。続いて従業員による和太鼓の演奏。近いので迫力はあった。それより女将のMCよろしく一生懸命の話術に感心した。
営業臭を抑えながらも、売り込むところは売り込み、聞いているものを飽きさせない、仲々の力量と見た。山奥の他に取り柄とてない温泉宿の苦労が垣間見える女将の奮闘であった。
広場には紙芝居の用意が
本日の演目は「注文の多い料理店」
紙芝居のあとは和太鼓の演奏
女将の独演が続く
3名の和太鼓