駐車場も桜の下だ
満開まであと一息
本堂前
桜まつりの看板
鐘楼脇の大木
三重の塔のミニチュア
5月5日は立夏。日本全国で25度の夏日を記録し、家の前の小池の水辺からは蛙の合唱が聞こえてくる。72候の初候は「蛙始めて鳴く」である。いよいよ爽やかな初夏の様相になってきた。
ところが山の気候は面白いもので、蓼科湖の近くの聖光寺ではこの連休に桜まつりが行われる。ここは標高が1400mを超えているので、今年に限らず毎年GWに満開を迎える。
現場に見に行ってみると、今年は例年よりむしろ遅めで、まだ5~7分咲きである。桜の木々の下では花見の宴(というより屋外の食事会)が行われているが、前にも書いたようにこの地方の花見は江戸の花見と違い、乱痴気騒ぎとは程遠く、静かで行儀の良い宴である。
日差しはもうきつくなり、アイスクリームが美味しい気温であるが、まだ満開前のせいかこの境内の桜は何故か寂しいような風情だ。この気温では連休最終日には満開を迎えることと思われるが、この桜はぼってりとした花房を着けず、軽やかで涼し気な枝ぶりである。
おそらくこれが今年最後の花見であろう。