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所用があり、東京早稲田に赴いた。都電荒川線で向かったら、窓の外が仄明るい。今を盛りの桜だ。満開のソメイヨシノが窓の向こうに浮かぶ。面影橋という洒落た名前の駅で飛び降り、夕暮れの川沿いを少し歩くことにした。都電で隣り合わせに座った人が、「この季節だけこの電車は人で賑わう」と教えてくれた。桜のせいだそうだ。
満開を僅かに過ぎてはいたが、それでも見事な花ぶりである。チラチラと花びらが川面に落ちては行くが、夕暮れ迫る水面に僅かに花びらが集まっている。花筏というには少し量が足りないが、風情はある。
寂しくないほどの人出で、川の両側がぼーっと霞むほど一面の桜である。この川があの名曲「神田川」の舞台だ。銭湯は辺りにはないけれど、夕暮れでも十分に暖かく、湯冷めはしないくらいの気温だ。ここを若い二人が肩を寄せ合いながら歩いたのかと妄想する。神田川は長いのでもっと他のところかもしれないのだけど、妄想は自由だ。
今年はまだ花の下で座ってする花見はしてないが、豪華な花はここが一番であった。
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面影橋
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桜まつりの提灯の灯も浮かぶ