四、五分咲の亀城公園
東京では桜が満開を迎えたそうだ。しかし気温は3月上旬並にしか上昇せず、震える寒さでの花見だそうだ。ここらあたりでは、気温は4月平年並みに上昇しているが、肝心の桜はまだ4,5分咲である。3,4日前よりポカポカ陽気が続くので再び亀城公園に偵察に行ってきた。
近くの駐車場からも、薄っすらと白味がかって居る樹々を遠望することができる。いるいる、花の下で早くも宴会を始めている。枝を見るとようやく4,5部咲きまできている。前回ここだけ数輪開いていた太鼓橋袂の桜は見事5分咲きだ。
ウィークデイだが、結構昼間から大勢の人出だ。進学先も決まった学生、生徒などが友人同士連れ立って、開放感を味わっているようだ。そういえばこの春休みが宿題もなく、未来だけが開けたもっとも伸び伸びできた休みだったなあ。
しかし花見というのに妙に静かだ。カラオケ、バーベキュー禁止令がでているらしい。花の下で馬鹿騒ぎをして、日頃の鬱憤をパアッと発散するなんてことはこの頃やらないのか、できないのか、皆さん妙に行儀良くなってしまっている。それでもファミリィや若い人同士には穏やかで、気落ちの良い花見なのだろう。
幸せのお裾分けをもらった気分で公園を後にした。
太鼓橋の袂
静かな花見の宴