遅いことは猫でもやる

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江戸の街

2016-01-09 03:37:49 | 行ってきました
昔ながらの獅子舞
   日本橋界隈の江戸の街ジオラマ
   江戸城ジオラマ
   文字や絵を書くからくり人形
   実演が行われた中村座

正月2日大江戸博物館の常設展示が無料開放だということで、見に行ってきた。正月らしく、獅子舞や手妻=手品、からくり人形の実演をやっていた。

からくり人形は愛知のモノづくりの源流というくらいで、尾張、三河が盛んだったらしいが、ここでは江戸時代の文献を元に再生したからくりを実演していた。階段を一段ずつ爆転して降りるのから、矢を取って的に向かって放つ人形、字や絵を書く人形とかなり精巧である。動力源は鯨の髭(歯)をゼンマイの如く巻いたものだが、近くで触らせてくれたので身近に触ってみたら、確かにスチールのような感触であった。

長屋のレプリカでは6,8畳一間の間取りで、職人、寺子屋、家族が住んでいる様子が等身大ジオラマで再現されているが、正にうさぎの寝床で暮らした庶民がこうして毎日を過ごしていたかと思うと、我慢強い庶民の姿が目に浮かぶ。

また上水道の説明では、神田上水、玉川上水と二つの水系で江戸の街に水を送った水利、測量技術、木の樋で配水した職人技など、技術の高さをしのばせる。ローマ時代の上下水施設に匹敵するほど、江戸時代はかなり文化度が高かったように感ぜられる。

こうしたものを伝えるこの博物館はかなり良く出来ていると思う。