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ソノマ 米ワインの故郷

2015-09-04 06:29:07 | 行ってきました
   丘陵地に広がるぶどう畑

米ワインといえば、ナパが有名だが、その隣にあるソノマもワイン生産地として名高い。近年ワインの世界品評会でフランスを抑えてアメリカワインが金賞を受賞した。しかも2年連続である。
ワインを国の名産物としているフランスにしてみれば、放っておけない事態だが、どんな土地柄なのか訪ねてみた。ヨセミテの次の訪問地である。

ヨセミテから西へ、山岳地帯から丘陵地へ5時間ハイウエイを走る。次第に丘は荒れ地にところどころ緑の果樹が植えられ、そこだけは濃い緑に覆われている。ブドウだけでなく、桃やその他の果物を作る果樹畑が丘を彩る。そのスケールの大きさは、ひとつの畑が野球場より大きいことで表されるか。とにかく大きい。これでは日本の「園芸」と揶揄される、肌理細なか作物の手入れができるはずもない。ソノマの町へ入って目的のホテルを探すがカーナビの調子が悪く、なかなか目的地へ付かない。
人にも聞いて、3度くらい迷った挙句、地名番地からやっとホテルに付いた。2階建ての素朴なモーテルで中庭は緑で埋まり、プールも完備している。「9時以降は騒がないこと」などと注意がある。

   エル・プエプロ・イン
   ホテル内部

市役所はこじんまりとした可愛い建物で、夕食はその近くで摂った。料理もワインもまずまず美味しかった。料理=ビーフのサラダ、ムール貝、アンティパスタ(生ハム、サラミ、モッツアレラチーズ、ナス)エビと鮭のリゾット、カラマリ さすがワインの里である。酒=ダークビール、白ワイン(ソービニオン)
ホテルまでは歩いて25分ほど。夕暮れ(といっても9時近かったが)の町を軽く酔っ払って歩いた。

   市役所夕方と朝
   ビジターセンター

翌日朝、市役所向かい側のビジターセンターでワイナリィの情報を仕入れる。ここで一番はセバスティアーニという近くのワイナリーだそうだ。
試飲会場は11時開場だとのことで、それまで周りをぶらつく。なにせ大きなワイナリーだ、出入りの業者は大型トレーラーや、タンクローリーでやってくる。試飲会場の入口に「2012,2013年連続受賞の幟が飾ってある。ひょっとしたらここがフランスを奮起させたワイナリーかもしれない。

   ワイナリーの壁
試飲会場入口の幟
   ワイナリー内部

11時予定通り開場。白3種赤1種を試飲。比べてみたらやはり高いもののほうが深みがあり、美味しいような気がする。だが単独で飲んだ時は、どれも美味しいのだろう。シャルドネとソービニオンでは前者の方に旨味があるように感じるが、料理と合わせるには後者のほうがいいような気がする。そんなことを考えながら、ワインを2本購入しアントニオーニを後にした。ここで1時間ほどもかかったので、他のワイナリィへは行かずにモントレーへ向かった。