リコー時計時代の先輩、同僚が年に4回ほど名古屋のホテルに集まって情報交換をする同窓会みたいな会がある。4,5年前に誘われて私も参加するようになった。
何故か「そうめん懇話会」と名づけられたこの会は、会員が持ち回りで講師を努め、毎回なにか自分の得意ジャンルの話をすることとなっている。前回はT氏の苦労に満ちた半生の自己紹介だった。前々回はS氏のトランペットの実演付きの話。今回は考古学と神話の話。俳句を論じた人もいた。
もう皆齡70をすぎ、それぞれの生き方に迷いがなくなったせいか、話にも自信と含蓄がある。それぞれ面白い。振り返ってみればそれぞれの人がいろいろな山場を越えて今日がある。こうして集まれるのは幸せなんだと思う。
会の前後の雑談でかわされる情報交換はこう言う会の習いで、メンバーの近況と消息、過去の思い出話に花が咲く。今回は一年先輩のM氏の急逝と、大先輩Kさんの健康状態の近況を聴くことが出来た。時の流れを強く感じた。