遅いことは猫でもやる

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氷爆見物

2015-01-17 09:04:09 | 行ってきました
見事に発達した氷爆

地方紙に地域の名所紹介記事が載っているが、この寒さで氷爆が発達していると写真入りで報じられていた。
昨年息子と行った横谷渓谷である。

 雪道をいよいよスタート

ジムニーの4WD走行を楽しみながら現地へ。夏の駐車場には勿論一台の車も置いてない。少し奥の道ばたに駐車して歩き始め、ホテル前に差し掛かると、玄関前で除雪車が稼働して、夏に通った建物横の通路は通行不能。裏に回って歩き始める。踏み跡があり助かる。陽こそ差してはいないが遠くに青空が見え天候は問題ない。歩くにつれ少しずつ雪が深くなり、40cmほどになってくるが、踏み跡のおかげで靴はそれほど潜らない。ただ風もないのに木々の枝に積もっている雪が頭の上から時折降ってくる。帽子は必要アイテムだ。
谷川の水音以外全く音がない静かな林の中をゆるやかに登る。


 霧降の滝
 大きな岩を越えてゆく

水音が一段と強くなって来たら、霧降の滝だ。こじんまりした滝が雪をまとって水を落としている。案内表示板も雪にまぶされている。
この滝の横左側の崖に氷の壁があったのだが、滝と案内板に気を取られ全く気が付かなかった。そこからも頭上に垂れ下がる枝を避けながら緩やかに登ってゆくと、大きな岩に小さなしめ縄が飾られ可愛い御柱が立っている。この岩がご神体なのだろう。雪の中で見ると景色が違う。
 谷川脇を遡る
 三本杉の向こうに見えてきた
 見事に発達した氷瀑
 水は流れる
 名残惜しいがこの景色と別れる 

暫く進むと道が二つに別れ、不動の滝と氷瀑コースに分かれる。当然氷瀑コースに向かう。3本杉の向こうに壁が切り立ち、青緑の氷が見えてきた。不動岩にかかる氷瀑だ。いままで秋神温泉、御在所岳などの氷爆を見てきたがいずれも人工的なものだったが、ここは正真正銘すべて天然である。上の方には青氷の大きな塊、下部は無数の氷柱、圧巻の造形である。夏に来た時には想像もつかない景色である。暫くの間この景観を眺め、更に上部に向かったが、すぐに踏み跡が途絶えてしまった。やむなく引き返し、先ほどの分岐点から上がる。五分ほどで不動の滝。長男と来て山コーヒーを楽しんだ地点に到着。勿論一面の雪に埋もれ、夏とは風情は一変している。それより上には今回は行かず引き返す。
 不動の滝
 不動岩の標示

 帰りに気づいた霧降の滝横の氷爆

林の中では行き帰りとも誰とも行き合わず、静かな雪中行軍だった。ここは天候さえ良ければ冬の景観地としていいところである