家の周りの紅葉はそろそろ終わりに近づいている。
霧も出て一層幻想的だ。落葉松が黄金色に色づいてきた。栗、白樺、桜などがそれぞれの進行によって色づき具合が変わってくる。
日本の四季は春の花、夏の緑、秋の紅葉と彩り豊かだ。植物は冬を迎える前に、自ら水分の補給を止め、越冬の準備をする。
しかも葉っぱが花に劣らず、黄色や赤色に鮮やかな発色をする。
人の一生も青春時代の華やかな時代、働き盛りの成年、壮年時代、末期の熟年とこんなに鮮やかに輝いて生きられるといいなあ。
我が身は紅葉のようには輝かず、せいぜいかすかな残照を映している程度なので(これはこれで楽しいのだが)、一層周りの紅葉が眩しい。