良い天気が続く。寒さも厳しくなってきたので、少し億劫になるが、気が向いた
ら散歩に出る。まだ身を切るような冷たさではないが、それでも空気は冷えてい
る。
大雑把に言って30分、一時間、2時間コースに分かれる。紅葉も終わった今、
花も、彩りもない、寒々とした道だ。華やかなことがないだけ、思索には好都合
だ。何もない道をぼんやり歩いていても,なにかと頭によぎることがある。おな
じことがグルグル巡ってくるようになったら、そこで思考は停止して、周りの景
色を眺める。不思議に考えに整理がつく。ただ歩くだけで何の目標もないと、単純
になりすぎるので、大きな池、ゴルフコース、水汲み場、テニスコート等、到達
点を設定して出かける。
水は青く澄んでいる
すっかり葉が落ちた枝に、赤い実がついている
落葉松の葉もすっかり落ちたあと、名前は知らぬが(ナナカマド?)赤い実をつ
けた枝が冬空に伸びていた。
寒くなってきて、動物に出会わなくなってきた。先日夕暮れ時道端に立派な角を
持った鹿に出くわした。体色は黒っぽくいつものよりおおきめであった。道を横
切ってもなかなか立ち去らないので、出てきた方を見ると、牝鹿と小鹿が一匹ず
つ控えていた。道の反対側で家族を見守る牡鹿になぜか貫禄を感じた。
角が立派だ
牝鹿と小鹿