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旅日記 イギリス/ロンドン(6)ロンドン塔 コワーイ処だった

2010-10-24 11:01:34 | 行ってきました

7/14(水) 曇り時々小雨

本日はロンドン塔へ行く予定日。
昨日のトルコ料理が効いたのか、早めに寝たのが良かったのか、家内の体調は回
復してきたようだ。


朝のバッフェ(コンチネンタルスタイル)

明日は早いので、最後の朝食にレストランへゆく。ほとんど毎日同じコンチネン
タルスタイルのバッフェ。パン、チーズ、ハム・ソーセージ、ヨーグルト、フルー
ツ、ドライフルーツ、コーヒー、紅茶である。まあこれで十分だ。

地下鉄でロンドン塔(と言ってもお城だが)へ。ヴィクトリア線を乗り換え、ディ
ストリクト線でタワーヒル駅へ約25分。ウイークデイなのに観光客が多くぞろぞ
ろ降りる。駅の出口のすぐ横に小さな展望台があり、大抵の人はまずここでロン
ドン塔(一部修理中)を眺める。そこでこの旅行中初めてコワーイ体験をした。


展望台

ロンドン塔全景

この展望台でゆっくり全貌を見て、人がほとんど次に向かってゆく中、降りてく
る階段の途中で、地図を広げて何やら話しかけてくる中年男がいる。場所を聞い
てくるのだが、よくわからない。そのうち両替をしてくれないかと財布を出して
くる。現金をそんなんに持っていないし、ちょっと危ないと思って、構わず階段
を降りようとしたとき、2m近い大男が二人「ポリスだ」といいながら身分証明書
らしきものを見せてきた。写真が貼ってあるが、それが本物かどうか、詳細はも
ちろん私にはわからない。

パスポートとキャッシュを見せろという。パスポートのコピーを見せると何やら
イヤホーンで確認をとっている様子。キャッシュにペンライトを当てて確認して
いる様子。先の男を簡単にキャッシュを改めただけで、早々に「OK」と言って
放したので我々もと離れようとしたら、「Wait」と上から肩を抑えられ静止された。
大男だけにすごい迫力だ。「Fake money」云々と言っていたが、そのうちカードのことなどをきいてくる。
日本語で「アンショウバンゴウ」といってくる。
これは怪しいと思い、言葉がわからないふり(実際分からないが)をし、家内が
「ノー、ノー」と応対をしていたが、その時次の地下鉄が着いたのか人通りが急
に増えてきた。


お堀跡の実演


入場門付近

何故か彼らはそそくさとここで「OK」といい、場を離れた。我々は冷や汗じっ
とりだった。これが噂に聞く「ポリス詐欺」か。危機一髪のような気がした。
ほっとして入場券売り場の行列へ。入場切符も、イヤホンガイドもシニア割引があった。お堀跡では石投げ器の実演にに観光客が群がっていた。


城内風景


王の寝室

いつものように、イヤホンガイドは丁寧だ。この城は宮殿、砦、牢獄、処刑場と
数々の役割を担っている。衛兵の交代もあり、王室の一部であることを認識させ
られる。


ジュエリーハウス

王冠を収蔵してあるジュエリーハウスへ。上院開会式に女王が着ける王冠もここ
に置いてある。世界最大のダイアモンドは錫杖の先に付けてあるもの。握りこぶ
しくらいの大きさであった。宝石をふんだんに散りばめた王冠の数々、黄金の食
器、洗礼鉢など、大英帝国の力を見せつけている。


ロンドンブリッジは大きな橋だ



牢獄は拷問の部屋、幽閉の部屋があったりするのはどこも同じだ。外壁に沿って
数々の部屋や牢獄がある。外壁の窓からロンドンブリッジがよく見える。大きな
橋だ。

3時間ほどかけて、あちこち見て回り、帰途へ。5時過ぎホテル着。これでロンド
ンの名所のあらかたは尋ねたことになる。(バッキンガム宮殿、ウエストミンス
ター寺院、ビッグベン:国会議事堂、ナショナルギャラリー、大英博物館、ピカ
デリーサーカス、ハイドパークの一部、ロンドン塔など)これで明日はイギリス
を離れる。いい思い出が一杯残った。ちょっとした感慨を覚える。



6:30ころホテル近くで見つけた日本食レストラン「ミヤマ」へ。天麩羅、寿
司タイザー(アペタイザーの寿司版)ビール、焼酎で75£。まずまずの味だっ
た。食後に日本茶を頼んだら、有料です、というので止めたが、日本人店員のサー
ビスは行き届いており、ホッとする。

ホテルで早朝のタクシーの手配をし、早めに眠る。このホテルには韓国人、英国
人が多い。

リヨンの友人から頂いた花 これとも明日はお別れだ