7/14(水) 曇り時々小雨
本日はロンドン塔へ行く予定日。
昨日のトルコ料理が効いたのか、早めに寝たのが良かったのか、家内の体調は回
復してきたようだ。
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朝のバッフェ(コンチネンタルスタイル)
明日は早いので、最後の朝食にレストランへゆく。ほとんど毎日同じコンチネン
タルスタイルのバッフェ。パン、チーズ、ハム・ソーセージ、ヨーグルト、フルー
ツ、ドライフルーツ、コーヒー、紅茶である。まあこれで十分だ。
地下鉄でロンドン塔(と言ってもお城だが)へ。ヴィクトリア線を乗り換え、ディ
ストリクト線でタワーヒル駅へ約25分。ウイークデイなのに観光客が多くぞろぞ
ろ降りる。駅の出口のすぐ横に小さな展望台があり、大抵の人はまずここでロン
ドン塔(一部修理中)を眺める。そこでこの旅行中初めてコワーイ体験をした。
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展望台
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ロンドン塔全景
この展望台でゆっくり全貌を見て、人がほとんど次に向かってゆく中、降りてく
る階段の途中で、地図を広げて何やら話しかけてくる中年男がいる。場所を聞い
てくるのだが、よくわからない。そのうち両替をしてくれないかと財布を出して
くる。現金をそんなんに持っていないし、ちょっと危ないと思って、構わず階段
を降りようとしたとき、2m近い大男が二人「ポリスだ」といいながら身分証明書
らしきものを見せてきた。写真が貼ってあるが、それが本物かどうか、詳細はも
ちろん私にはわからない。
パスポートとキャッシュを見せろという。パスポートのコピーを見せると何やら
イヤホーンで確認をとっている様子。キャッシュにペンライトを当てて確認して
いる様子。先の男を簡単にキャッシュを改めただけで、早々に「OK」と言って
放したので我々もと離れようとしたら、「Wait」と上から肩を抑えられ静止された。
大男だけにすごい迫力だ。「Fake money」云々と言っていたが、そのうちカードのことなどをきいてくる。
日本語で「アンショウバンゴウ」といってくる。
これは怪しいと思い、言葉がわからないふり(実際分からないが)をし、家内が
「ノー、ノー」と応対をしていたが、その時次の地下鉄が着いたのか人通りが急
に増えてきた。
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お堀跡の実演
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入場門付近
何故か彼らはそそくさとここで「OK」といい、場を離れた。我々は冷や汗じっ
とりだった。これが噂に聞く「ポリス詐欺」か。危機一髪のような気がした。
ほっとして入場券売り場の行列へ。入場切符も、イヤホンガイドもシニア割引があった。お堀跡では石投げ器の実演にに観光客が群がっていた。
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城内風景
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王の寝室
いつものように、イヤホンガイドは丁寧だ。この城は宮殿、砦、牢獄、処刑場と
数々の役割を担っている。衛兵の交代もあり、王室の一部であることを認識させ
られる。
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ジュエリーハウス
王冠を収蔵してあるジュエリーハウスへ。上院開会式に女王が着ける王冠もここ
に置いてある。世界最大のダイアモンドは錫杖の先に付けてあるもの。握りこぶ
しくらいの大きさであった。宝石をふんだんに散りばめた王冠の数々、黄金の食
器、洗礼鉢など、大英帝国の力を見せつけている。
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ロンドンブリッジは大きな橋だ
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牢獄は拷問の部屋、幽閉の部屋があったりするのはどこも同じだ。外壁に沿って
数々の部屋や牢獄がある。外壁の窓からロンドンブリッジがよく見える。大きな
橋だ。
3時間ほどかけて、あちこち見て回り、帰途へ。5時過ぎホテル着。これでロンド
ンの名所のあらかたは尋ねたことになる。(バッキンガム宮殿、ウエストミンス
ター寺院、ビッグベン:国会議事堂、ナショナルギャラリー、大英博物館、ピカ
デリーサーカス、ハイドパークの一部、ロンドン塔など)これで明日はイギリス
を離れる。いい思い出が一杯残った。ちょっとした感慨を覚える。
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6:30ころホテル近くで見つけた日本食レストラン「ミヤマ」へ。天麩羅、寿
司タイザー(アペタイザーの寿司版)ビール、焼酎で75£。まずまずの味だっ
た。食後に日本茶を頼んだら、有料です、というので止めたが、日本人店員のサー
ビスは行き届いており、ホッとする。
ホテルで早朝のタクシーの手配をし、早めに眠る。このホテルには韓国人、英国
人が多い。
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リヨンの友人から頂いた花 これとも明日はお別れだ