「ある一生」、本日映画館にて鑑賞し久々に地味に感動した。
地味にと言うのは時代に翻弄されたある男の(多少は不幸な)一生で、派手なドンデン返しも無くを地味に人生を終える物語ながら、きめ細かな夫婦愛の表現には泣かされた。
〔内容〕
1900年頃のオーストリア・アルプス。孤児の少年アは渓谷に住む遠い親戚クランツシュトッカート)の農場にやってきた。しかし、農場主にとって、孤児は安価な働き手に過ぎず、虐げられた彼にとっての心の支えは老婆のアーンルだけだった。彼女が亡くなると、成長したエッガーを引き留めるものは何もなく、農場を出て、日雇い労働者として生計を立てる。その後、渓谷に電気と観光客をもたらすロープウェーの建設作業員になると、最愛の人マリーと出会い、山奥の木造小屋で充実した結婚生活を送り始める。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった・・・。
この映画のテーマは誰もが迎える「死」、そしてその時を迎える時に何を思うか、そんな様に思える。
なお映画館でオーストリアのアルプスやら氷河を前に展開する人間ドラマは結構な迫力で、そんな山の中での時代の移り変わりを画面一杯に表現している、これだけでも結構な価値がある。
そしてこの映画の余韻は「木を植えた男」に似ている。
おまけ
PVでつい最近 HOMELANDというTVシリーズを見始めました。2011年頃に作成され、日本でもシリーズ5まで放映されたようですが、PVで全8シリーズが無料で見れるようになった事を知り、昨日から見始めました。まだシリーズ1の第2話を見終わっただけですが、結構楽しんでいます。お休みください。