偶然とは言え神の啓示かという話はさておき、アマプラ映画「フォードvsフェラーリ」これが良く出来ていて面白かった。
動機はクリスチャン・ベイルとマット・デイモンの組み合わせということなのでハズレは無いだろうと思っていたら大当たり。
友情やら家族愛やら理想とビジネスとの葛藤とか、に加えて1960年代のカッコいいレーサーが目白押しと言った具合で、ともかく出来の良い映画だった。
〔内容〕
1950年代後半にレーサーとして活躍するも心臓を患い引退を余儀なくされたキャロル・シェルビー。今はスポーツカーの製造会社を立ち上げ、気鋭のカー・デザイナーとして活躍していた。その頃、アメリカ最大の自動車メーカー、フォード・モーター社では、ル・マン24時間耐久レースで絶対王者に君臨していたイタリアのフェラーリ社との買収交渉が進められていた。ところが契約成立を目前にして創業者のエンツォ・フェラーリが態度を急変させ、交渉は決裂。小バカにされた会長のヘンリー・フォード2世は激怒し、レースでの打倒フェラーリを誓うのだった。こうしてシェルビーのもとに絶対王者フェラーリに勝てる車を作ってほしいとの不可能とも思える依頼が舞い込むことに。さっそくシェルビーはイギリス人ドライバーのケン・マイルズを口説き、2人でレーシングカー、フォードGT40の改良を進めていく。しかしマイルズはレーサーとしての腕前は超一流ながら、その言動はあまりにも破天荒で、企業イメージを大事にするフォード社幹部の反感を買ってしまうのだったが…。
(出典:全洋画オンライン)
この映画でのクリスチャン・ベイルは期待通りの曲者レーサーを演じておりシェルビー役のマット・ディモンとの対比も良かった。
なおフォード・ムスタング新車発表会のシーンがあり、このムスタングこそ「ブリット」で活躍したこれぞ米社と言ったクーペ・モデルで間違っても手の届かない憧れの車だったが、それを主人公は一目見て駄作と判断するとこなんぞは結構嬉しいシーンではある。
それとクライマックスのル・マンで登場するフォードGTは、昔のスロットレーシングでもフェラーリと並んで定番モデルだった様な気がする。
そんな昔懐かしい車たちに遭遇できてノスタルジアをくすぐる映画でもあった。
なお、先日買った「シェルビー・コブラ」はこの映画を知る前に偶然に入手した物で、まさかこの映画で実物(らしき車が登場)を拝めるとは思わなった。
この映画の開始10分で「シェルビー」という人名が出てびっくりした位、というのが今回の”神の啓示”の内訳。
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