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夏のきもの ①


▲紬縮緬の着尺(島幸)に夏帯(捨松)のコーディネート

▲柄のアップ 浅黄地に金魚

新潟十日町の島幸製の紬縮緬(つむぎちりめん)の盛夏向きの加工着尺です。経(たて)には節のある紬糸を緯(よこ)には強撚糸の縮緬を使用して織り成した生地は、見た目にも涼しげなシャリ感のある風合いで、しかもシワになりにくいので夏のお出かけには最適なきものです。
金魚の柄の部分には絞り加工が施され、さりげなくお洒落が演出されています。
この場合は西陣の老舗「帯屋捨松」の八寸帯でカジュアルな取合せにしましたが、着用場面に応じてお茶会では絽の九寸帯、さらに紗袋帯を合わせればより改まった雰囲気になり幅広く活用いただけます。

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京菓子 鍵善良房

▲和三盆の打物「菊寿糖」
鍵善良房の菊寿糖(きくじゅとう)をお茶の先生にいただきました。口の中に入れるとほんのりと甘さが広がるお菓子です。
その名の由来は「菊の露を飲んで不老不死になった菊慈童」の伝説で、つなぎにごく少量の寒梅粉が入るだけで後はすべて和三盆を使った上品な干菓子です。
同梱されていた栞には
「相伝 菊寿糖
いにしへから祇園の銘菓として知られ阿波国産純和三盆の味ひは雲井の上までも愛でさせ給ひし甘味中の粋品」
と書いてあります。
以前このブログでも紹介しましたが、「くずきり」でも有名なお店は祇園本店と高台寺支店があります。2006年9月9日のブログ
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ゆかた 竺仙 №3

今日は竺仙の綿紬のゆかたをご紹介します。
経糸に節のある紬糸を織り込んであるため凹凸ができ、そのためサラッとした独特の質感を楽しむことができます。
このゆかたは、生成りの地に黒い市松模様と紅色の珊瑚を配し大人の雰囲気を漂わせています。鮮やかな朱色の博多織の両面半幅帯でアクセントをつけた取合せにしました。

ゆかた/\26,700 帯/\18,900 下駄/\3,990
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ゆかた 綿絽小紋

東京染めの老舗「三勝」の綿絽小紋です。
綿絽は、絹の絽と同様にストライプ状にすき間(絽目)を表した平織りの木綿地です。ゆかたとしてだけでなく夏のきものとして、半襟を付け足袋をはいて昼間に着ていただくこともできます。 ゆかた/\45,000 三勝のゆかた
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ゆかた 竺仙 №2

江戸の老舗「竺仙(ちくせん)」のゆかた第二段!
※コーマ地に※注染(ちゅうせん)と呼ばれる手作業の技法で染められたゆかたです。
帯は※紗献上の博多織半幅帯、下駄は鎌倉彫り。
当店お勧めのこだわりコーディネートです。
最近では昔ながらの手作業をする職人さんが少なくなり、シルクスクリーンなどでプリントされた量産品のゆかたが増えてきました。さらに数千円で一式揃ったセットゆかたは着用人口の拡大には貢献しているものの、縫製は中国やベトナムでなされ、日本の伝統とはいい難くなりました。だからこそ、ふるまごではしっかりと手仕事で作られたものをお勧めしたいと思います。

ゆかた/¥22,050 帯/\18,900 下駄/\8,800

※コーマ:なめらかでしっかりした木綿の平織地で、もっとも一般的なゆかた生地。
※注染:生地をたたみながら糊を置き、染液を注いだ後、下から真空吸引して染み通らせる方法。両面にくっきりと柄が染め上がるのが特徴です。
※紗献上:博多献上の地の部分を紗織にした帯で、透け感があるためよりいっそう涼やかな印象です。
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