きものや帯の残布を使って和装バッグを製作することができます。
訪問着や付け下げを誂た場合は、ほとんど残布が出ませんが、小紋や御召
無地紬から羽織や道行コートを誂るとかなりの布が残ります。
もともとがきものを作る反物の長さがあるため、きものよりも丈の短い
羽織やコートを作ると布が余ってきます。それを有効に利用してバッグを
作るとお揃いの素敵なバッグができあがります。
バッグ全体を残布で作るのではなく、マチや持ち手の部分には無地の帯地を
用いますので、スッキリした品のある仕上がりになります。
巾29㎝×高さ16㎝×マチ10㎝の利休バッグはちょうど数寄屋袋が中に
入る大きさですから、お茶事へのお出掛けとても重宝します。
お手持ちの袋帯を名古屋帯に仕立て替えた場合にもバッグの製作に必要な
残布がでます。