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お世話になった畠山さん

▲2008年6月25日津市立西橋内中学校でのゆかた教室

はたけやま呉服店の畠山光治さんが昨日お亡くなりになりました。

津呉服商組合の組合長をはじめ、三重県呉服商連合会の会長を

歴任され、NPO法人和装教育国民推進会議三重県支部の現役

支部長でもあります。

学卒後、名古屋の呉服問屋扇文㈱を経て、津市にて白銀屋呉服店

出身のお父様と共に、はたけやま呉服店を設立されました。

主に、京都の千切屋や松居、名古屋の丸利などを主力取引先として

高級呉服を扱ってこられました。そのはんなりとした上品な柄行は

「はたけやま好みとして」私たちのお手本となっていました。

また、本業の呉服販売に加えて、日本の伝統「和の文化」を大切にされた方で

きもの文化を広めるため、中学校における和装教育の推進にもご尽力されました。

その和装教育に関しては、十年来の地道な活動が近年ようやく実を結び

今年度から採用された新学習指導要領に基づく新しい家庭科の教科書には

和装分野の項目が数ページにわたって掲載されることとなりました。

それに伴い、三重県下でも今年度は桑名、鈴鹿、松阪地区の中学校9校で

正規の家庭科授業として「ゆかた教室」の開催が実現しました。

▲扇文㈱時代にふるまごの新装開店を手伝ってくださった様子(1961年)

畠山さんには、まだまだ多くのことを教えていただきたかったので残念です。

お世話になりありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。

きっと今頃は天国で奥様の登喜枝さんと仲良くしていらっしゃることでしょう。

 

 

 

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