藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

小さなキッカケを大事にしよう。

2005年05月01日 | テニス
「Shall we Dance」

Shall we Dance?(ハリウッド版)を、観てきましたよ!
日本のも良かったけど、ハリウッドの方も面白かったですよ。

リチャード・ギアが演じる主人公は、仕事がえりの電車から見える、ダンススクールの窓から、外を寂しそうに眺めている女性(ジェニファー・ロペス)が気になり、ダンススクールに通うようになります。

何かをはじめるきっかけとは、きっとこのようなものです。
はじめから、トッププロになりたいとか思う人は、なかなかいません。

何かちょっとだけでも、生活に変化を与えたいと無意識に思っているのでしょう。
だから、はじめは高尚な目的など、なくて構いません。
キレイな先生がいて、気になるからでも良いのです。

テニスをはじめるキッカケは、たいていモテたいから、好きな子がテニスをやってるから、シャラポアが好きだから、など、そのあたりです。
でも、そういった動機ではじめた人の方が、上達しやすいです。
なぜなら、モテたいとか、憧れといった感情は、非常にパワーがあり、モチベーションを高めるからです。
勝ちたいから、といった動機ではじめる人の方が、意外にも長続きしません。
そういう人は、負けたり、ちょっとでもうまくいかないと「くやしい、もういいや!」となってしまう人が多いです。

この映画では、初心者コースで申し込んだ、あまりイケてない?男性3人は、それぞれ一目惚れしたから、ナンパしたいから、彼女にかっこいいダンスそ見せたいからといった理由でした。
僕は「これは長続きするな」と思いました。

物事は、長く続けないと、楽しみ方がわかりません。
テニスでも、はじめたばかりの頃は、本当の楽しさは理解できません。
長く続けていくうちに、質が変化していきます。
もちろん、はじめて1週間の人も「楽しいな!」と思います。
しかし、10年間続けている人の楽しいとは、その質が違います。

目的は、どんどん変化していっても構いません。
目的が増えていってもオッケーです。
大事なのは、結果を出すことよりも、プロセスです。
プロセスの中で、自分の中で変化を起こし、向上すること、楽しみ方を学ぶことが大事です。

P,S
コーチがカッコイイと、テニスをはじめるきっかけになるかもしれませんね。
こりゃ、重要な問題だなぁ・・・・

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