2月16日(金)曇り【ルンビニ園元理事長恒田仙英老師本葬】
今日、富山に行って参りました。
戦後まもなく、ルンビニ園という戦災孤児を集めた福祉施設が曹洞宗尼僧団のバックアップのもとに富山に創設されました。
そこで50年以上の長きにわたって、多くの子どもたちを見守り、育て、社会に送り出してくださった恒田先生が13日にご遷化されまして、本日本葬が営まれました。
本寺の最勝寺様が中心になってくださり、教区の多くのご寺院がご随喜くださり、三仏事で行われました。
まことに心のこもった、かつ厳粛な、そうしてまことに多くのお別れを惜しむ会葬者であふれかえった本葬でした。
恒田先生のご一生を物語っているお式でした。
「私のご葬儀の時は来てくれる」「はい」と答えた日のことが思い出されます。
私が永平寺さまにて、焼香師というお役を勤めさせて頂いたとき、93歳の先生がご随喜してくださいました。
あったかい先生でした。またお会いしたいです。先生は人々に尽くされましたので、本師のように天に与なさるでしょうから、どうぞ、下にいます私に会いにいらっしゃってくださいますよう、と思いました。果たして死後のことは分かりませんが。
佛心寺四世太機仙英大和尚 世壽 百歳