風月庵だより

猫関連の記事、老老介護の記事、仏教の学び等の記事

父帰る

2015-09-28 17:19:45 | Weblog

9月28日(月)晴れ【父帰る】

今朝、見たことのない猫がいました。とても痩せていて汚れています。野良猫ちゃんのようです。

これ以上餌をあげる猫が増えては、とても私には飼いきれません。お金も大変ですが、餌を買ってくるのが重くて大変なのです。

「ごめんね、今まで食べていたところに帰ってね」と、朝は返しました。でも、また夕方餌の時間に朝の猫ちゃんがいました。汚れているのでいかにも野良猫ちゃんのようです。

でも、でも、右耳に不妊手術済みのカットがあるではありませんか。もしかしたら、五匹の子猫のパパかもしれません。急いで、写真帳をめくってみました。比べてみました。尻尾も丸尻尾です。顔の模様も同じです。去勢手術をした後、しばらくしていなくなってしまったパパ猫です。父帰るです。


寺は誰のものかー霊鷲山

2015-09-25 22:29:38 | Weblog

9月25日(金)雨【寺は誰のものかー霊鷲山】

お寺を住職の所有物と勘違いしている住職は少ないと思いますが、お寺は住職の特権を振りかざせるものではありません。住職は全体の管理を任された管理者です。私はそれを熱い思いを持って管理しています。

仏法を伝える場として、大事な場です。一方から言えば仏法を伝えてもらう場として大事な場です。釈尊が仏法を説かれた現世の霊鷲山なのです。

私が管理者として住職をしているお寺は、最近参道を広げ、白い塀も築き新しい門柱を建てることができましたので、今日は総代さんたちと打ち上げ会をしました。

今は5人になってしまった総代さんたちですが(お一人は雲の上です、お一人は子育てで気が抜けないので休んでいます)、総代さんと檀家さんが一丸になって守ってきてくださったお寺です。いつも住職である私とともにいろいろな行事をともに行じ、なんでもいつも話し合って決めています。

今日は、工事が完成したお祝いです。お祝いの席で、生をあきらめ死をあきらむるは、を共に話し、人間の裏と表の話になり、私の師匠がいつも口になさっていた、裏表のような価値判断をやめようという話を伝えたりします。総代会は時折、そんな話を熱くします。共に学びます。

このお寺は総代さんたちがあってのお寺です。

話はかわりますが、血液型の話になりましたが、B型が4人、O型が一人、A型が一人です。日本人はB型は30パーセントだそうですが、うちの総代会はB型が圧倒的に多いです。

「住職は子どもを育てたことがないでしょうから、お分かりにならないかもしれませんが、子どももそれぞれ違います」と言われましたので、「いえ、私はよくわかりますよ、同じ時に生まれた子猫5匹ですけれど、みなそれぞれ違います」と私は誇らしげに言います。そんなこと、あんなこと。

いろいろなことを話して、いつも話して、総代さんたちと守っているお寺です。

このお寺を次の人につなげていくことがまた大事な事業です。本当は守ってあげたかった青年がいたのですが、私の心を全くわからず、だんまりを決め込まれたので、大変残念に思っています。寺を利権と思ってはいけません。寺は霊鷲山なのです。

 

 

 


夜中の茜雲 2

2015-09-22 16:11:21 | Weblog

9月22日(火)晴れ暑い【夜中の茜雲 2】

夜中の茜雲の写真を取り込めました。夜中の12時に空が明るいのは、おかしい、地震でもあるのではないかと思っていましたら、翌日地震がありました。日本列島は災害が多発していますので、お互いに気をつけましょう。

 


夜中の茜雲

2015-09-12 08:17:08 | Weblog

9月12日(土)曇り【夜中の茜雲】

今朝関東地方は地震がありました。かなり揺れました。実はこの頃あまり寝られませんので、夜中の12時ころ外をみていましたら、お寺から斜め右方向の空が、夜中だというのに赤く筋を引いていました。

あまりにおかしいので、写真に撮りました。よほど気象庁に電話しようと思いましたが、そういうこともあるだろうかと、やめにしました。しかし、地震でもあるのではないだろうかと思いました。

やはり今朝ありましたので、やはりと思いました。しかし、茜雲は多摩方向でしたので、震源地とされる東京湾ではないでしょう。やはり関係ないかもしれません。

でもあまりに気象の激しい現象が起きていますので、お互いに気をつけましょう。

写真を載せたいのですが、いつものカメラの電源が入っていなかったので、別のカメラで撮りました。フォーマットというのをしないとパソコンに取り入れられないようです。残念でした。

このところの不眠で思わぬ夜中の茜雲に遭遇しましたが、話はかわりますが、不眠は老体にこたえますね。

皆さんは大丈夫ですか。いろいろなことが人生にはあります。

(写真をとりこめました。やはり夜中の12時過ぎにこの空の明るさはおかしいと思い、よほど気象庁に電話しようかと思ったほどです。でも震源地方向ではなく、多摩方向なので関連はないでしょうが。)

 

 


税務署の教え

2015-09-07 18:57:19 | Weblog

9月7日(月)雨【税務署の教え】

皆さん、ご無沙汰していました。このところ大変な忙しさで、ブログを書く余裕が全くありませんでした。

夏の間はお施食会がありますので、組寺の随喜にあがったり、その上先月の31日と今月1日に税務署の方がいらっしゃいましたので、大変でした。なにが大変かといいますと、収支決算書という書類を作成しましたので、素人ですので、それが大変でした。税理士さんをお願いできれば楽なのですが、私の預かっていますお寺は檀家さんが少ないですから、すこしでも経費を削減して、お寺の修理や経費を貯めたいと思っています。

本堂の屋根替えもしなくてはなりませんし、諸々お寺のためにやりたい事業があります。

それで、税務署の方にもいろいろと質問をさせていただき教えていただきました。税務署員の方は親切でしたし、書類の不備なところや、申告すべきなのに抜けているところの指摘もしてもらいました。

住職となって三年目ですが、早い段階で税務署の方が入ってくれましたので、今後の税務処理についても、大変に参考になりました。一番よかったのは、草取りなどしてもらって、日当を払った場合は、税率表は乙表を見なくてはなりませんでした。甲乙丙の税率の丙で計算してしまっていました。

お寺は税金を払わないと思っている人が多いかもしれませんが、住職はお寺から報酬(給料)を頂きますので、その源泉税を払っています。またなにか収益がありますとそれに対しての法人税がかかります。

このお寺はお布施の収入しかありませんので、法人税の対象になる収入はありませんが、もしある場合はお寺も法人税を払うことになります。

もし皆さんが「坊主丸儲け」という誤った言葉をご存知でしたら、これは再度申し上げますが、この言葉は間違いです。お寺に頂戴したお布施はすべて、お寺の収入であって、住職個人の収入ではありません。これを間違いますと、税務署はきちんと調べまして、お塔婆の購入した数と、檀家さんにお渡しした数を調べたりもいたします。これがあまりにおかしいと指摘されたり致します。他のお寺にお手伝いに行って頂戴した金子もきちんとお寺の会計に計上しなくてはなりません。お車代やお食事代もお寺の会計に計上しなくてはなりません。

私は、全てお寺の収入として入れておきましたので、問題はありませんでした。

「水清ければ魚棲まず」ということを言う方がいましたが、金銭的なことはできる限りきちんとしておいたほうが、生きやすいです。

でも住職は出さなくてはならない場面が多いので、本当は収入が多いと有難いと内心は思っています。私は本当はケチなのですが、出さねばならないことが多いので、やむを得ず出すことも多いです。それで痩せているのかもしれません。

話はかわりますが、本日体重を量りましたら、なんと30、5キロでした。心労がいろいろとありますので、やむを得ないのかもしれませんが、もう少し太りたいですね。

とにかく、税務署の方の訪問と指導を受けまして、忙しい上に忙しい日々でしたので、ご無沙汰してしまいましたこと、お許しください。御訪問くださいました皆様にお詫びいたします。これからは少し涼しくなることでしょう。この世の日々をお互いに楽しくいきたいものですね。御健闘を祈っています。

(こんな夕焼けが待ち遠しいですね)