風月庵だより

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老老介護記 食事運びの許可

2019-04-27 20:39:45 | Weblog

4月27日(土)曇り【老老介護記 食事運びこみの許可】

今日は寒かったです。このあたりは。北海道は雪の降ったところもあったそうですね。母の付き添いに今日も行ってまいりました。母の体力は益々衰えるばかりなので、このまま手術を受けることは果たして可能であろうか、手術に耐えられるであろうか、心配はつきません。

丁度、主治医の先生の回診がありましたので、お聞きしましたところ、このままでは衰弱して生きていけません。手術の遅いのは、たまたま連休になってしまい、十日以上手術をしない病院もあるとのこと。母の手術は5月2日なので、まだ良い方であるというようなことをおっしゃいました。

それでは、あまりに何も食べないので、なにか料理してきて食べさせてよいか、と尋ねましたら諾というお返事を頂きました。さっそく自然食品店に買い出し(多少素材に気を付けていると思いますので)に行ってきました。

これから午後は母の食事を運ぶことになります。今夜はコーンクリームをつくって持っていきましたら、カップ一杯きれいにたべました。ヨーグルト半分とバナナ3分の1食べました。病院の食事はほとんど食べたがりませんから、この5日間ほとんど食べていないでしょう。一昨年入院したときも毎日食べ物を運びましたが、その時は母も私も、今より2歳若かったので頑張れました。さあ、この度はいかがになるでしょうね。

介護をなさっている皆様、お互いに頑張りましょう。

 


老老介護記 骨折観血的手術そんなに遅くて大丈夫?

2019-04-25 22:13:29 | Weblog

4月25日(木)曇り【老老介護記 骨折観血的手術そんなに遅くて大丈夫?】

母が受けるという骨折観血的手術ですが、調べてみますと、事故が起きてからだいたい1日か2日後には手術をするのが、ほとんどと出ていました。ところが母の場合、救急病院に入院したにもかかわらず、手術は、13日後になります。102歳、全身麻酔をかけて金属で骨折部分をつなぐ手術。本当に心配です。歩行器を使うとはいえ、せっかく機嫌よく自分の足で歩いていたのに。可哀そうです。今日も付き添いに行ってきましたが、痛くてだるくて、足を揉んでくれといいますので、骨折に支障のない程度に足を揉んだり擦ったりしてきましたが、今頃、おとなしく寝ていてくれるでしょうか。

だるくてつらいでしょう。こんな可哀そうな目に遭わせてしまって、申し訳ないことをした、と思います。早くに別の施設に変更していればよかった。事務の人たちは、とても気を使って下さる人ばかりでしたが、現場の人たちは、人手が足りなすぎるので、乱暴な扱いもしてしまうのだと思います。

今朝訪ねてきた人の、やはりお父さんの大腿骨を骨折されてしまって、手術をしたけれど結局それがもとで痛がってお亡くなりになってしまった、ということでした。また、今日案内所に担当で入ってくれた女性の義母は、看護婦さんと合わないで尾てい骨を折られたり、恥骨の損傷を受けたり、腕の骨を折られたりとひどかったようです。

これほど周りに、施設で骨折させられた話があるとは驚きです。

疲れましたので、おやすみなさいませ。

#骨折観血的手術


老老介護記 母入院そして手術

2019-04-24 21:40:18 | Weblog

4月24日(水)曇り【老老介護記 母入院そして手術】

母は昨日入院となりました。左足の付け根大腿骨転子間骨折という診断です。レントゲンを見せていただきました。かなりひどい骨折と医師は表現されましたが、ほとんどついていません。

おそらく夜間のトイレ介助が原因ではないかと推測しますが、見ていませんので断定はできません。おそらく金曜の夜と推測されます。たまたまお寺に連れてきていて気が付いて本当に幸運でした。母曰く「助けてくれてありがとう」

骨折観血的手術ということで、骨折部に金属を入れてつなげる手術をするとのことです。しかし、たまたま連休に入ってしまいますので、手術は来週の木曜日、5月2日になります。

今日は輸血ということで、心配で付き添っていました。輸血も後が怖いので、手術時ではなく、どうして今輸血の必要があるのか、よく聞いた方がよかったと思いますので、明日聞いてみます。

一昨年の暮れも、毎日病院通いをしましたが、またこれから毎日病院通いです。実は5月に大きな行事があるのですが、なんとか準備を少しづつしなくてはなりません。

しかし、102歳にとっての大手術、とても心配です。知り合いのお母さんも、やはり施設で同じようなことがあり、手術をしましたが、結局それがもとで歩けなくなり、お亡くなりになったそうです。昨日は介護タクシーをお願いしたのですが、タクシードライバーのお母さんは施設で肩の骨を骨折してしまったそうです。

施設の皆さんも、仕事量に対して介護士の人数があまりに少ないという現状があります。夜間は20人に対して1人の介護士さんだけです。日中は10人に対して1人ですが、いろいろな症状の入居者がいますので、とても仕事量が多すぎると思います。あちこちに介護施設が建っていますが、介護士の方たちが十分いるとは思いません。行政の人数判断も現状にそぐわないのではないでしょうか。偉い人たちが、介護施設に入所してはじめておわかりになるのではないでしょうか。

もう疲れましたので、記事をこのへんでやめますが、施設における「骨折」ということを知識に入れておいてくださると、いつか皆様のお役に立つときもあるのではないかと思い、書きました。

皆様も健康にはくれぐれもご注意ください。

(芽吹きです。)

  

#老老介護記

#大腿骨転子間骨折


老老介護記 二本の足で立てるという神通力

2019-04-22 14:17:40 | Weblog

4月22日(月)晴れ・暖か【老老介護記 二本の足で立てるという神通力】

やっと連続して仕事の入っていない日が数日できたので、母を施設から昨日連れて帰ってきた。しかし、つい3日前食事の介助に行った時には、歩行器を使って歩くことができたのに、昨日車に乗せるときもかなり大変であったが、下すときは全く足がつけない状態で、丁度石材店の人たちがいてくれたので、助けていただいて、ベッドにやっと寝かせることができた。

左の足を動かそうとすると、かなり痛がる。ズボンを脱がせてよく点検したところ足の付け根部分の太ももがかなり内出血をしている。これは明らかに施設において、何かあったとしか思えない。電話を入れたところ、一昨日から痛がっていたという。金曜の夜のトイレ介助をしてくれた人が、少し扱いが乱暴であったのかもしれない。

今までは、自分の足で立って、衝立棒につかまり、ポータブルトイレで用を足すことができたのだが、全く足が萎えている状態なので、私が抱えて用をたさせている。夜中も大変であった。

とにかく歩けなくとも、ちょっと立つことさえできれば、なんとか用をたせるのであるが、つくづく二本の足で立てるということはたいしたことなのだと痛感している。

明日レントゲンをとってもらい、もしかしたらまた入院になるかもしれない。せっかく母に食べさせようと思い、いろいろとおいしい食材を用意しておいたのだが、残念である。なんといっても102歳、あと4か月で103歳になろうとしているので、この世にいることができる日にちはそう多くないだろう。

介護の人たちも人手不足で、一人の老人に十分な目は行き届かないだろうが、一度はアキレス腱をぶつけられて歩けなくなり、二度目は乱暴にベッドに戻されて背中を圧迫骨折してしまい入院、また今回も入院になるかもしれない。

明日は介護タクシーを頼んで、行くことにしている。今は静かに寝ていてくれるが、今夜はまた起こされて眠れないと思う。本当に介護の協力をいただかなければ、老老介護はとっくに破綻をきたしているだろうが、そのせいでの不都合も付いてくるということになっている。しかし、丁度、こちらで介護をすることにしていて、この異変に気が付いたのでラッキーと言うべきだろう。

皆さん、自分の足で自由に立ち、自由に歩ける人は、どうぞそれは神通力に近いと自覚してくださいませ。

(この門に、母はまた帰ってくることができるだろうか。)

#老老介護記


老老介護記 入れ歯のスペアは大事です

2019-04-19 10:33:53 | Weblog

4月19日(金)晴れ、暖か【老老介護記 入れ歯のスペアは大事です】

昨日、母を預かっていただいている施設から電話が入りました。「入れ歯が壊れてしまったのですが」という電話です。下の入れ歯の前部分がパカっと外れてしまったというのです。前の晩には私が夕食の介添えに行っていたのですが、その時はなんでもありませんでした。

ところが、一夜明けてみると入れ歯が壊れていた、というのです。たしか、数年前に入れ歯を作り替えておいたほうがよかろう、と思って作っておいた入れ歯があったはずです。捨ててないことを願いながらあちこち探しました。捨てる可能性としては、母がこの入れ歯は痛くて使えない、下手な歯医者だ、と言って、怒っていたのです。

ありました、ありました。物置の片隅に、なんでも取っておく私、断捨離のできない私がとっておいたのですね。

それで早速届けまして、以前からの入れ歯が入っている入れ物にさりげなく入れまして、何も言わず口の中に入れてもらいましたら、見事に入りました。そしてなにか食べたい、と言い出しましたので、近所のコンビニから軽いお菓子を買ってきて、「どうぞ」無事に食べることができました。

入れ歯の方、もしくは入れ歯の家族をお持ちの方は、絶対にスペアの入れ歯を作っておいてください。なにがあるかわかりません。

帰りには、またも汚れてしまった毛布をお土産にもらってきました。布団でもなんでも汚してしまいますので、全部自分で洗うようにしています。

長生きは有難いですが、なかなか大変です。友人曰く「あなたのmissionでしょう」と。ミッション、ね。私は僧侶ですからね。

(こんな梅の木の枝です。ちょっと面白いですね。)

 

#老老介護記

#入れ歯


4月14日のこと

2019-04-15 21:21:11 | Weblog

4月15日(月)晴れ・風強い【4月14日のこと】

昨日は4月14日でした。平成14年4月14日、光市母子殺害事件が起きてしまいました。まことに痛ましい事件でした。

妻と娘さんを無慈悲にも殺されてしまい、このような残虐なことをしでかした加害者を守るような法律に対してもその理不尽さに、「あすの会」とともに戦い続けたご主人には、本当に頭が下がりました。

また、3年前の4月14日は熊本地震が発生し、多大な被害が出てしまいました。

不慮の事件や自然災害で命を落された方々に、心より追悼の真を捧げます。

このようなことを忘れて、昨日ブログを書いたことは、恥ずかしいことでした。

 

 

 


70代の生き方

2019-04-14 18:37:26 | Weblog

4月14日(日)曇り【70代の生き方】

『女性の品格』をお書きになった坂東眞理子さんが、『70歳のたしなみ』という本を出版されたそうです。私はまだ読んでいませんが、70代になってから、たしかに私の日々も面白くなっています。今までわからなかったことも、そういうことだったかと合点がいくことや、仏教の教えについても、そういうことだったのか、と新しい驚きがあったり、「よかった、この歳まで生きていて」と思うことが度々です。

また、住職というお役ですから、とにかく忙しいし、いろいろと気を使わなくてはならないことが多く、心身共に走り回っています。ただ、70代を過ぎたら、服なども新しいものを身に着けよう、というようなことをたしなみとしてお書きになっているのかもしれませんが、こちらは僧侶ですから、身に着ける物は限定されてきます。

ただ、物の見方や、生き方や、あまり社会の枠にとらわれなくとも、自然に自由に生きています。無理に自由に生きようなどと思うこともなく、自由に生きていると思います。権威あるものに屈服するということもありません。

とにかく卑屈に生きることだけはしまいと思って生きてきました。『仏遺教経』の中に「汝等比丘、諂曲(てんごく)の心は道(どう)と相違す」という個所があります。諂曲とは、「へつらう」という意味です。私は今、『仏遺教経』解説の連載を書いています。この経典は、お釈迦様がまもなく涅槃に入られるという場面で、弟子たちに最期になさってくださった説法が書かれています。「汝等仏弟子たちよ、へつらいの心は、真実の道とはかけ離れているのだよ」

へつらいの心を捨てて、端心にして(心を正して)、質直(誠実)であれ、と教えてくださっています。私の70歳のたしなみは、「端心、質直」といたしましょう。でも、簡単には折れません。皆さんはいかがでしょうか。

(ルナのこの強い面構え、学びます)

#70代の生き方


櫻を観ることができる神通力

2019-04-09 13:55:03 | Weblog

4月9日(火)晴れ【櫻を観ることができる神通力】

今日は、この辺りは晴れています。昨日は雨でしたので、よって、花粉症には辛い日ですね。

このところ、忙しいので、母をお寺に連れて帰れません。そんな時は一日おきに会いに行きます。兄と一日交替です。今日も行ってきました。母は、朝なのに寝ていました。起きているのが、この頃は辛いようです。椅子に座らせても、すぐにベッドに戻りたいと言います。

私は昨日、櫻が咲いているのに気が付きまして、きれいなこと、と愛でました。このところ、いろいろと問題があり、櫻が咲いていることに気が付きませんでした。

母と同じ施設にいる方でよく話す一人の奥さんがいます。少し足が不自由ですので、いつも車椅子です。櫻が咲いているのを全く知りません。母も全く知りません。櫻を見せてあげたい、と思っても簡単なことではありません。

櫻見物をしたいときにできる、このなんでもないようなことですが、できない身になると、それは神通力に等しいです。どうぞ、神通力を使える皆様は、今の美しい櫻をお楽しみください。

櫻花咲く ことさえ知らず 母眠る

櫻花咲く ことさえ知らず 日を送る

カメラを携帯していませんので、写真はありません。


真夜中の猫の戦い 家族を守って

2019-04-02 19:25:34 | Weblog

4月2日(火)曇り 寒い【真夜中の猫の戦い 家族を守って】

昨夜、猫の唸り声と叫び声で、夜中に飛び起きました。すぐに雨戸をあけてウッドデッキを見ましたら、チャチャ兄ちゃんが両足を踏ん張っていました。ウッドデッキの木の上には猫の抜けた毛がいっぱいに広がっています。

横を見ますと、見慣れない猫が、柵の上に乗っています。「だめだよ」と言いましたら、途端に逃げていきました。

チャチャ兄ちゃんは、母親と妹の家族を守ったのだと、私は思いました。去勢した猫は戦わない、と思い込んでいましたが、戦うのですね。家族を守り、縄張りを守るということでしょうか。

外猫の3匹も中に入れたいのですが、この子たちは、外が好きなので、小屋を造ったのですが、一度は狸も入りましたし、時々このような争いもあるでしょう。(写真を見ると、寝床が随分汚れているようですが、新しい寝床は狸が入ってしまったので、捨てようと思っていた寝床をまた復活したのです。)

朝小屋を覗いたら、チャチャ兄ちゃんは元気でした。

 

#猫の戦い