風月庵だより

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猫伝染性腹膜炎

2014-06-27 13:59:14 | Weblog

6月27日(金)晴れたり曇ったり降りそうだったり【猫伝染性腹膜炎】

我が家の子猫のモカちゃんが、食欲もないうえ、お腹が異様に膨らんできたので、病院に行きましたところ、猫伝染性腹膜炎(FIP)だろうと、いう診断がなされてしまいました。この病気は、現代の獣医学では、手の打ちようのない、やがて死に至る病と言われてしまいました。

しかし、私は諦めていません。できる限りのことをしよう、と腹をくくりまして、ネットでいろいろと調べ情報を得まして、モカにふさわしい治療を試しています。

発症に気が付いてから、今日で10日目です。幾つかの手当をしていますが、食欲は前よりも旺盛なほどに戻りました。お通じやオシッコもよく出るようになりました。

お腹は相変わらず膨らんでいますが、腹水を抜くことは、呼吸が困難になるまでは様子をみようと思います。数人の経験ある先生のアドバイスによりますと、腹水を抜くと脱水症状を起こしたり、体がバランスをかいて、かえって病がひどくなる可能性があるということです。また腹水も栄養を含んでいる、という考えもあるようです。とにかく腹水を抜くことは、対症療法であって、根本的治療法ではありませんので、慎重に対処したいと思っています。

20歳の時から自然療法を学んできましたので、モカちゃんにもその応用をしています。人間と猫の違いはありますが、同じ生物ですから、応用できる手当をいくつか試しています。湿布などの手当の時間も常にモカに聞きながら施しています。

そんなことで、お寺の仕事をしながら、猫の看病と、母の世話に明け暮れの日々です。あまりブログは更新できませんが、ご訪問の皆様にはあしからずお許しを。

*FIPはコロナウイルスの保菌猫が発症する病だそうですが、ほとんどの野良猫ちゃんはこのウィルスを持っているようです。一人の獣医さんは隔離するように言いましたが、もしかしたら死に至るのなら尚のこと、今までと同じに暮らさせようと思いました。他の猫の免疫力が強ければ、発症しないでしょう。FIP自体はうつる病気ではないそうです。以前一代目のタローのときに電話で相談に乗ってくださった先生も、ほとんどの野良ちゃんはすでにコロナウィルスは持っているから、隔離する必要はない、と言ってくださいましたので、気を強くしました。猫エイズウィルスに関しては、すべての猫を検査してもらったのですが、コロナウィルスについては、全く気にしていなかったのは、迂闊でした。猫を飼うにはそれなりの知識を持ち、責任を持たなくてはと反省している次第です。

(キャットタワー上のモカとタロー。10日ほど前からタワーに上らなくなったのは、上れなくなったからだったのです。右は兄弟のタローです。タローは何でも食べてしまい、元気そのものです。どうもモカの分も食べてしまっていたようで、モカの体力が落ち、発症の原因の一つに、それもあるかもしれません。ルナの分も見ていないと食べてしまいます。とにかく、タローが大食漢であることに注意しなくてはなりません。でも今はモカの食欲は、すっかり戻り、前よりもよく食べるようになりました。)

 

 

 

 

 


父の日

2014-06-15 10:53:48 | Weblog

6月15日(日)晴れ【父の日】

今日は父の日、といいますが、母の日よりは浸透していない感じですね。それよりも今日は、サッカーのワールドカップの日本の試合のある日でしょうか。

しかし、父の存在は、人ぞれぞれいろいろな思いがあるのではないでしょうか。父のお蔭で、楽々と暮らすことのできる家庭もあれば、父の無責任な所業で、一家心中しなくてはならない家族もあるでしょう。父の力は家庭にとり、家族にとり、働きが大きいだけに影響力も実は大きいですね。日頃は空気のような存在の父親もいるでしょうが、あらためて今日、それぞれの家庭の父の存在を振り返ってみることは、自分の人生を振り返ることにもなるでしょう。

父が不在になってしまった家庭は、大変でしょうが、不在の方がかえって有難いなどという家族もあるでしょう。

どういう縁で、世界に一つのそれぞれの家庭であり、家族なのでしょうね。

私の場合は、父の在も長い不在も、家庭にとっては大変でしたが、私を鍛えてくれたということにおいては、この父なくしてありえませんでした。それで、ついにこの世での縁が終わりましてから、つくづく感謝の思いを強くしています。この父なくして、私という人間はありえなかった、とさえ思います。人生の苦しさよりも、幼い日から人生の切なさを教えてもらったのです。

恵まれなかった家庭のお蔭なくして、私は育たなかったであろうし、かろうじて僧侶として多少は人の痛みが分かるのは、父のお蔭です。感謝の父の日です。お父ちゃんにおいしいお茶を淹れましょう。いや、御酒の方がよいかも、ね。

(五匹の子猫の父猫です。ハッピーと私が名付けたのですが、いつも子供たちの後ろに控えていて、餌も最後に食べていました。ある晩可愛い顔で餌をねだって、その翌日から、姿が見えなくなってしまいました。オス猫はどこかに行ってしまうとよく聞きますが、家族を残していったいどこに行ってしまったのでしょうか。ママ猫は今でもこどもたちと一緒に遊んだり、寝たり、餌を食べたりしています。ハッピーはいずこへ。我が父と同じく、どこかに行ってしまったのでしょうか。元気でいてほしい。また帰ってきてほしいですね。)

 


「銀二貫」を観て

2014-06-05 21:12:11 | Weblog

6月5日(木)雨 【「銀二貫」を観て】

ほとんどドラマは観ませんが、NHKの「銀二貫」は楽しみに観ていました。今日は最終回でした。私も、こんな作品が書ける脚本家になりたかったと思えるほど心打たれるドラマでした。

先ず原作もよいでしょう。次に脚本家もよいでしょう。主人公を演じた林遣都という役者さんも実に清々しい目を持っていて、観ているこちらの気も洗われるような感じがしました。塩見三省さんも、津川雅彦さんも適役でした。

久々にドラマを楽しみました。

*この作品を振り返ってみますと、善人ばかりがでてくるような作品でしたね。人情話で心打たれますが、皮肉屋の私には、善人ばかりの作品は書けそうもありませんし、だからといって悪人がでてきたり、貶められるような作品は、自分のトラウマがあってみていられませんし、どうも脚本家にはなれそうもないな、と思いかえしました。

しかし、毎日忙しく、ブログはすっかりご無沙汰してしまっています。訪問の皆様には失礼しています。昨夜は、日記を書こうとしていたはずでしたが、眠くて椅子から転げ落ちました。怪我はしませんでしたが、痣はできました。そうですね、少々華麗なる加齢かもしれません。少しくらい忙しくても以前はそんなことはありませんでした。とにかく両肘置きのない椅子はやめました。ご訪問くださる皆さんもお気を付けください。

え、皆さんはそんな御歳ではない………失礼いたしました。梅雨入りとか、皆さんお体お大事に、お元気で。

(林遣都さんには及びませんが、澄んだ目のルナです。)