風月庵だより

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独裁者の行方

2022-02-27 20:41:44 | Weblog

2月27日(日)晴れ、暖か【独裁者の行方】

ロシアのプーチンは、独裁者です。中国の習近平も独裁者です。ロシアと中国は共産主義というよりは、独裁者国家です。

これからこの戦争が、世界にどのように波及していくか、今は全く分かりません。対岸の火事のように思っている人も多いと思いますが、そうではないでしょう。

このどさくさに、中国は台湾に戦争を仕掛けてくるかもわかりません。

国連はSDGsの中に、戦争と貧困を一緒くたに入れていることはおかしい、と、以前も書きました。SDGsに盛り込まれた数々は、実に人道的なことであり、当然、人類がなんとかしなくてはならない問題ですが、この中に戦争と貧困を同列に入れることがおかしいのです。

絶対に戦争が地球上で起きないようにすることが、世界の最重要問題であり、国連の全精力を傾けて取り組まなくてはならない問題です。

習近平は、オリンピックの開会式で、ぶくぶくに上着を着ていて、あまりにおかしな格好だと思っていましたが、防弾チョッキを着ていたそうですね。

プーチンももし外に出るとしたら、防弾チョッキを着こむでしょうが、彼はクレムリンの完全防備の安全の中から、ウクライナの国民を殺害する命令をくだしているのです。

ウクライナの街中を泣きながら逃げていく、しかし、どこに逃げていったらよいか分からないと泣いている老婆の姿がありました。

ロシアの軍人のなかで将校会のような組織があるそうですが、その会長が、戦争が始まる前に戦争反対の声明を出し、かつ「プーチンの辞任」を促していましたが、彼はもしかしたら拘束されてしまったかもしれませんね。彼はこの戦争によって、両国の数十万人という人々が死ぬだろうことの無意味なことを言っていました。このような軍人さんたちさえいるというのに、結局は戦争がはじまりました。プーチンは核兵器を使うことさえ辞さない、と言っています。

今はまだ、始まったばかりで、どのような展開になり、世界がどのようになってしまうか、全く分かりませんが、独裁者がhellに行かない限り、終らないでしょう。

新たな日米冷戦、いえ、民主主義国家対独裁者国家の対立が、この地球上で益々ひどくなっていくのでしょうか。ロシア、中国、北朝鮮の独裁者三国と、民主主義国家の対立構造、これから世界がどうなっていくのか、読み切ることが難しいですね。日本もいつロシアや中国の餌食になるか、分からないことです。

「世界の平和、地球人類の平和を」と願って、撞いている昏鐘の音が、プーチンの耳に届いてほしい、と願うばかりです。対岸の火事ではなくなる日の来ないことを願うばかりです。

一日も早くウクライナの平和を願うばかりです。

皆さん、今日という一日、明日という一日、しみじみと楽しく生ききりましょう。

(義兄弟です。)


聖徳太子考 甍去

2022-02-22 22:13:14 | Weblog

2月22日(火)晴れ【聖徳太子考 甍去】

2月22日は、聖徳太子様が斑鳩宮でお亡くなりになられた日です。西暦622年2月22日、推古天皇30年です。

特にこの日は聖徳太子様を偲んで、なにか書きたいと思っていたのですが、いろいろとあり、今夜はひたすらそのご最期に感謝したいと思います。

因みにあなたと健康社の東城百合子先生も、令和2年(2020)のこの日、2月22日にお亡くなりになりました。

 


『がんが消えていく生き方』

2022-02-16 19:36:58 | Weblog

2月16日(水)曇り【『がんが消えていく生き方』】

昨日は涅槃会でした。それぞれのお寺では、お釈迦様のお涅槃について、法要や何らかの行事などをなさったのではないでしょうか。当寺は何もしませんでした。一日の間、時折坐禅を致しました。境内のバリアフリー工事が今週から始まりました。これが私が住職として勤める普請関係では一応きりの仕事かと思っています。

今日は、皆様に是非この本をお勧めしたいと思います。『がんが消えていく生き方』(船戸崇史著、株式会社ユサブル)。

実は、このお寺の檀家さんも癌でお亡くなりになる方が多いので、とても気になっています。時々檀家さんから古い新聞をもらっているのですが、その中にこの本の広告があり、このタイトルが気になって、切り抜いておいて購入したのです。この新聞をくださっている檀家さんも、本当に切ないことですが、ガンで手術した途端に寝たきりになってしまいました。それまでたとえガンが進行していたとはいえ、ゴルフにも行くことができていたのです。

さて、この本の著者である船戸さんは外科のお医者さんです。患者さんのガンの手術をよくなさっていたのです。それがご自分がガンになるとは、その事実を受け入れがたいほどショックだったそうです。

しかし、今までと同じ生活をしていては、また再発してしまうだろうと考えて、いろいろと研究なさり、実践なさり、13年間ガンが再発しないで元気に生きていますので、ご自分が実行なさっていることを披歴してくださっています。

この中に紹介してくださっている生活法は、ガンだけではなく、ウイルスを寄せ付けない免疫力を得るにもとても有効ではないかと、私は素人なりに思いました。

是非皆様も、この本を手に入れて、健康法として参考になさってはいかがでしょうか。ガンが消えていく生き方でもあり、ガンにならないような生活にも参考になります。

先生が伝えてくださりたい「癌に克つ五箇条」だけ紹介させてください。詳しく知りたい方は、是非ご自分でお読みください。

1,睡眠 8時間(なるべく同じ時間 推奨10時から6時)

2,食べ物 これは簡単には説明できませんので、お読みください。
      (少し紹介します。  緑黄色野菜、海藻類。キノコ類、まめ類、発酵食品、                
       肉食より魚、甘いものは避けるーガンは糖質が大好き等等、お酒もほとんど飲まない) 

3,運動 朝 なるべく一時間、最低30分歩く

4,加温 体を冷やさない 推奨HSP入浴法(インターネットでお調べください)

5,笑い

この本を読んだ翌日、檀家さんのお一人が、ガンが発見されたというので、この本を差し上げました。皆様もどうぞくれぐれも生活を見直してくださり、ガンから嫌われる日々でありますように、またガンでなくても、免疫力をつけるためにも生活を見直してくださいますよう。

皆様のご健康を祈っています。 

今朝鶯がやってきました。快心の一枚です。シャッタチャンスを、いつも逃していますので。

 


殺人事件に思う

2022-02-10 21:48:23 | Weblog

2月10日(木)雪【殺人事件に思う】

今日は一日雪が静かに降っていました。予報とは違い、積もるほどの雪ではありませんでしたが、静かな一日でした。昨日は工事やお墓の整理やらで一日忙しくしていましたので、今日は久しぶりに積読の中から、『30人に憑依された女性の記録 死者の告白』(奥野修司著 講談社2021年)を、選んで読みました。

さて、今日はどうしても振り返りたいことがあります。最近母親を殺害されてしまったという方に会いました。まだ犯人は捕まっていない未解決の事件です。(プライバシーを守るために具体的には書くことはいたしません。)

私は以前世田谷一家殺人事件が起きた家の近くに住んでいましたので、毎年12月30日には、この家にお参りに行っていました。ご両親の講演にも参加したことがありました。宮澤さんご一家が遭遇してしまったあまりにむごいご最期を思いますと、お気の毒に思うだけではなく、なんとか犯人を逮捕することはできないかと、切に思っています。お父様はお亡くなりになりましたが、この方のご活躍で殺人事件の時効は撤廃されました。お母様のご存命のうちに、なぜ殺されなくてはならなかったか、なんとかそれだけでも解明されないものかと願う気持ちです。

自分自身が霊界との交渉を閉じたことを残念に思うのは、このような事件や子供の誘拐事件などに関してのことです。霊界とのつながりがあったときの経験ですが、不慮の事故や、不遇な死に方をした人たちの霊は、亡くなってそれで終わりではない、ということです。不慮の事故で亡くなった娘さんは何年経っても、死を受け入れらず、その瞬間の苦しみから逃れられていないということです。その娘さんに死を受け入れられれば、その苦しみから逃れられることを説得したことなどを思い出しました。

ですから、もし殺人事件に遭ってしまった霊は、恐らくまだ浮かばれずに殺される瞬間の苦しみの中にいるだろうと、想像することができます。

この考えを裏付けるためにも、この『死者の告白』を読んでみようと思い、手に取った次第です。東日本大震災で津波にさらわれて、突然死んでしまった多くの霊が、死にきれず助けを求めて高山さんに憑依しますと、高山さんがその霊と同じように非常に苦しみます。それで、宮城県にある通大寺の金田諦應住職に除霊(浄霊)してもらって、死者たちに死を受け入れてもらう話が紹介されています。

このようなことは、自分も経験していますので、実際にあることと、私は信じることができます。ですから、殺人事件に遭遇してしまった死者は、恐らく死を簡単には受け入れられていないであろうと想像することができます。憑依体質の人がいたら、その場の状況を伝えてくれることができるのではないかと思うのです。非業の死を遂げた人たちは、恐らく多くの霊は死に切っていないだろうと、私は考えます。

高山さんも「たとえば自殺するとか、殺されたとか、何らかの理由で亡くなった方たちがとどまる死後の世界があることに気づいたのです」とこの本の中で言っています。私も、自分が導師としてご葬儀をあげさせてもらった人の中で自殺してしまった人の場合は何年も語りかけます。そうしてやっと帰り切ってもらえた、という感覚を得るまで語り続けます。

私が霊界との魂鎮めのようなことを閉じたのは、適切な審神(さにわ)の役の人がいないと、自己分裂を起こしてしまう危険を感じたことも一つの理由です。私の場合は憑依ではありません。遠隔地でのこともわかったり、物質化現象も起こしたり、不思議な事がありましたが、どのような霊が降りてきているか見極めるのは難しいのです。

私は、普通に死ねるということが、どんなに有難いことかと思えるのです。今、寺の住職として、檀家さんたちを、お見送りするお役をつとめさせて頂いていますが、常に真剣です。とにかく普通に命を閉じることができることの有難さ、そして、どなたもご自分の一生、頑張って生きられたことを讃えてお見送りをさせてもらっています。

最近はお母様を殺害されてしまったという方の、話から、今日は、不慮の事故や非業の死を遂げた方について、考えてみました。

皆様、寒いですから、風邪など引いてしまいませぬよう、お気をつけくださいませ。