風月庵だより

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宗教の風光(八)坐禅

2012-01-31 10:16:50 | Weblog

 1月31日(火)晴れ【宗教の風光(八)坐禅】(富士山もすっかり雪景色。電線越しで残念ですが、見えるだけでも嬉しいです)

しばらくお休みしていましたが、今日は、余語翠巖老師の『宗教の風光』から、坐禅について身体と呼吸のととのえ方について説かれた箇所を紹介してみます。

第一に身体のととのえ方である。兀兀として坐定するとあるように、動かざるかたちである。孤高なる不動の様子である。身体のすがたは図示することもできるわけであるが、一人一人身体の様子も異なるから自らの工夫がいる。

「蒲団を用う」というのは坐蒲を用いることである。坐蒲とはお尻の下に置く丸いふとんである。ともかく安定したすがたである。尻と両の膝でつくる三角形という形は、ほかのどの形よりも力学的に安定しているのである。

第二に呼吸のととのえ方である。欠気一息しとされてあるが、簡単にいえば深呼吸である。深呼吸をすると、生理的にいえば胸がふくらむわけである。その気を吐くときに、半分を下腹に落とし込む、半分を吐き出すというようにする。下腹に落とし込むというのは、力を入れずにきわめて自然に、静かに落とし込むのである。力むと身体的によい結果とならぬ。

かくて下腹に充満した気力を持続せしめる。慣れればいつも充満しているようになるものであるが、慣れぬうちは、注意していないと、すぐに気が抜けているものである。この下腹に気が充満している様子を「丹田に力が入る」といわれる。丹田に満ちた力を持続せしめる工夫をして、いかなるときも動じないようになるという坐禅の功徳を「腹がすわる」などというわけである。丹田に気が充満したまま、長短にまかせて静かに呼吸を続けるのである。

 

第三に心のととのえ方である。心の様子は身体の如く形をとらないから、自分でととのえるよりしかたがない。一例をいえば、坐っているといろいろの物音が聞こえる。静かな山の中の坐堂に坐っているときせせらぎの音が聞こえ、鳥の啼き声が聞こえる。時には風のざわめきが聞こえ、暁鐘の音が聞こえる。それらの音は「聞こえている」のである。自らの意志で聴こうとしているわけではない。音楽を聴こうというときのすがたではない。意志のはからいの全くないありさまである。このように身心を放下したありさまのままでいることである。」

坐禅の基本をあらためて見直してみようと、本師の教えに触れてみました。しかし、どうも呼吸は、私にはちょっとこの通りにはしていません。坐禅人の皆さんはいかがですか。

このところ、かなり寒いですが、皆さん、くれぐれもお体お大切に。

雪が降ったり、あまりに寒いので、時々近所のキヨちゃんとタローも預かったりしています。炬燵の中の左からキヨちゃん、真ん中で威張っている感じはルナ、右はタローちゃん。脚の高い炬燵を買いましたので、三匹とも悠々と炬燵の中にいます。

 

 

 


2012-01-17 20:44:37 | Weblog

1月17日(火)晴【雲】

今日は、阪神淡路大震災が起きた日でした。

今日は、空に気になる雲を見ました。

カメラを探しているうちに、気がついた時ほど、先の赤い色が消えてしまいましたが、まるで雲の先が真っ赤に燃えているようでした。

上の写真は、気持ちの広々とするような雲でした。私事ですが、今日、この空の下で、地鎮式をさせて頂きました。仏式は地鎮祭ではなく式というようです。仏式の地鎮式については、詳しい差定が見つかりませんでしたが、地鎮式の意味を考えて、差定を作成してみました。

浄道場が大事だと思いました。

また土地善神への敬虔なる祈祷も大事だと思いました。

神式では、神様の「降臨」を願うようですが、仏教では仏身は法界に充満していますから、降臨して頂くというよりも、常住の仏身に敬虔なる加護を願うことではないかと思いました。

是非、先輩諸師のご意見やご指導の言ありましたら、宜しくお願い致します。

 


you tubeに掲載してみました

2012-01-11 14:21:51 | Weblog

1月11日(水)晴【you tubeに掲載してみました】

忙しいと言いつつ、こんな遊びをしてみました。一日中パソコンの前で宿題に取り組んでいますと、ちょっと息抜きにこんな事をしてみました。

やっぱり、宿題よりも息抜きの方が面白いですね。

http://www.youtube.com/watch?v=Vyfy7NmMv5s&NR=1&feature=endscreen

 

http://www.youtube.com/watch?v=lX_tLmw4NIE&feature=related


地震雲

2012-01-07 18:39:39 | Weblog

2012年1月7日(土)【地震雲】(元旦の空です。少し曇っていましたが、なんとか光は見えました。これは地震雲だったのでしょうか)

1月1日をお迎えしたと思っていたのもつかの間、はや七草がゆを食べる日になってしまいました。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草。と、本師がご存命の頃に、よく言わされました。

皆様、いかがなお正月でしたか。私は、とにかくあっと言う間でした。これからしばらく次の宿題に向かって、頑張りますので、しばらくブログの更新はできないかもしれませんが、お許しを。

3月までの約束の宿題がありまして、これさえ終われば、ルンルンの日々になる予定なのですが。果たして……。

とにかく、なにより、健康が大事です。お互いに無理せず、食べ過ぎずーこれは大丈夫、飲む過ぎずーこれも私は大丈夫、働きすぎずーこれが少々問題です。そして適度の運動忘れずにーこれが私の場合問題です。いつまでも若いつもりでつい、無理をしてしまいますが、自分の健康を過信するのはお互いに禁物ですね。

皆様、どうぞ佳いお年でありますように。なんとか良い年にしましょう。良い年はどこにあるかと探してみたら載っていました、掌の上。

こちらはこんな呑気なことを言っていますが、震災に遭った方々はいかばかりでしょう。一日も早く復興が軌道に乗りますように。

しかし、明日は我が身かもしれない地震列島日本に澄んでいるのです。もう一箇所原発が事故を起こせば、日本はどんなことになってしまうでしょうか。大事故でなくとも。

お正月早々地震がありましたね。故鍵田忠三郎という奈良市長をつとめた方が、雲が真っ直ぐにでるとそれは地震雲だと言われていたことを思い出します。20代の頃に、鍵田先生に教えを受けました。

去年のお正月、この間撮ったばかりと思っていた空です。