風月庵だより

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老々介護の行方

2017-09-28 19:30:56 | Weblog

9月28日(木)曇り【老老介護の行方】

毎晩一時間ごとに、起されています。トイレに連れて行かなくてはなりません。はや2週間たちますが、まだ足を下につけない状況です。腫れは少しおさまりましたが、まだ腫れていますし、内出血もあります。ちょっとぶつけられたくらいなのかもしれませんが、というのは、看護師さんはぶつけてないと言い張りますから、ちょっとでも老人にとってはダメージがいかに大きいかよくわかりました。

お彼岸の法事で忙しい間、ショートステイに行ってもらいましたが、車椅子が届きましたので、また帰ってもらいました。なんとか再び、自力歩行ができるようになるか否か、様子を見ています。やはりショートステイでは、リハビリはできませんので、寝たきりになるか、まったく歩けなくなるか、どちらかになってしまいそうですから、なんとか復帰させてあげたいと思っています。

しかし、昼となく夜となく介助がないとトイレに行けませんので、介助する側がいつまでもつか、私が倒れてしまう前に、決着がつくとよいと思っています。できれば復活させてやりたいです。でも筋力が衰えるのはよくわかっていますので、もしダメならばホームに預かってもらわなければ、共倒れになってしまうでしょう。

今日は、兄に来てもらって、役所の仕事や銀行の仕事やら、やらねばならないことをつとめました。兄も高齢ですし、それほど近くではありませんし、年中来てもらうのも大変です。つくづく介護疲れで自殺したり、心中したりする人たちの気持ちが、万分の一位は理解することができました。

(今も15分前にトイレに行ったのに、また行きたいと言いまして、介助したところです。)

親を介護している皆さま、ご自分の健康、精神的なバランスもお気をつけてください。私は時々空を見上げたり、毎日仏さまに手を合わせています。

(新しい介護の相棒です。)

 

#老老介護

#車椅子


老老介護 睡眠負債

2017-09-16 20:15:08 | Weblog

9月16日(土)曇りのち雨【老老介護 睡眠負債】

また、母の調子が悪くなりました。それが訪問看護の方が、母の右足の足首の下あたりをお風呂に入れてくれるときにひどくぶつけたようで、足がつけなくなってしまいました。看護師さんにあなたがぶつけたので痛くて足がつけない、と母が訴えても、私はぶつけていません、と言って聞き入れません。

この看護の直前まで、杖は使いながらも家の中を一人で歩けていたのに、足が痛くて全く下につけないのだそうです。その時から、母がトイレに行くたびに私が連れて行くことになってしまいました。おぶることもできずどうしたものか思案しまして、車の付いている椅子を利用することにしました。ベッドから椅子に乗せて、部屋の中を押して行き、トイレの便器に乗せる、戻るときはその逆をします。私は力が無いので、かなり腰に負担を感じますが、緊急事態ですので、やむを得ません。

夜中に何度もトイレに行きたがるので、一時間か、二時間おきくらいに5,6度一晩に起こされます。これは辛いですね。

翌朝、兄にきてもらい、病院に連れて行きました。ぶつけられたという踵あたりは内出血で紫色になっています。レントゲンの結果は、骨には異常がないということでした。先生が仰るには、強くぶつけられて、おそらく筋を痛めたのでしょう、と、いうことでした。湿布をして日にち薬しか方法はないとのこと。当分歩かない方がよいでしょう、ということです。

これでまた足の筋肉が衰えて歩けなくなってしまうかもしれません。看護師さんは、自分はぶつけていないと言い張りましたが、私は白黒つけると言うよりは、はっきりしておかないとまた同じ事をされては困ると思っています。訪問看護には数人の看護師さんがシフトを組んで来てくれるのですが、この方の時は以前も、お風呂から母が叫んで「やめてください、やめてください」とお風呂に入るのを拒んだのでやめていただいたことがあります。おそらく力が強そうな方なので、母を抱き上げて入れようとしているのだと思います。私が入れるときは、なるべく母の力を衰えさせないように、母をしっかりと支えますけれども、一度もぶつけたことはありません。力任せの看護は、まだ自力の残っている母にはかえって危険であると思います。

今までプロの人を尊重していたのですが、また同じ事をされたらと思うと、本当に心配ですし、今夜は三晩目ですが、また私は何回も夜中に起こされてトイレに連れて行くのかと思いますと、少々辛いです。車の運転をしていて、何回も居眠りをしてしまっています。

これから夜も昼もしばらくは、母のトイレ送りをしなくてはならないようです。果たして痛みがなくなったとき、再び母が歩けるかどうか。全く残念でたまりません。せっかく今までなんとか歩こうとして母が努力してきたのに、可哀想です。

私の介護は、多くの介護で苦労なさっている方から比べれば、たいしたことでは無いかもしれませんが、仕事も忙しいですし、一人で介護するということは本当に大変です。夕飯の洗いものをする気力も無くなるほどです。

姉の応援を頼みましたら、姉も血圧が180で、眩暈があり体調不良とのこと。弟はスエーデンに移住してしまいましたし、頼るのは、やはり病人を抱えている兄だけです。

親が長生きは有り難いですが、老老介護になりますので、大変ですね。日本の百歳以上は67,824人だそうですが、そのうちの一人が母です。

老老介護の皆さん、ご自分のお体もお大事になさってください。

(母を運ぶ椅子です。20年前からの愛用の椅子です。今は強い味方です。この椅子がなかったらどうだったでしょうか。)

#老老介護

#睡眠負債

 

 


百一歳のショートスティ

2017-09-06 20:16:08 | Weblog

9月6日(水)曇りのち雨【百一歳のショートスティ】

母を二泊三日のショートスティに行ってもらってきました。初めてです。どうなることか内心心配していましたが、とても気に入ったようです。「みんな親切だし、料理もおいしかった」という感想です。

時々、この分では行ってくれそうです。私はこの頃毎日忙しく、今日も昼ごはんは食べる暇がありませんでしたので、一日でも母の介護をしないで済むことは、本当に助かります。

よかったです。もう二度と行かない、と言われるかもしれないと思っていたので、万々歳です。

今まで、デイ・サービスに三か所行ってもらったのですが、どこも母の気に入らなかったのです。やはり施設が充実していることも大事な要点だと思いました。今回、友人がそこのお掃除にバイトにいっているという老人ホームで、とてもきれいだし、お寺からも近いし、と薦めてくれたので思い切ってケアマネージャーさんに頼んでみたのです。

百一歳にもなって、初めての場所に一人でお泊りですから、本当に心配していましたが、お蔭さまでした。

お蔭で、二晩だけですが、久しぶりに電気のついていない真っ暗な部屋で寝ることができました。

なんでもチャレンジしてみるものですね。ことをなす前に思い込んでは、何事もダメですね。とにかく思い込みや決めつけはしないほうがよいということを、また学びました。

でも、母のショートスティの間、自分が泊りで出かけることは難しいのです。5匹の猫たちの餌遣りがあるものですから。

(我が家の箱入り娘です。でも境内には散歩に出してあげています。)

*百一歳のショートスティ

*初めてのショートスティ

*猫の箱入り娘

*老々介護

 


寒くなりました

2017-09-01 21:04:13 | Weblog

9月1日(金)曇りのち雨【寒くなりました】

今日は寒いくらいでした。母は、さかんに寒いと言って、窓を閉めさせます。猫たちも、特に外の三匹は、寄り添って寝ています。猫ちゃんたちにとっては、今まで暑かったので、余計寒く感じるのかもしれません。狭い小さな寝床に三匹が一緒に入っていました。しかし、なかなかシャッターチャンスを活かすのは難しく最高のチャンスはいつも私の目の中です。

これからも、まだまだ暑い日もあるでしょうし、涼しい日があったり、揺れ戻りつつ、本当に寒い日がやってくるのでしょう。

この好季節の今、いろいろな仕事に頑張らなくてどうしましょう。

明日までに作らなければならない書類があります。外での打ち合わせやら、内での書類づくりやら、とにかく住職を務めているお寺を、よりよくしていくことが私の務めです。古い友人曰く、「そういうことが好きなんでしょう」と。

そうです。いろいろとアイディアが浮かんできますので、それを次々と実行していくのが、私の仕事です。

皆さんは、いかがな時を過ごされていますか。何事もできる限り楽しくなるように、時を過ごしましょう、お互いに。それが命を生きるということにほかなりませんね。義務と思ったり、嫌嫌何かするよりも、できる限り心も体も頭も働かせて、智慧と誠意で事を成し遂げていくことが楽しいことだと思います。

気候不順な折、くれぐれも風邪にご用心なさってください。

九月一日です。防災の日ですね。

(真ん中は母猫です。内猫タローの母親でもあります。)

(雄猫チャチャは警戒心が強いです。家族を守るのが自分の役目と思っているのかもしれません。)

#猫の寝姿

#猫も寒い