風月庵だより

猫関連の記事、老老介護の記事、仏教の学び等の記事

八月九日

2016-08-13 15:08:52 | Weblog

8月13日(土)晴れ【八月九日】

長崎に爆弾が落とされてより七十一年、一発の原子爆弾によって、静かな人々の営みは一瞬にして、消えてしまいました。核保有国の人々は、この悲劇をみな本当に知っているのでしょうか。

黒木和夫監督の「tomorrow明日」という映画は、まだ脳裡に残っています。爆弾が落とされるまでの、市井の人々の平穏な暮らしを延々と描き、爆弾投下寸前の飛行機の音、たしか、「なんだろうね」というような桃井かおりの表情が、映されていたと思います。それは長崎のほとんどの市井の人々の姿であったろうと思います。

また昨年は吉永小百合さん主演の『母と暮らせば』という映画もありました。これは投下後の長崎の一人の婦人が描かれています。息子さんは、一瞬にして影も形もなく殺されてしまいました。そのような経験をお持ちのお母さんたちが、現実にもきっと多くいらっしゃったでしょう。

自分の身近には、被爆なさった方はいませんが、文字や記録映画などでしか知らないことではありますが、被爆国日本の一人として、核の保有は、世界人類の滅亡に通じていることは認識しているつもりです。毎年の事ですが、世界の平和を祈るばかりです。


ポケモンGO侵入禁止

2016-08-08 11:08:22 | Weblog

8月8日(月)晴れ【ポケモンGO侵入禁止】

最近、お寺とは関係ないような方々が、入ってくるので、お参りにしてはおかしい、と、思っていた。数日前、檀家さんの坊やがスマホを手に入ってきたので、「ポケモンをやっているの」と聞いたところ「ジムになっています」という答えであった。

ジム!!!!それは戦いの場であるという。とんでもない!!!

「だめ!お寺でそんなことはだめ!第一ゲームばっかりしていてはだめよ!!〇〇家の宝物が交通事故にでもあったらどうするの。」と、一喝いたしました。

それからも若い男女が自転車でやってくるので、すぐに「ここはジムではありません。」と追い返しました。それからパソコンで削除申請ができるということを教えてもらいましたので、昨日削除申請を出しておきました。

しかし、今朝も、パパらしき人と、二人の5歳くらいの少年が、山門の前に腰をおろしているので「ポケモンですか、ここは禁止です」と言いましたら、「貼ってありますか」と言うので「貼ってなくても、ダメです。第一ゲームは子供さんのためにもほどほどにしてくださいね」と一言付け加えました。

このような親が、やがて「うちの子は勉強もしないで、ゲームばかりして困る」と嘆くことになるのではないでしょうか。

また、ゲームとはいえ、相手を倒すことを「ゲット」などと言って頭にすりこまれて、平気で人を傷つけるように育っていくのではないかと危ぶむのです。

ポケモンはタダですか?お金がいるのですか?

親が買い与えるから、ゲームをするのでしょうし、大人の人たちは、一生懸命働いたお金をつぎ込んで、任天堂を儲けさせて、お疲れさま、と言いたいです。

人生の大事な時間をゲームにつぎ込む現代の状況を、はっきりと嘆きます。

とにかく削除申請を出しましたので、受け付けられましたから、そのうち削除されるでしょう。思いがけず、現代の問題と立ち向かった朝でした。


八月六日

2016-08-06 11:01:24 | Weblog

8月6日(土)晴れ【八月六日】

よく晴れた空だったそうですね。世界に唯一の被爆国である日本の人間として、二度と原爆をこの地球上に落とさないことを願うばかりです。

向こう隣に北朝鮮を控えていますので、うかうかとしてはいられません。14万人もの人間が、一発の爆弾によって、命をおとしてしまった事実を、世界中は知らなくてはならないでしょう。人間のみならず数え切れない多くの猫や犬や動物たちも一瞬にして命を奪われたことを知らなくてはなりません。

今日は平和の祭典、オリンピックの開催日でもあります。地球の一隅で開かれている世界平和の祭典。同じ戦いでも、スポーツによる戦いは、平和であるからできることですね。

全く次元の違う話ですが、『器之為璠禅師語録外集』という自分が編著した本の「解説」を、今朝たまたま読んでいましたら、器之のお母さんの御命日でもありました。宝徳2年(1450)のことですが。

皆様の、本日の8月6日、いかが過ごされますでしょうか。お大事に過ごされますように。

 

 


八月になりました。

2016-08-04 09:20:21 | Weblog

8月4日(木)晴れ【八月になりました】

何もしなくても、八月になりました。あっと言う間です。私もこの八月さえ乗り切れば、少し余裕の時間がとれます。もう少し、母親と遊んであげないとと思っています。なんといっても百歳ですから、もうすぐあちらの世界に行ってしまうでしょう。その前にこちらの世界で遊んであげなくてはなりません。

なんでも仕事を引き受けるのは、八月月末の仕事を最後にしなければと思っています。これから、本腰を入れて、学ばなくては、月末のお話は意味のないものになってしまいます。

頑張りましょう。命のある限り。皆様もお体お大切に!!!!

(ふと見つけた、天の芸術品です)