風月庵だより

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猫の膀胱炎?

2022-10-29 11:47:31 | Weblog

10月29日(土)晴れ【猫の膀胱炎?】

写真は今年1歳と4か月のなるハッピー、です。この2か月くらい、あちこちにオシッコをするようになってしまいました。資料を入れといた箱の中であったり、うっかり開けておいた引き出しの中であったり、これは猫のマーキングかと思っていました。

しかし、インターネットで、猫のオシッコの粗相と調べましたら、マーキングは、立って用を足すそうですが、ハッピーは、箱の中におとなしくしゃがんでいると思っていましたら、オシッコをしてしまっていました。

これは膀胱炎か、結石の懸念があるというので、昨日、動物病院に行ってきました。しかし、去勢をした時期が、おそらく早すぎたせいかもしれませんが、まったくチンチンが出てこないのだそうです。珍しいケースだそうです。

去勢手術の先生は、早すぎませんか、と言いましたのに、大丈夫大丈夫、と自信に満ちた返事でしたが、これは気を付けた方がよいでしょう。保護してすぐにワクチン注射に連れて行った時の子猫時代の話です。

さて、そんなで、膀胱の中からおしっこを採取できないというので、エコーを取っていただいたり、炎症を抑える注射をしてもらったりして、帰ってきました。

ところが、オシッコ採取のため、部屋の箱の中にビニールを敷いておいてみました中に、してありましたので、本日病院で検査をしていただきました。

膀胱炎も結石もないということで、一安心ですが………

ハッピーちゃんは、若いのに、頻尿かもしれないということです。元気ですが、またそのうち病院通いします。

猫の家族にも、なかなか手がかかります。でも、ここにやってきた縁ですから、仕方がありません。インターネットの御蔭で、猫のマーキングと、膀胱炎について学ぶことができたことのご披露まで。

 


『台湾の少年』抑圧の歴史

2022-10-26 15:45:31 | Weblog

10月26日(水)晴れ【台湾の少年】

今日は気持ちのよい清々しい空気の日です。久々のよい天気です。昨日12時夜遅くまで、焼香師の折の集合写真を、送るために添付する手紙書きなど諸々の作業をしました。そして、郵便局に投函に行きました。

晴れて、これで焼香師に関するほとんどの仕事は終わりです。2,3件は、ゆっくり出してもよいものばかりなので、ルンルンの気持ちにて積ん読の中から一冊を手にしました。『台湾の少年』1「統治時代生まれ」、2「収容所島の十年」(岩波書店 游珮芸 周見信マンガ 倉元知明 訳 2020)

習近平が、躍起になって台湾を侵略したがっていますが、台湾は台湾国でよいのではなかろうか、中国は十分に領土もあり、いや、ありすぎるのだから、その領土内をきちんと統治すればよいのではないか、と私は思っています。

台湾は、第二次世界大戦のあと、蒋介石が大陸から入ってきて、かなりの反共政策をとりますが、その犠牲になった蔡焜霖少年が主人公です。

学業優秀な焜霖少年は、台中一中に入学し、教育者になることを夢見ていたのです。終戦後、日本の統治時代は終わりましたが、1949年10月中国共産党により中華人民共和国が、建国され、反共思想の蒋介石が台湾に入り、中華民国政府が樹立されます。

焜霖は役場の事務員として、平穏に働いていたのですが、ある日突然憲兵に連行されてしまいます。

中学時代に、読書会に入っていたことが、共産思想の勉強会と決めつけられたのです。全く身に覚えのない容疑で、理不尽にも、懲役10年の刑を宣告されてしまいます。

台湾島の東に位置する緑島に送り込まれ、10年の服役をすることになってしまいました。少しでも共産主義とかかわりを持ったことのある政治犯は、台北に戻され処刑されてしまったようです。

今、台湾は民主的な国(あえて国と表現します)として、理解していますが、今に至るまでには、かなり理不尽なことをした歴史もあるのですね。

「白色テロ」と言われるようです。政府に異議を唱える人々を抑圧し、共産主義及び左翼思想へのかなり暴力的抑圧を、このように呼んでいるそうです。

今ではようやく台湾の反共政策は落ち着いてきているのではないでしょうか。国内に共産党のスパイが入り込んでいないとは言えませんが、自国内の自国民は白色テロを乗り越えて、国民がこぞって反共で結ばれているのではないでしょうか。日本にもかつてアカ狩りということがありました。

やはり他国のことは、あまりよく知らない歴史があります。台湾の今の平穏な状態が保たれますようにと、祈らずにはおれませんが、中国からの侵略戦争がいつあるかわかりませんので、軍備を増強せざるをえないでしょう。

中国共産党は、今でも文化人の抑圧や殺害を平気でしているようですし、自国内だけではなく、世界中に「海外110番」のような組織的な警察という活動をしていて、知らない間に、すでに23万人くらいの海外に暮らしていた、もしくは留学していた中国人が、国に帰されて制裁を受けているようです。

阿古智子さんという東大教授は、中国の人権弁護士や、香港の民主派を支援なさっているようです。私もかつて、香港に一年ほど住んでいましたが、あの自由の空気が満ちていた、イギリス統治時代は、夢となり、いまや恐怖政治の都になってしまったようです。

日本にしても、この平穏無事な状態がいつまで続くかわかりません。平穏無事な御蔭で、当たり前のようにいろいろなことがなされています。

焼香師のお役も、この平穏無事な御蔭で無事につとめられてよかったです。

世界の平和を、ひたすらに祈ります。

 


大本山總持寺での焼香師

2022-10-24 17:21:25 | Weblog

10月24日(月)雨【大本山總持寺での焼香師】

すっかりご無沙汰してしまいました。曹洞宗の大本山である總持寺は、御両尊御征忌会が12日から15日までありました。14日には「御両尊献供諷経」があり、その焼香師を勤めさせていただきました。

そんなことで、その準備から始まり、当日はもとより、その後の後始末など、とにかく忙しくしておりましたので、ご無沙汰お許しくださいませ。

また、本年は本師余語翠巖老師の二十七回忌にあたり、總持寺の禅師様にご親香をお願いしまして、ご供養をしていただきました。

焼香師は、香語という漢詩をおとなえしなくてはなりません。その香語の中に本師の絶筆の言葉「虚空行脚」という文言を、なんとか入れたいと思いまして、漢詩作りは得手ではありませんが、努力してみました。なんとか平仄の約束事は守って、香語を作成できました。

本師の絶筆となりました「虚空行脚」の一文を紹介させてください。

虚空行脚

東印度の国王、般若多羅尊者を請して齋す。尊者、国王の為にお経を読んで供養せず。王曰く何ぞ看経せざる。尊者曰く、吾が出る息入る息悉くこれ経巻なり。特に看経を要せずと。これは『従容録』第三則の大意である。世の多くは、般若多羅と云われるほどのすぐれた人なるが故にこの言ありと。これ個人崇拝のよって出ずる所以である。よく考えてみるに、お互い様の出る息入る息は一体何の所以ぞ。自分でやっているつもりであろうが、自らやめるわけにも休めるわけにもいかぬ。全く天地のすがたそのものである。是非を越えた世界の出来事であることに気付いてみると、人生などと云うよりも天地一切の万物は、虚空行脚のすがたそのものである。諸人安じられよ、自らの虚空行脚のすがたに。その綾もようの美しさに。」

これは大雄山最乗寺の『大雄』平成8年錦秋号に掲載された絶筆です。また私が駒澤大学の大学院時代に編集させていただいた『宗教の風光ー余語翠巖老師遺稿集』に転載させていただいた一文です。

ご訪問の皆様にも噛みしめていただければと存じます。

 


平穏無事

2022-10-08 10:55:58 | Weblog

10月8日(土)晴れ【平穏無事】

昨日の雨で駐車場は池のようになりました。来年はなんとか駐車場を直したいと思っています。

いつの日か、習近平の中国が日本を襲ってくるのではないかと、思ったり、ウクライナへのロシア・プーチンの侵略戦争を見ると、ロシアもこの戦争がうまくいったら日本にも、と思っていたであろうと思ったりしています。

今日はよく晴れています。猫のルナが皮膚病がひどくなってしまい、午後には病院に連れていくことにしました。つい忙しいので、来週の用が勤め終わったらと思っていましたが、やはり猫は大事です。

来週は、私にとって、一生一度の大役が待っています。平穏な日々であるからこそ、何でもないように勤めることができる大役であろうと、実感しています。あるお寺の老僧から頂戴したお袈裟をこの二日間かけて縫い直しをしていました。一役を勤めるというためには、準備がなかなか大変です。そんなことも日本が平穏な日々だからできることです。

皆様の秋の始まり、いかがでしょう。なんとしても守りたいこの日本の平穏な日々ですね。