風月庵だより

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昨日は猫の日とか

2012-02-23 17:30:31 | Weblog

2月23日(木)雨午後より雨上がる【昨日は猫の日とか】(ルナとキヨの姉妹)

一雨ごとに春めいてくるこの頃と言いたいですね。今年は本当にいつまでも寒いですが、今日は、東京はわりあいに暖かなようです。

皆様はいかがお暮らしでしょうか。

ついこの間新年を迎えたと思いましたのに、はや2月ももうすぐ終わります。昨日は2月22日でニャンコの日ということで猫の日だそうですので、ルナとキヨとタローの写真を載せました。こんな呑気なことですみませんが、もうすぐ春です。でもまだ梅も咲いていませんが、段々に暖かくなってくることでしょう。もう少しの辛抱です。

 

タローはいつも孤独ですけれど、いつもご機嫌な猫ちゃんです。

パソコンが暖かいので、キヨとルナがやってきます。特にキヨちゃんはパソコンの傍が大好きです。さて、よく見ましたら、奥の方にタローが写っていました。

仲良かったり、仲良くなかったり、猫界にもいろいろとあるようです。

 

 

 


人間是非一夢中の非

2012-02-07 08:06:15 | Weblog

2月7日(火)雨【人間是非一夢中の非】(今朝は雨ですが)

今日は煙るような雨です。昨日来久々の雨です。

さて、以前このブログで、良寛様の一首の詩をご紹介しましたが、一句間違っていまして、ご訪問くださる方にご指摘頂きましたので、あらためたいと思います。

回首五十有余年 (首〈こうべ〉を回〈めぐら〉せば五十有余年)

是非得失一夢中 (是非得失一夢〈いちぼう〉の中〈うち〉)

山房五月黄梅雨 (山房、五月黄梅の雨)

半夜蕭蕭灑虚窓 (半夜蕭々〈しょうしょう〉として虚窓〈きょそう〉に灑〈そそ〉ぐ)

過ぎにし五十余年を振り返ってみれば、是だ非だとか得か失かなどと振り回されたが、それは儚い一夜の夢のようなものだとわかった。この山房には五月雨(さみだれー陰暦五月ごろにふる長雨、梅雨)が、(目をさました)真夜中にもの寂しく窓に降り注いでいることだ。

五合庵で、真夜中にふと良寛様は目を覚まされたか、それとも過ぎにし日々を思い出して寝付かれなかったか、窓にふりそそぐ雨の音をお聞きになっているのだろう。

そうして「是非得失一夢中」と、しみじみとお思いになったのであろう。

さて、この「是非得失一夢中」を「人間是非一夢中」と、私は書いてしまいました。これは本に探さないで、ネットから探してしまいまして、この間違いを指摘していただいたのです。早速本棚に良寛詩集を探しまして、確認しましたら、やはりご指摘の通りでした。私の手元にあるのは飯田利行先生の『良寛詩集訳』(名著出版1989年)です。ネットでつい調べてしまいますが、やはり確認には本を探さないといけないと思いました。安直に書いてしまい、申し訳ありませんでした。

一行物では「人間是非一夢中」と書かれる、ともご指摘頂きました。本師もよくこの一行をご揮毫なさっていました。私がこの一行をお願いしましたら、なぜか「人間萬事一夢中」とお書きになり、「違います」と申し上げましたら、「これでよいのじゃ」とおっしゃいました。その時はなんだか良寛様の一句の間違いのように思いましたが、あらためて今、本師の「人間萬事一夢中」をこれでよいのだ、と味わっています。

 

 


メジロ死す

2012-02-06 11:57:25 | Weblog

2月6日(月)久々の雨【メジロ死す】(4,5日前の富士山の夕焼けです。寒い季節で空が澄んでいる時期は富士山がよく見えます)

今日は久々の雨です。今年の寒さは、本当に乗り越えるのに大変ですね。

一昨日は立春でした。春は名のみの風の寒さや、という歌が自然に浮かんできます。       立春の朝、メジロが死んでいました。凍死でしょうか。東京に住んで以来、小鳥が死んでいる姿を目の当たりにしたのは初めてです。掌の上に乗せて撫でましたが、硬直したままでした。

土に埋めました。それでも近くに地面があるのでよかったです。見回してみますと、東京は自由な地面は少ないですね。

それにしましても、メジロは食べ物がなかったのでしょうか。それとも寒かったのでしょうか。きれいな緑色の体と目の周りの白が印象的でした。今年は、東京にも雪も降りましたし、寒いです。メジロも切なかったでしょう。

東京でもこんなですから、大雪のところはいかばかりでしょう。人間の私は東京の寒さくらいに音を上げてはいられませんね。

今、道元禅師の詩歌に学んでいますが、越前の吉峯寺や永平寺で修行なさった晩年の十年間、冬の寒さはいかばかりだったことでしょう。現代のように石油ストーブもファンヒーターもなく、暖房設備の充分でないお山でどのようにご修行なさったのでしょうね。

皆さんもお体お大切に。