風月庵だより

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禅寺の一日

2019-09-18 09:17:15 | Weblog

9月17日(水)晴れ【禅寺の一日】

今日は爽やかな秋空です。一仕事してきましたので、ちょっと、ブログを久々に書こうと思います。
夏の間はあまりに暑く、草よりも命が大事と、言うことにして、草取りの方にも休んでいただき、私自身も草取りは控えていましたが、あまりに草が元気すぎてどうしようもないので、二日間あまりにひどいところを草取りをしました。応援の方が来てくれましたので、助かりました。

また、その後、応援してくれた人たちと、坐禅をさせてもらいました。小僧時代は草取り作務のあともよく坐禅をしていましたが、今回は草取り後の坐禅は久々でした。

お蔭様で腰の痛みは出ませんので、今朝も草取りをした成果を見て、満足してきました。しかし、またすぐに草は生えてくることでしょう。道元禅師様も、『正法眼蔵』「現成公案」巻に「花は愛惜に散り、草は棄嫌におふるのみなり」とお書きになっています。「現成公案」が撰述されたのは、天福元年(1233)ですから、道元禅師様は京都の興聖寺にいらっしゃった頃です。34歳です。おそらくお寺の周りも草が生えていたのではないでしょうか。道元禅師様は、はたして草取りをなさったでしょうか。高貴なお方ですので、なさらなかったかもしれません。

私は草取りにいつも気を使っています。寺の住職の仕事です。またこれから、市役所の資産税課に行かねばなりません。外トイレを増築したのを航空写真から探し出したそうで、申請が出ていないから、申請するようにと連絡がありました。それこそお寺自体の登記書類やらいろいろな書類を添付して、非課税申告書類を作成しましたので、それを届けに行ってきます。

また母の後期高齢者医療保険の不足分や、高額医療費に対して少し支給してくれるというので、その手続きをしてきます。母に関しての役所関係の用事はこれで終わりです。つくづく昨日思いました。

これからは母のいない私の人生なのだということを。

お寺の仕事は、山積みです。けっして優雅な尼寺生活などではありません。頑張りましょう。


遺影の作り替えと私の健康法

2019-09-07 18:58:44 | Weblog

9月7日(土)晴れ暑い【遺影の作り替えと私の健康法】

今日もあまりに暑かったですね。外にでると焼けるように感じました。
今週は若い方のご葬儀があり、まことに可哀そうでした。母のように長命でも、私のようにいまだ切ながっているのですから、若い奥様を見送ったご主人は、どんなにか、これからさらに辛くなるのではないでしょうか。私とは、うちとけていたご夫婦でしたから、これから少しでも話し相手になりたいと思っています。

さて、母の遺影ですが、数え102歳の時、私が撮影したのをご葬儀では飾りましたが、どうもこのお顔は楽しそうでないので、もっと楽しそうなのを飾ろうと思い、アルバムをめくりました。少し若いときの写真になりますが、このブログにも載せさせてもらいました90歳のとき、フランス旅行をしたときの嬉しそうに笑っている写真を葬儀屋さんに頼みまして、作り替えました。

拡大しましたら、目も生き生きとしていて、とても母が嬉しそうで、楽しそうで、なにより私が救われました。

私自身、心身ともにかなり疲れ切っていることをこの頃感じています。今頃疲れが出てきたということでしょうか。それとも疲れを感じる余裕が出てきた、ということかもしれません。

それで友人が通っている経絡治療に通い始めました。あちこちのツボがつまっていると実感していましたが、先生はつまっているどころではなく塞がっていると仰いました。たしかにそうかもしれません。自分でもこのままでは健康を損なうだろうとさえ感じています。

この先生も玄米菜食をなさっていますが、私もあらためて食養について1から学び直しています。玄米を炊くにも圧力釜ではなく土鍋を使うことにしました。土鍋のほうがとても消化がよい感じですし、味もよいです。一口50回は噛んで食べています。母もよく噛んでいましたから記憶がしっかりしていたし、最期まで意識もしっかりしていたと思います。噛むことは消化だけではなく、脳にも良い影響があると確信しています。私は東城百合子先生の教えを受けましたので、本当に有難いご縁をいただいたと思っています。

また、若杉友子先生という方の書かれた本も参考にしています。『これを食べれば医者はいらない』(祥伝社)や、『若杉ばあちゃんの伝えたい食養料理』(パルコ出版)などの本を改めて読み返して、自分の健康をしっかりとしたいと思います。とにかく住職というお役は責任のある役ですから、倒れるわけにはいかない、と、強く思っています。

また朝ごはんは食べません。一日に食事をする時間はお昼から夜の八時ころまでと決めています。
朝はデトックスタイムですから、夜の八時から翌日の正午までは、食べません。朝ご飯を食べなければ病気にかからない、という説をとっています。なにがよいか、悪いか、いろいろな説がありますから、どれを採用するかは、それぞれの自由ですが、これが私の健康法です。

西洋医学の薬で助かることもあるでしょうが、私は全く頼っていません。母の最後のとどめはやはり西洋的医学の施術であったことを、残念に思っています。ほんの2か月前までは、元気にしていられたのに、この2か月の西洋的施術のせいで、旅立ちを早まらせられてしまった、と痛感しています。

天から頂いたこの命を、私は人任せにしないで、導かれつつ、自分の命の最期まで噛みしめて生きていきたいと願っています。

皆様もどうぞそれぞれの健康法を考えつつ、お大事に生きてくださいますようにと願っています。

 


ごきぶり生け捕り術

2019-09-03 21:27:17 | Weblog

9月3日(火)曇り夜雨【ゴキブリ生け捕り術】

仏壇上にゴキブリを発見。しばらく食べ物をあげておくので、ゴキブリをよんでしまったのです。
下に下したら、こちらに向かって突進してきました。どうしよう、ハエたたきでバシッとしましょうか。
ゴキブリといえども生き物。母の月命日でもありました、27日のことです。生け捕りにしよう、と思い、傍にあったお菓子の箱の下の方に入ったら、すぐに蓋をしたらどうだろうか、と考えて、やってみました。成功です!!

その次の日も、もう一匹他のお菓子箱で、やってみました。成功です。
今日も、台所で発見しましたので、急いで空き箱を見つけ、下の方にすくい入れてすぐに蓋をしめました。成功です。
三回も成功しています。箱ごと山林に持って行って、蓋をあけて逃がしました。「あんたもゴキブリの命を全うしてね」と話しかけました。アホでしょうか。

しかし、これほど室内にゴキブリがいるとは思いませんでした。お掃除はきちんとしていますが、母に食べ物を長く上げておいた方がよいかと思い、それがどうもゴキブリを誘い込んでしまったのかもしれません。これからは、見張っていて、早めにおろさなくては、と思います。

皆様もこのゴキブリ生け捕り術をお試しになってみませんか。面白いように簡単に箱の中に入ってきます。上蓋はすぐに被せなくてはなりません。少しでも隙間があれば入り込んでくるゴキブリですが、箱の中からは、自分では出られないようです。一回一晩放置して試してみました。

まじめにこんなことをやっています。母は笑っているでしょうか。

(これは蟻たちが、力を合わせて、虫の死骸を運んでいるところです。感心してみている4人です。)

#ゴキブリ生け捕り術