風月庵だより

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母の百歳

2016-09-19 16:39:08 | Weblog

9月19日(月)雨【母の百歳】

本日は敬老の日です。お陰様で母は百歳になりましたので、銀杯と賞状と記念品を頂きました。現在百歳以上は六万人以上日本にはいるそうです。銀杯は今年から銀メッキになったそうです。そういうことは母には全く関係ないそうです。とにかく百歳までも生きられたということはなかなか大変なことです。それでもまだ死にたくないと申しています。

私も一人で母の面倒をみてきたことはなかなか大変でした。一昨年から介護保険を使わせてもらい、リハビリの先生や看護師さんに週に3回来てもらえるようになって、助かっています。一時認知が始まるかと思いましたが、すぐにリハビリのかたや、看護師さんに来てもらえるようになって、進行がストップしました。

敬老の日、長生きの皆様おめでとうございます。何歳から長生きと言えましょうか。80歳くらいでしょうか。私ももう一息です。勉強が足りずに焦っている長寿者手前の者です。『正法眼蔵』を学びつつ、本日も「わからない」と苦しんでおります。どうして『聖書』のようにわかりやすい教えでないのか、つくづくあまりに深遠な教えに天を仰いでいる私です。百歳まで命をいただければ、なんとかなるでしょうか。それは無理でしょう、などとぶつぶつ言っております。『正法眼蔵』を今日はひもとくのではなかった。

悠々と百歳をお迎えの皆様、おめでとうございます。

 

 


キイロスズメバチの巣

2016-09-12 09:57:54 | Weblog

9月12日(月)曇り【キイロスズメバチの巣】

今年は蜂の巣が、本堂の軒先に3カ所にもあり、飛んでいる蜂も例年よりも多いと感じます。

スズメバチの巣は、危ないので、業者に頼もうかと思いましたが、檀家さんに電話をしましたら、自分がとりましょう、と言ってとんできてくださいました。本当に見事としかいえない早業で取り除いてくれました。ちょっとでも巣が残っているとそこにまた作るということで、ガリガリと最後の仕上げは削ってくれました。

毎年近所の小学校の生徒さんが、草むらの虫の観察に今の時期は来るのですが、今年は一人夏休み中にスズメバチに刺された生徒さんがいたということで取りやめになりました。マラソンの人たちも100人くらい刺されたそうですが、今年はいつもより多いかもしれませんので、注意が必要です。黒いものをめがけてくるそうですから、黒い帽子はやめて黒以外の色にした方がよいでしょう。下の写真の巣を発見したときは、本当に驚きました。これはスズメバチの巣と知っていました。

しかし、蜂からいえば、どうして人間は目の敵にするのだろうか、と思っているかもしれませんが、二回刺されるとアナフィラキーショックとかで死に至ることもあるのですから、人間からするとやむを得ない処置とお許しをいただきたいです。皆様野原に入るときはくれぐれもお気をつけください。


キヨちゃん、天に帰る

2016-09-05 10:32:40 | Weblog

9月5日(月)晴れ【キヨちゃん、天に帰る】

一番活発な猫ちゃんでした。近所の方が、今朝、連れてきてくれました。車にはねられたようです。道路の方に出て遠くまで出かけていたとは。朝の餌の時間にいなかったので、一番食べることにも貪欲とさえいえるキヨでしたので、どうしたかと思っていました。ほかの猫のお茶碗にも顔を突っ込んで、茶碗の占領をしてしまうほど、食べることが好きでした。

時には、鳥も捕まえてしまい、どうも食べているような感じがありました。とにかく、一番元気、一番走るのも速く、ジャンプ力もあって、銀杏の木にも、梅の木にも、つげの木にも、駆け上って、自由に猫の日々を生きていたキヨでした。ルナの姉妹猫のキヨちゃんにそっくりで、毛並みまでも、性格までも、そっくりでしたので、キヨと名付けた猫です。何とか家猫にしたいと思いましたが、家の中ではおさまらなくて、壁をかけあがり、キヨの爪の痕が残っています。

一番はしっこいキヨちゃんが、車にはねられるなんて、おばかちゃん、だね。写真の真ん中がキヨです。

 

 


永平寺拝登

2016-09-02 11:23:02 | Weblog

9月2日(金)晴れ【永平寺拝登】

まことにご無沙汰してしまいました。先月の29日から31日にかけて、永平寺に行って参りました。正確に言いますと、台風の事を懸念しまして、29日は福井駅前に宿を取りました。30日に永平寺において用事がありましたので、その役が果たせないと申し訳ないと思い、一日前に福井まで行っていました。

福井方面はあまり台風の影響はありませんでしたが、東北地方や北海道は大変な被害があり、まことにどうしたらよいかわかりません。日本列島は、自然災害にあまりに見舞われすぎるのではないでしょうか。私が守っていますお寺の近所は19日の台風でかなり川の水が溢れ、浸水被害がありました。お寺は難を逃れましたが、断層帯が近くを走っていますので、何時地震があるかはわかりません。一応の備えをしておかなくてはなりません。

さて、永平寺では、天候に恵まれまして、暁天坐禅の折りの涼しい風は、本当に心地よかったです。しかし、改めて道元禅師様たちは、どのような状況の中で、ご修行なさっていらっしゃったかと思いを馳せますと、現在の状況があまりに恵まれすぎていると痛感いたします。

このたびのお役の為に、私自身あらためて『正法眼蔵』や『永平広録』やらひもとき学ばせていただき、出家者としての姿勢を学び直させられた思いがしています。常に再出家の思いを日々日々新たにしていきたいと思っています。他に説くは易し、ではならないと思っています。そのためには、やはり宗祖のお説きになった著述にふれることは大事だと改めて思った次第です。

ブログをなかなか更新できませんが、皆様どうぞ、お元気で。

(永平寺僧堂)