風月庵だより

猫関連の記事、老老介護の記事、仏教の学び等の記事

生き残った仮面ライダー

2011-03-28 15:29:39 | Weblog
3月28日(月)晴【生き残った仮面ライダー】

死者・行方不明者が5000人近い宮城県石巻市にある「石ノ森萬画館」がほとんど壊れずに残ったそうです。「石ノ森萬画館」は隣接する登米市出身の漫画家・石ノ森章太郎さん(1938~1998)の記念館であり、2001年にオープンしました。

入り口にあった変身ポーズの「仮面ライダー」の看板も流されずに残っていたそうです。この記念館は沿岸部にあり、一帯の家屋は全て全壊という津波による甚大な被害があったところだそうです。それにも拘わらず、入り口の看板さえ残り、建物も残っていて、仮面ライダーがこの町の復興を助けてくれるような気がします。

どんなことでも、被災地の皆さんが勇気づけられることがあることは、嬉しいです。

私は、自己宣伝になって恐縮ですが、藤岡弘さんの仮面ライダーの時、一作の脚本を書かせて頂きました。1000作のうちの一作は私が書きました「本郷猛サボテン怪人にされる!? サボテンバット」(1973年1月27日第96回)です。

なんとか原発事故の処理が、一日も早くきりがついて、100%被災地復興に力が注がれますように。

そして、放射能の危険のある原子力発電には反対いたしましょう。繁栄よりも、のどかな平和な生活を願おうではありませんか。水力発電(やはり八ン場ダム工事の再開)とか、太陽光発電の推進とか、専門の皆さんにお考え頂きたいものです)。

何時、東海大地震も起こるか分からないのに、呑気にしていることはできません。やはり浜岡原発があります。これが事故を起こしたら、これまた大変なことになります。
日本は地震国なのです。

お金儲けよりも、快適な生活よりも、安全が第一でしょう。安全神話は完全に崩壊したことを、政治家も、原発事故を起こしているところに行きもしない東電の重役さんたちも、本当によくよくお考え下さい。命を懸けて働いている下請けの人々のことも思いやって下さい。

どなたが、原発の優秀な頭脳として司令塔となってくださっているのでしょうか。
テレビでいろいろとお話下さっている原子力に詳しい先生たちが、現地に行ってくださり頭脳を集めてはくださらないのでしょうか。

たとえチェルノブイリとは違い、格納庫があるといいますが、格納庫が壊れれば、チェルノブイリと同じ事ではないのでしょうか。

たとえ仮面ライダーといえども、放射能汚染から人々を守ることは難しいでしょう。

*浜岡原発を止めてもらうための署名用紙をダウンロードができるURLです。お一人でも署名頂き、原発震災を防ぐ全国署名連絡会にお送り下さい。住所はダウンロードして頂いた中にあります。

http://www.geocities.jp/genpatusinsai



原発反対

2011-03-23 14:20:54 | Weblog
3月23日(水)曇り【原発反対】

私のブログでも2010年5月21日に【福岡龍國寺 その4 『まだ、まにあうのなら』】と題して、原子力発電の危険性について、ご紹介したことがあります。『まだ、まにあうのなら』は甘蔗珠恵子さんというお寺の奥様が書かれた本です。原子力発電所がいかに恐ろしいものであるか、警鐘を鳴らし続けていたのです。是非ご一読下さい。(URLをクリックしていただくと簡単にそのログにいける方法がわからなくなりましたので、このタイトルを検索してください。)

この地震国、日本に、使用済みの燃料棒の処理方法も、処理先もできていない日本に、原子力発電所があることは、本当に危険なことです。*すでに危険度レベル6と他国では判定されています。

すでにかなりの放射性物質が広範囲に降り注がれています。東電は隠蔽体質だそうですが、そんなことを言っている場合ではないでしょう。

冷静に、冷静に、と言いますが、そのような言葉は空しいです。

政治家は原子力の専門家ではないのですから、この日本をいかに守るか、目先のことだけではなく、遠い目を持って、早くに決断しなくてはならないでしょう。

また、プルサーマル計画という恐ろしい実験に近いこと、日本を犠牲にしての国体実験です。世界の中で、日本が犠牲になってこのような実験をする必要はないでしょう。

一日も早く全ての原子力発電をやめにして、それに変わる発電方法に切り替え、また国を挙げて、余分な電力を使わない指針を立てて、安全な国に切り替えなくてはならないでしょう。

潔い撤退、潔い経済の後退、そして人々が助け合って生きる国を創り上げようではないでしょうか。

それには、政治家も下らないことで争ってばかりいないで、是非、本当に「政治」をして頂きたいと願うばかりです。

原子力発電所を、日本からなくしましょう。

(ストーブはやめにして、ゆたんぽで暖をとりながら、書いています。)

「原発がどんなものか知ってほしい」実際に原発をつくる監督をしていた 平井憲夫さんの告発です。安全神話を未だ信じている方は、是非お一読下さい。このタイトルで検索なさってください。
原子力発電所は、テレビで学者先生たちが、簡単に絵画的に説明しているような簡単な構造ではないそうです。あのいかにも格納庫に守られているような図は、ポンチ絵に近いそうです。

*浜岡原発を止めてもらうための署名用紙をダウンロードができるURLです。お一人でも署名頂き、原発震災を防ぐ全国署名連絡会にお送り下さい。住所はダウンロードして頂いた中にあります。

http://www.geocities.jp/genpatusinsai










東日本大震災 80歳の老翁に学ぶ

2011-03-21 11:05:32 | Weblog
3月21日(月)雨【東北関東大震災 80歳の老翁に学ぶ】

昨日は、月と地球が最も接近した「スーパームーン」といわれる月が皓々と照っていました。19年ぶりのことだそうです。被災地の方々は、この月を見上げながら、なにを思っていらっしゃることでしょうか。

昨日は、地下鉄サリン事件から16年目でもありました。このとき12人が亡くなり、負傷した人は5千人以上いたそうです。

昨日は、10日目にして、80歳の阿部寿美さんと、お孫さんの阿部任さんが瓦礫の中から救出されました。この16歳のお孫さんが、動きのとれないお祖母ちゃんに食べ物を食べさせていたそうです。食べ物といっても冷蔵庫の中のヨーグルトと牛乳と水などだそうです。このニュースに、多くの人が救われた思いがしたのではないでしょうか。

被災者の方々のこれからを考えますと、本当にどうしたらよいのか、日本中で助け合いましょう、と思います。私も今月の生活費は寄付してしまいましたが、来月の予算からまた義援金を送りたいと思います。無理のない程度に、少しずつでも日本中が義援金を出し合えば、危機は乗り越えられるのではないでしょうか。

政府もばらまきはやめましょう。困っているご家庭には子ども手当もよいでしょうが、足りている家族にまで配る必要はありません。高速道路も遊びに行く人のためにまで、無料にすることはありません。政治にしっかりしてほしいですね。

被災なさった80歳になる方が、前の地震でも被災し、お店を復興したそうですが、「もう一頑張りしなくてはな」とおっしゃっていました。私もたまたま、「もう一頑張り」しよう、と思っている岐路に立っています。しかし、か弱い体力と60歳を越えた年齢を顧みますと、少々の不安が無いとは言えません。でも80歳のこの方の言葉に、私も頑張ろうと勇気を頂いた次第です。

昨日は、「高台に逃げろ」と最期まで、住民を誘導し、高台まで老人を運んだりしていた消防隊員の方の、マイクを握ったままの姿の遺体が発見されたそうです。



 

東北関東大震災義援金

2011-03-17 17:14:54 | Weblog
3月17日(木)曇り、寒し【東北関東大震災義援金】

震災から一週間。

被災していない者にできることは、目下は義援金でしょうか。

★日本赤十字社東北関東大震災義援金
 中央共同募金会東北関東大震災義援金

 上記宛てには、郵便局に行きますと、すぐに寄付ができるように、郵便為替が用意して あります。送り先を自分で書かなくても印刷されていますので、簡単です。

★曹洞宗義援金もあります。

金融機関  郵便局・ゆうちょ銀行

口座番号  00190-2-604062

口座名義  曹洞宗義援金

  ※振込用紙の通信欄には「東北地方太平洋沖地震等」とご記入ください。

地震ー東北地方太平洋沖地震ー東北関東大震災

2011-03-12 10:49:22 | Weblog
3月12日(土)晴れ【地震ー東北地方太平洋沖地震ー東北関東大震災】

昨日の地震は大変でした。

追い追いに被害状況がはっきりしてくると思いますが、想像を絶する広範囲の被害が出たと思います。

ニュージーランドで大きな地震がありましたので、同じ地球内のことですから日本にも影響があるのではないかと思っていましたが、これほどの地震がくるとは誰も予想していなかったことでしょう。

それにしても、甲信地方でも別な地震が発生していますし、別の系統の地震だといわれていますが、地球どころではなく限られた日本の中のことですから、この日本の地面の下が動きあって、さらなる地震が起きないようにと願うばかりです。

これほどの災害をどのように収拾していくか、またそれがこれからの日本にとっては大問題でしょう。

原子力発電所の被害状況も予断を許さない状況でしょう。なにが起きてもおかしくない状況です。しばらくは被害のなかった地方でも、個々のお家の厳戒態勢を敷いた方がよいですね。私はヘルメットとお水と数日分の食料と卓上のガスコンロを用意しました。

お互いに気をつけましょう。

一人でも多くの人が助け出されますように。

猫のルナは初めの揺れで、とっさにベットの下に逃げ込んでいました。

*ついに福島第一原発で爆発が起きました。地震だけではなく放射能災害の問題が出てきてしまいました。近くの皆さんだけではなく、東京近辺でも油断は許されないでしょう。「日本沈没」と韓国では報道されているそうです。気を付けましょう。

京大カンニング事件に思うこと

2011-03-07 08:56:30 | Weblog
3月6日(月)雪です!【京大カンニング事件に思うこと】

今日は、雪です。また勢いが強くなりました。この気候の変化には驚きます。

さて、このところ、京大等の試験問題が、時間中にネットで質問が出されたということで、騒がしいことでした。

しかし、試験監督たちはどうしていたのでしょうか。私も大学院時代は、度々に試験監督をしましたが、カンニングをさせないように努力しました。カンニングを発見しますと、試験を受けさせないことになっていますが、事前に発見して、注意をし試験を継続して受けるようにさせるのが私の方法でした。

若いときはカンニング自体が面白かったりしますし、勉強不足を何とかカバーしようと無駄なあがきをするものです。

この度はネットという今までにない方法でしたので、多くの人がうろうろと騒ぎましたが、これほど携帯やインターネットが利用されている時代ですので、なにが起きてもおかしいことはありません。これからも前時代の私たちの年代にとって、想像もできないことが起きるでしょう。

さて、受験生がどんなにか追いつめられている精神状態であるか、受験戦争をくぐってきた者なら、それはなんとか思い起こすことができるかもしれません。自分は優秀だったという人は除外しますが、この度の予備校生は完全優秀でもなく、諦め段階でもなく、中間の学力だったのでしょうか。それでもカンニングは勿論しない方がよいに越したことはありませんけれど。

私は、自分が試験監督をした経験から、どうしてもこの受験のときの試験監督も怠慢だったのではないか、という疑問を持っています。

この予備校生が自殺しなければよいがと思っていますが、なんとか立ち直って貰いたいと思いますし、母親に対して、これいじょうない親不孝をしたこと肝に銘じてもらいたいと思います。テレビやラジオや新聞などの報道が、あまりにうるさすぎる時代ですが、一方的でない報道をしてもらいたいものです。

これからの人生が難しいでしょうが、受験戦争をくぐり抜けてきた年代の者として、同情を禁じ得ません。

河津桜

2011-03-06 11:36:30 | Weblog
3月6日(日)曇り【河津桜】


先日、松田山ハーブガーデンに友人たちと、河津桜を見に行きました。とてもきれいでした。暖かくて、汗が出てくるほどの陽気でしたので、桜もかなり咲いていまして、葉桜になっている木もありました。

10年以上前にはこのあたりのお寺に住んでいたのですが、そのときは一度も見に行ったことはありませんでした。この度、今近所に住んでいる友人が誘ってくれましたので、思い切って出かけることができました。自分からはどこにも出かけたいというタイプではないので、誘ってくれる友がいることは有り難いです。この友人がいなかったら、おそらく一生、河津桜を見ることはないでしょう。大袈裟なようですが、そんな気がします。

薄ピンク色の桜と菜の花がとてもきれいでした。

補:大雄山が近くにあり、杉の花粉で山中が真っ黄色になります。今年の花粉は、かなりのようです。すでに今年は花粉症が発症し、目も鼻も腫れてしまいました。思い切って、今年は薬を飲むことにしました。今まで頑固なほど薬を拒んできましたが、今年は諦めます。思い返せば、私が花粉症になったのは、平成2年の2月20日です。東大病院の古い病室で、空調がものすごく悪く、そこから帰ってきたその日に発症しました。体のなにかのバランスが極度の乾燥状態で壊れたと思います。

花粉症の皆さん、お互いにこの辛い時期を乗り切りましょう。

お留守番のルナちゃん。

人災、ニュージーランド地震

2011-03-02 09:58:59 | Weblog
3月2日(水)曇り【人災、ニュージーランド地震】

昨日でニュージランドで地震がおきてから一週間がたちました。

ニュージーランドの地震のことが気になりまして、なんだか記事を書く気になれませんでした。奇蹟は起きないだろうかと願いつついましたが、どうも無理なようです。

多くの犠牲者が出ているリビアの状況も気になりますし、日本の新燃岳の付近の人々のことも気になりますし、世界中の不運なことが気になります。

このように世界中のことを、居ながらにしてテレビやラジオやインターネットや新聞やらで知るようになりますと、気になることが多いですね。これを「マルチコンシャスネス」というようです。

かえって身近な身の回りで起きていることを見失ってはいけませんし、自分の日常はきちんとつとめなくてはならないでしょう。

それにしても、留学して将来の夢に燃えていた人たちが、一瞬にして命を失ってしまったことはなんともいいようがありません。

よりによってあのCTVビルが、無残に崩壊していることがなんともいえません。他のビルは壊れてもいても、あのビルほどひどくはありません。

はじめ、エレベーター部分が強固なことによる、ねじれ現象での倒壊(しかし崩壊に近いですね)かと思われましたが、その後、一階と二階部分に、隣接するビルの解体のために、壁に穴が開けられていたことが分かってきました。それもよりによって地震の前日にドリルで穴を開けられたそうですね。

地震は天災ですが、このビルの場合は人災であるといえるのではないでしょうか。

なんとも言いようがありません。しかし、日本も東京もいつ地震が起きるか分かりません。できる限り、人災になるような部分は取り除いておきたいものです。

お亡くなりになった方々のご冥福を祈るばかりです。