風月庵だより

猫関連の記事、老老介護の記事、仏教の学び等の記事

偽善と良い人

2015-01-21 19:09:19 | Weblog

1月21日(水)雪チラつく【偽善と良い人】

今日は、朝から雪がチラつきました。寒いですね。

さて、先週、知人の家の法事に出かけたときのことです。後席で、いろいろな話題が出ました。その中の話題の一つを紹介いたしましょう。

「この子はとても良い子なのに、他の兄弟に今、話しかけてさえもらえないんですよ」。と、お母さんが言いました。この子と言われた子は、子供のころから、良い子でした。上のお兄ちゃんたちは、二人とも非常にユニークな考えと、生き方をしていますが、彼は本当に良い子なのです。

「どうしたの」と尋ねましたところ、昨年彼らのお父さんがお亡くなりになったのですが、その時のことだそうです。上の兄たちが、家の中のことを何も手伝わないで、ゲームをしていたのだそうです。

それで、その良い子が、ゲームなんかしていないで手伝わなくては、というようなことを言ったのだそうです。

その言い方にも問題があったのでしょうが、末の弟に偉そうに意見をされて、上の兄たちは、むかついたのでしょう。それ以来、話しかけても、返事もしてもらえないのだそうです。

「兄たちの為にもゲームなんかしている場合じゃないと言うべきでしょう。僕はこのことについては謝るつもりはありません」と、良い子は言います。

「あのね、人の為、と書いて偽善の偽だよね」と、私は言いました。偉そうですが、お許しを。

「君は自分が一生懸命に働いているのに、お兄ちゃんたちが働かないでゲームをしているのが、よくないとおもっているのでしょう。いつでも、何をするにしても、It is my pleasure.の精神なら、人を責めないし、まして目上のお兄さんたちに意見をするなんて生意気だとお兄ちゃんたちは思ったんじゃない。」

「まして目上の人に、正当論を言うことほど失礼なことはない、と私は思うけど。君は自分は正しいと思ってるでしょう」。

良い子ほど、正当論を言うことがあると、つくづく思うのですが、正当論を言われた人は目上の者なら、一層嫌な思いをすることに気をつけなくてはならない、と、私は常々思っているます。

もしかしたら、お兄ちゃんたちは、ゲームをしながら、大好きなお父さんがお亡くなりになったのを、心の中で泣いていたのかもしれないのです。

〈座っている左から2番目は、この3匹のママです。右側の茶トラは、内猫のタローです。時々外猫の兄弟たちと楽しく遊んでいます。そのまま外にいるのが好きかと思うと、やはり、家の中に帰ってきます。他の3匹の子猫(もう一匹外にいます)は、外が好きなので、外の猫ハウスで寝ています。猫の兄弟はおなじ時に産まれたにも拘わらず、性格はそれぞれ全く違います。)


マスコミ誘導の脅威ー放火犯人とされた僧侶

2015-01-02 14:53:06 | Weblog

1月2日(金)晴れ【マスコミ誘導の脅威ー放火犯人とされた僧侶】

昨日は情報社会の問題について、書きましたが、それに因みまして、やはり情報社会に生きている脅威について書いてみたいと思います。

昨年、私の知り合いの老師、知り合いというよりも尊敬している老師という表現の方があっていますが、テレビや新聞に全くの事実無根のことを報道されました。事実無根というよりも捏造された事件といった方がよいでしょう。

僧侶が放火したという記事を目にした方も、このブログの訪問者の皆様の中には、いらっしゃるかもしれませんね。

これは全く仕組まれた罠です。その老師はそのような愚かしいことをするはずは全くありませんし、体調が大変悪いので、そのようなことをできるはずもありません。しかし、防犯カメラに写っていた、というのです。

その防犯カメラの映像がテレビで流されたそうですね。たまたま私はその頃、忙しくてテレビを観ている時間がありませんでしたので、後から知ったような次第ですが、その映像をみていれば、それについてもなにかかけたのですが、誰かが顔を隠して、老師になりすまして、垂れ幕に火をつけたようです。第一、何のために寺の近くの家が防犯カメラを設置する必要があったのでしょうか。それも疑問ですし、夜中にその家の前に住んでいる女性が、逃げていく姿を目撃したという目撃証言というのもあります。そんな夜中に家の外に出ていたのでしょうか。できすぎているストーリーは、つまり「罠」だからです。

あまりに素晴らしい老師が入寺なさって、自分たちの思うように寺を自由にできなくなり、ご住職を追い出そうとかかっているのではないかというのが、私の見方です。他宗教の人が宗教法人登録をされているお寺を乗っ取るということはできないのですが、自由にしたいのではないでしょうか。

これは私の推測にすぎませんが、あまりに想像を絶する事件であり、これがあまりにスピーディーに警察に通報され、あまりに都合よくマスコミに報道される手際のよさにも疑問があります。裏で権力や警察を動かせる人物がいるのではないかと疑われます。

かくて、重病のご老師が、垂れ幕を燃したという嫌疑をかけられ、21日間も留置場にとどめ置かれたという、人権蹂躙の事態にも理解しがたいものがあります。

皆さん、マスコミ誘導にはくれぐれもお気を付けください。テレビや新聞が真実を報道するとは限りません。私は特にマスコミと戦いたいわけではありません。テレビは大好きです。ただこの情報社会にはいくつもの危険と落とし穴が潜んでいることをこのようなことからも知ってほしいのです。

また、この記事を目にして、ひどい僧侶がいるものだ、と思った方々は、どうぞして、この報道は間違いであることを知ってほしいと思います。

身近に潜んでいる、何時あなたにも訪れるかもしれない罠にくれぐれもご用心いただき、透徹した目で真実を見分けて生きていかねばならないと思います。

皆さん、どうぞ、健康にもお気を付けください。どうぞ、幸多き日々でありますように。

 


Wikipediaにあった私の紹介の誤記について

2015-01-01 17:54:15 | Weblog

1月1日(木)風花舞う【 Wikipediaにあった私の紹介の誤記について】

あけましておめでとうございます。皆さまいかがな元旦をお迎えですか。私は、午前中は檀家の皆さんのご祈祷をさせていただきました。午後は頂戴した年賀状を読ませていただきました。

私自身は年末あまりに忙しく、年賀状を書く余裕がありませんでした。いつも時間に使われている日々の昨年でしたが、今年はなんとか時間とよき友として二人三脚でいけたらと願っています。

ところで、たまたま午後姉の家族が遊びに来まして、姪の4歳になる可愛い坊やが「仮面ライダー」が好きとかいうことを言いましたので、私もかつて仮面ライダーの脚本を書いたことを言いましたら、そのペンネームで記事を探し出してくれました。Wikipediaに載っているというので、読みましたところ、私に関する項目は全く違っていましたので、本人による修正はできないものかと、Wikipediaにアクセスしてみましたが、どうも修正のメールをどこに送ったらよいのかわかりませんでした。どなたかご存知の方がいらっしゃったらお教えください。

情報社会とはいえ、間違いが事実のように一人歩きをしていることを身近にわかりますと、なんでも鵜呑みにすることの危険を実感します。

因みに私に関する項目は以下の通りです。

  

丸山文櫻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
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丸山 文櫻(まるやま ふみお)、生没年不詳)は、日本脚本家北海道出身。女性。

 

 

来歴[編集]

  • 1973年、小説家隆慶一郎に師事しライター活動を行っていた折、隆と親交のあった先輩プロデューサーからの要請で、「仮面ライダー」の96話の脚本を執筆している。
  • 当時、丸山は23、4歳で脚本を書いた経験が全くなく、同番組のプロデューサー・阿部征司の助けを借りて二晩かけて完成させたとの事。本作は主人公・本郷猛が1話中で3回変身するという、全98話の中でも異色の作品となっている(通常は前半パート1回、後半パート1回の2回変身が多い)。以後、映画・ドラマ問わず、これ以外に丸山が手がけた脚本が発表されることは無かった。
  • その後は隆との折り合いが悪くなり、北海道に帰郷した末に自ら命を絶ったという。(『別冊宇宙船 仮面ライダー怪人大画報』(朝日ソノラマ・2007年刊)より)

主な作品[編集]

★確かに、私が96話を書いたことは事実です。しかし、私は群馬県の出身ですし、隆慶一郎という先生は全く知りません。また阿部征司というプロデューサーも全く知りません。また自ら命を絶っていませんで、生きています。また、私は才賀明という脚本家のもとで、5年間内弟子としてお教えいただきました。

悪意によって編輯されているとは思いませんが、事実と違っていますので、情報社会の問題点を自分の記事によって知った平成27年の幕開きでした。

しっかりと目を開けて生きていこう、と改めて思った次第です。皆様も思いがけない理不尽ともいえる出来事に出会うことがあるかもしれませんが、きちんと食べて、きちんと睡眠をとって、この一年ものびのびと、かつボーッとしないようにして生きてまいりましょう。

皆様の一年の幸多いことを祈っています。